初の線状降水帯予測…でも、線状降水帯ってなに?
こんばんは、勉強ファンです!
今日、気象庁が初めて線状降水帯の予測を発表しました。
対象は九州地方だということです。
九州地方の方、気を付けてくださいね!
さて、今日はですね、その線状降水帯についてです!
このワードは去年かな?から聞くようになりましたけど、なんだかわかりにくくて、
調べてみました!
それでは、まずは
線状降水帯とは?
線状降水帯とは、その名前の通り、雨雲(とくに積乱雲)が線のように次々と降る「気象現象」。
でも、正確な定義はなく、少しあいまいなところがあります。
線状降水帯のしくみ
まとめると、
最初に風の収束や地形効果などによって積乱雲が発生。激しい雨を降らせながら上空の風に流されてゆっくりと移動
↓
2.同じ場所で再び新たに積乱雲が発生し、またゆっくりと風下へ移動
↓
3.同様のサイクルを数時間にわたり繰り返すことで、発生地点から風下の狭いエリア内で激しい雨が降り続く
まぁ、おおざっぱに説明すると
同じ場所に強い雨を降らせる雲がずっと生まれる
ということ。
図で説明すると、
GIFで見せると、
線状降水帯の特徴
・同じ場所で数時間にわたり激しい雨が継続して降る
・線状降水帯の予測は非常に難しい
・寿命は1時間程度
・一気に警報級の雨を降らせる(避難判断が難しくなる)
ちょっと待ってよ…
線状降水帯の発生は非常に難しいとされているのに、
気象庁はどうやって予測を発表できたの?
と思った方、安心してください!
説明します!
線状降水帯の予測の仕組み
予測のポイントとなるのは、
水蒸気量をどれだけ正確に観測できるか
です。
普段は、衛星の電波のわずかな遅れを利用して水蒸気量を計測していました。
しかし、今年6月から、
気象庁は2隻の観測船を東シナ海や四国沖に交代で配備し積乱雲が発生しそうなエリアに向かい、観測することにしています。
さらに、海上保安庁の船や付近を航行する民間のフェリーにも機器の取り付けを進めていて、今年度中には合計16隻と観測態勢を強化したいとしているそうです。
(ほかにもラジオゾンデを使っているそうです)
しかし、予測には一つだけ欠点があります。
それは、
線状降水帯予測の的中率が低い
ことです。
線状降水帯を見逃す確率は、3分の2、
さらに、線状降水帯の的中率は
<全国レベル>2回に1回
<地方レベル>4回に1回
と、とても的中しづらいです。
しかし、線状降水帯の予測は1つのことを暗示しています。
それは、「大雨が降る」ということです。
線状降水帯の予測が外れたとしても、大雨になる確率は6割以上で、
市町村の避難基準の素材として役立ちます。
なので、線状降水帯の予測が発表されたら、油断せずに、最新の情報を聞くことが大事です!
今後
気象庁は、
2024年に県単位、
2029年には市町村単位で発表ができるよう、
取り組んでいきたいといっています。
少し時間がかかりますけど、普及できたら役立ちますね!
いかがでしょうか?
線状降水帯はいろいろとわからないことがありますけど、
大雨の時は、「顕著な大雨情報」や「避難指示」などの発表を待たずに、日ごろからハザードマップや避難の際の行動を確認しましょう!
それでは、今日はここまでとしましょう!
また明日、会えるといいね!!( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
(´,,•ω•,,)ノ″マタネェ♪
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