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明日も日本海側で警報級の大雨 近畿にも線状降水帯発生か

どうも、たなかです。

まずは
山陰にお住まいの方、大丈夫でしたでしょうか?

至る所で、浸水被害や土砂災害が
発生したという報道を散見しました。

どうかみなさま全員が
ご無事であることを心から願っております。

では、今日の本題に入ります。

最初に
これまでに降った雨量を確認しましょう。

今日18時までの24時間で

最も降った鳥取県倉吉は327.0㎜
7月の観測史上1位の値を更新しました。

次いで、鳥取県塩津で286.5㎜
こちらは観測史上1位を更新

市街地の鳥取でも209.0㎜
観測史上最大の24時間降水量となりました。

ちなみに
鳥取の7月の平均降水量は188.6㎜です。

また1日でそんな雨降ったんかいな
と思ったそこのあなた。

違うんです。

鳥取は12時間降水量で182.5㎜降ったので

1ヶ月分の降水量が
わずか半日の降水量で上回ってしまいました。

それだけ集中した豪雨となれば

そりゃ、川も溢れるし
土砂災害も発生してしまうわけです…

ではなぜ、そのような
短時間に記録的な大雨となってしまったのか?

その要因の一つとして
線状降水帯」の発生が挙がられます。

線状降水帯の発生自体は予報通りでしたが

このように、あまりにも立て続けに
日本海から活発な雨雲が流れ込んできたため

蓋を開けたら
とんでもない雨量になってしまったわけです。

では、今後の天気はどうなってしまうのか?

詳しく見ていきましょう。

まずは、例によって天気図から。

☝︎これは、今日15時の天気図で

☝︎こちらは明日9時の天気図です。

2枚の天気図を見比べてみてください。

ほとんど同じ場所に梅雨前線が停滞することが
お分かり頂けるかと思います。

山陰や近畿、北陸にお住まいの方は
今日どんな雨が降ったかまだ覚えていますよね。

気圧配置が変わらず
梅雨前線がほぼ同じ場所に位置するということは

明日も今日と同じような雨が降る可能性が
十分に考えられる
ということです。

また、明日の9時の天気図だと

西から大雨の材料となる
非常に暖かく湿った空気が集中的に流れ込みやすい気圧配置であるため

明日も
線状降水帯」の発生する確率が高くなります。

では、雨雲の動きを見ていきましょう。

こうみると

山陰と近畿は
今夜から明日の昼前くらいまで
大雨の可能性があります。

特に線状の強雨域がかかると予想される
山陰や兵庫、大阪は
最大級の警戒をしてください。

明日の夕方までに多い所で

中国や近畿で
150〜200㎜の雨量が予想されてきます。

これまでの雨によって
島根や鳥取を中心に
地中に大量の水分が吸収されているため

土砂災害が発生する確率が
極めて高くなっています。

改めて災害に備えて、寝る前までに

①災害を想定してどういう避難スタイルでいくのかを検討すること
②避難をするしないに関わらずハザードマップや備蓄用品の確認をすること
③身近な人や知り合いに
大雨になりそうだと連絡を取り合うこと

こちらをお願いします。

また
「通勤通学の時間帯に大雨が重なる」
かもしれないので

おせっかいな話で申し訳ありませんが

明日はできるだけ早めに起床していただき

最新の気象情報をチェックした上で
外出される方が良いかと思います。

本当にあと少しの辛抱です。

この雨さえ乗り切れば大丈夫です。

どうか、どうか

皆さんがご無事に過ごせますよう

改めて心から願っております。

何卒、よろしくお願い致します。


🌈以下、参考🌈

☝︎最新の雨の状況☝︎

☝︎最新の危険度分布☝︎

☝︎ハザードマップポータルサイト☝︎

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