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【本要約】富を築くために必要なマインドセットとは?『サイコロジー・オブ・マネー』【書籍レビュー】

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『サイコロジー・オブ・マネー』は、モーガン・ハウセルが執筆した、お金に対する考え方や心構えを見直すための一冊です。この本は、単なる財務管理の方法ではなく、長期的に「富」を築くための心理的なアプローチを教えてくれます。本書の中で語られる実例をもとに、お金に対する新しい視点を得ることができます。


お金持ちの心構え

本書で紹介される2人の対照的な男性、ロナルド・リードとリチャード・スコーンのエピソードは特に印象的です。リードは清掃員として働きながら、倹約と長期投資で10億円もの資産を築きました。

一方、スコーンは高学歴でエリートなキャリアを持ちながらも、過剰な支出と金融危機で破産しました。このエピソードは、富を築くには収入や学歴以上に、お金との向き合い方が重要であることを示しています。

お金で買える「自由」の価値

ハウセルが強調するもう一つのポイントは、お金で買える最大の価値は「自由」であるということです。多くの人が高級車や豪邸にお金を費やしますが、真に幸福感を得られるのは、他人の目を気にすることなく、自分の時間を自由に使えることです。この「自由」は、豊かな人生を送る上で欠かせないものです。

投資の基本:福利の力を活かす

富を築くための具体的なアドバイスとして、ハウセルは「福利」の力を最大限に活用することを推奨しています。投資に時間をかけることで、雪だるま式に資産を増やすことができると述べています。ウォーレン・バフェットの成功も、この福利を味方にした長期投資の賜物です。

投資で失敗しないための心構え

ハウセルはまた、投資において重要な心構えとして、「リスクを避けずに受け入れること」と「投資をやめないこと」の重要性を説いています。市場の変動に一喜一憂せず、長期的に見れば投資は必ず報われるという楽観的な視点を持つことが、成功のカギとなるのです。

まとめ

『サイコロジー・オブ・マネー』は、お金に関する新しい考え方を提供し、単なる財務管理の教本を超えて、人生全体に影響を与える内容です。節約、投資、そして「自由」の価値を理解することで、長期的な富を築くための確かな基盤を作ることができます。お金との付き合い方を見直したいと考えるすべての人に、この本は強くお勧めです。



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