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菫の独り言

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とりとめもない話をぽつりぽつりと。
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束の間の女子力

束の間の女子力

お風呂キャンセル界隈なんて言葉がある現代
よく言えば私もお風呂キャンセル界隈
悪く言えばただのズボラ女

100歩譲って風呂に浸かるのは好き
温泉も好き
でも出てからのドライヤーが世界一嫌い
ドライヤーが嫌すぎて風呂キャンセルしてる
って言っても過言ではないくらい

大きな声で言えないけど夏とか正直髪乾かせない
日々のセルフケアがきつい
化粧水とかもぬれない
クリームなんてまず持ってない
眠いが勝

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怒涛の2月

怒涛の2月

私は1月31日急に退職を決めた
去年の夏頃から色んな部署の管理職がちらほらと退職しはじめた後、業務過多に耐えられなくなったその下の社員たちが次々と退職していった
遂に年末うちの部署の係長が退職し
同じ部署の1番よくしてくださった先輩も
2月で退職を決めた
もちろんどれだけ人数が減っても給料は上がらないし人数も増えない
そんな中先輩が退職するとなると自分の業務量がどうなるのかは明白だった

ただでさ

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猫のヒエラルキーは頂点

猫のヒエラルキーは頂点

家族全員踏みつけ起こす
人間と猫
超えることの出来ないヒエラルキーの違いを
感じながら起きる
起こしてくれてありがとうとまで思えたら上出来

鳴きわめく猫
どうやらちゅーるを貰うまで鳴き続けるらしい
とんでもないやつだと思いつつも可愛い
私に言わないとちゅーるを自分で食べることすら
出来ないこの子が愛おしくてたまらない

食べたらうんち
押し出し式なのか?
あと人間がご飯を食べようと座った瞬間

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彼から見る景色

彼から見る景色

彼の見る世界に映る自分が好きで
いつまでもそこにいたいって思った

私が綺麗な景色に見惚れている間に
彼は綺麗な景色にいる私に見惚れていたらしい
いつの間にか撮られたたくさんの写真の中に
彼は私を映す

久しぶりに感じたじんわりとした暖かさに
涙が出そうになった

陽だまりの世界にいるような
こんな幸せがいつまでも続きますようになんて
おとぎ話のように願って、願って、願って

28歳これから1年よ

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よろしくね、28歳

よろしくね、28歳

誕生日って自殺率が高いんだって

改めて生まれてきたことについて
考えた結果死を選ぶのか
それともこの年齢までは頑張って生きようと
決心してその達成感で死を選ぶのか
わかるけどわかりたくない

私も10代の頃何度も死にたいと思った
生きづらい世の中に絶望して
全てを自分の手で終わらせようとした
死ぬことすらできない自分に嫌気がさして
死んでいく人が羨ましくもなった
だけど親の顔を思い出すと
こんな

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3年ぶりに彼氏ができた話

3年ぶりに彼氏ができた話

口の中でクリームソーダが
弾ける感覚がしてはや2週間
目の前の何気ない日常がキラキラして見えた

忘れかけていた久しぶりのこの感覚に
まだまだ戸惑う
なんだか胸がいっぱいになってしまって
言葉が出てこなくなって
少し更新出来なくなってしまってました

辛い時の方が人間らしくて
心の底に眠っている言葉がどんどん出てきて
辛い時の方が私らしいのかもしれない
なんて自分の幸せが怖くなったあまり
自分で追

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27歳、ぎっくり腰になった話

27歳、ぎっくり腰になった話

ある夏の日
連休だったこともあり気分よく
部屋の掃除をしていた昼下がり
押し入れに物を入れようと持ち上げた瞬間
ピキっという音と共に
金輪際私の腰は動かなくなった

今までぎっくり腰というもの自体
言葉としては認識していたものの
実際に自分が患ったことはなかったため
正直何がぎっくり腰か分からなかった

しかし、ピキっという音が鳴った瞬間
あぁこれがぎっくり腰かと瞬時に認識出来た
腰を動かそうとす

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御局女を反面教師とする

御局女を反面教師とする

どの世界にも御局様はいるもので
例に漏れず私の会社にもバッチリ存在する

自分が御局様になる前は
御局様を確実に目の上のたんこぶというか
嫌な存在と認識するのにも関わらず
なぜなってしまうのだろうか

物事の伝え方1つにしても
次からこうやってくれると嬉しい!
と言えばお互い気持ちがいいものの、
なんでこんなやり方をしているの?
というように1度相手を嫌な気持ちにさせる

正直理解出来ない、という

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推しの恋愛

推しの恋愛

アイドルの熱愛が出る度にネットは荒れる
間違いなく推しの熱愛は賛否両論ある話題だろう

これは1つの憶測にしかすぎないが
ただ好きだから応援してますという人は
アイドルも人間なんだから自由に恋愛したらいいという思考になりがちで
好き+推しの夢を叶えたいという思いで
応援している人は
なぜこのタイミングで熱愛しているんだ
という思考になる気がする

好きで応援する分には普通にCDを買ってYouTub

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夏って病まない?

夏って病まない?

お風呂上がりのドライヤーが嫌
せっかくメイクをしても汗で崩れるし
冷房で体はだるいし
セミはうるさいし

そんな気だるさを帳消しにするために
夏祭りとか花火大会があるのではないか
そんなことを考えてしまうほど
遅れてやってくる五月病に嫌気がさす

心底夏が苦手な私は
夏に外出をすることさえも躊躇う
専ら人混み確定の夏祭りや花火大会
なんてものとは無縁の人間だ
それが理由かどうかは定かではないが

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泣きたい夜には

泣きたい夜には

わざと部屋を暗くして
今まであった辛い出来事を思い出して
ただただ涙が溢れてくるのを待つ

楽しいことだけが続くと
幸せなはずなのに
どうしても生きている感覚が薄れる
天邪鬼な人間だ

勝手にあるわけがない人の温もりを求めて
布団にくるまる
ありったけの想像力で
抱きしめられていると錯覚させて

そのまま密のように沈んで溶ける

小さな幸せを感じ続けるには
辛さを実感し続けないといけない
そんな心

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平成が恋しい

平成が恋しい

歳をとったということだろうか
懐かしい話によく花が咲くようになった

好きな人だけ着メロを変えたり
デコレーションメールを送るために
沢山絵文字を集めたり
まだメール来ないかなってセンターに
問い合わせてみたり
決して便利ではないけども
そんな時間がもどかしくて好きだった

プロフ帳なんて今思えばすごかった
あんな大量の個人情報を片っ端から集める
っていう笑
好きな人に渡すのは分かるけど
クラス全

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陽キャマインド

陽キャマインド

自分を陰キャだと自覚したのはいつからだろうか
いや、正確には自分を陰キャと認めたのは
いつからだろうか
小、中、高と陰キャを隠してというか
この性格に抗って生きていた
陰キャあるあるだと思うが
家族の前で友達が多いフリしてみたり
一軍女子と仲良くしてみたり
まぁどれも長くは続かず大学生の頃には
すっかり自分が陰キャだと自覚していたのだが

最近海外のVlogをYouTubeで見ることに
ハマってい

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どうやって日が暮れていくのかも知らずに生きてる

どうやって日が暮れていくのかも知らずに生きてる

晴れの日って夕焼けが見えるじゃない
曇りの時ってどんな景色の中
太陽って沈んでいくんだっけ
空ってオレンジになったっけ
灰色のまま暗くなる?

ブラインドがかかったオフィスで
パソコンを見つめる日々
考える時間も余裕もなかったみたいだ
生まれて27年にもなるのに
そんなことも知らない人生を送っていた
自分に悲しくなった

いつもは離さないスマホを置いて
太陽が沈んでいく様子をずーっと眺めて
答え合

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