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「ぼったくりと初対面のアミーゴと愛」

今僕は旅の途中の新幹線にいて、
過去の記憶、そして初期衝動へと回帰しながらこれを書いている。

「将来カポエイラを真剣に続けていくのなら、就職では無くブラジルへ行こう」と決意し、2008年9月サン・パウロ国際空港に降り立った時、僕を待ち受けていたのは、大きな不安とかすかな希望そして大量のぼったくりタクシードライバーだった。

かつて奴隷貿易が行われていたという、サルバドールの市街地へのバスを降りた瞬間、知り合いなどいるわけが無い僕を指差し、「アミーゴ!」と歓迎してくれたのは、歯がボロボロで、何らかの売人らしき風貌の、「初対面のアミーゴ」だった。

「本当にヤバい所にきてしまったんだな」その瞬間に気を引き締めたのを強く記憶している。

一方で、素晴らしい愛にも触れた。
海岸を歩いていたら、「どこから着たの?」と聞かれ「Japão」と応えると、その場でボディペインティングをしてくれたり、素晴らしい師匠や練習仲間に出逢ったり、力強くしなやかに生きる子供達とエネルギーを分かち合ったりした。

確かに、当時の自分を振り返ってみると、将来の不安や世間体や現実的超理不尽に、何度も苛まれてその度に一喜一憂したり憂鬱になったり絶望したりしたけど、「思考や予定調和」と同じくらい「直感と未知」に突き進んでみることは大切だと今は思う。

当時は自分でスタジオをやるなど夢にも思わなかったけれど、凄い勢いで様々な事が現実化したなあと思う。そしてそれは、決して自分一人の力などではなく、過去に支えてくれた人達、そして今も支え続けてくれている人達のおかげだ。

その愛と恩恵と今の子供達へ僕ができることは、出がらしの様な指導者で居ることに甘んじる態度ではなくて、日々アップデートを続けフレッシュな指導者で居続けることだと思う。

明日から4日間、京都の禅道場で身体操作の修業へ入ります。また新しい気付きを得て、皆様と共有できるように頑張ります。

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