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チームビルディングで組織改革!〜ヴィッセル神戸〜福富 信也脱 トップダウン思考

ヴィッセル神戸は低迷が続いていた。

そこにチームビルディングの達人、福富信也さんが組織改革で介入し、

チームは偽りの平和から脱し、


結果、天皇杯優勝。


選手やスタッフには一体どんな変化があったのか?


チームビルディングの話がとても学びが深いのでポイントをまとめた。(記事の最後に元日本代表岡田監督の推薦書も記載しましたので最後までご覧ください。)

福富 信也:脱 トップダウン思考 -スポーツから読み解くチームワークの本質

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https://www.tv-tokyo.co.jp/footbrain/smp/

チームビルディングのポイント

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1. ナビのセット

目的を共有すると組織に一体感が生まれる。

何故その目的を達成するのか?を議論し合うことが重要。

カーナビでも最初に、目的地をセットして、有料道路か、最短距離かなど手段を選択する。


サッカーの場合、なぜ勝つのか?を、


サポーターの笑顔のためにセットすることで、ファウルや個人の目的だけではなく、チームでの共通目標を改めて設定。


外国人選手含め、偽りの平和で誰も本音を言わない組織から、チームに変化が出てくる。


2.心の安全

偽りの平和で意見を出さないとチームの全体像が出ない。

・各自の思いは全体像を作るために大事
・リーダーは意見を許容、促進する
・その各選手の多様性や新しい視野をチームで受領


ワークショップの事例として、「〇〇ロール」と皆で書き出しあってみる。すると、


・コントロール
・ロックンロール
・コレステロールなど


多様な「ロール」が見出せて、多様性、複数視点の受入れを体感できる。

なるほど、面白いワークショップだ。今度やってみよう


3.納得感

・納得感への議論時間の大切さ、後から修復は困難
・〇〇なら出来るに視点を変えてできることにフォーカス、これな自信に変わる


色々な意見が出た後、必ず納得する解をを皆で共有して腹落ちさせること。


それがないまま進み、合意や納得がないまま進むと、あらぬ方向へ進み、後から修復には大きな時間を弄してしまう。


できないことにフォーカスするのではなく、


各選手ができることに目線を合わせて、チームでの副次効果・ダイナミクスを作り上げていく。


そのために納得するまでの議論はとても大事になる。


4.決断と責任

・リーダーは失敗したときに自責出来ること


正解がひとつではないネット時代は情報が対象化しつつあり、強烈なリーダーは通用し難い。


そのため、各意思決定の責任はリーダーにあると自覚し、「自ら責任は自分にあると言える」ことが必要になる。


響いたコメント

・変化の連続する時代に常に進化が求められる、サッカーはそれの最たるもの
・変化に対応する訓練を選手たちは毎日している

これは社会人にも誰にも当てはまる貴重な教えだな。


この教えは書籍に纏まっているようなので読んでみようと思う。


しかし、プロフェッショナルのサッカー選手を国内外から集めて一つの集団にして目的を達成していくのは本当にすごいな。


ハリウッドスタイルと言われる、各界隈でのプロ集団を集めて、最高のアウトプット映画を出す(現状だとNetflixの様な形)仕事のスタイルが増えていく中で、とても参考になる事例。



外部のコーチが沢山所属していくのもわかる気がする。今後も注視していこう。


2020/1/25追記:1500円位だったのに、5千円近くになっている!マジか!


福富 信也
脱 トップダウン思考 -スポーツから読み解くチームワークの本質

参考図書

ビジネススクールでMBAを取得した時に一番わかりやすかった本。マネジメントや組織行動論の問題はこの本に網羅。性格や特性別に個別に人のマネジメントが必要など、自分の悩みなど既にアカデミックと歴史が解決してソリューションを提示してくれている。悩んだらこの本を開くと答えがある。

今ほど「学習する組織」が強く求められる時代はないであろう。学習する組織とは、目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける組織であり、その目的は皆が望む未来の創造である。学習する組織には唯一完全の姿があるわけではない。むしろ、変化の激しい環境下で、さまざまな衝撃に耐え、復元するしなやかさをもつとともに、環境変化に適応し、学習し、自らをデザインして進化し続ける組織である。

最強の組織本はこちら。コレぞ求めていた話。コレ↓もMBAで推薦された本。

「あなたは、どんな組織をつくりたいのか?」「その実現のために最善を尽くしているか?」と問われている感覚があった。でも、一気に色んなことをせずに、まずは目の前の一人に心から向き合うこと。それが自分にできる唯一の道であり、それに気づかせてくれた『ティール組織』に、心から感謝を。――岡田武史(株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長、元サッカー日本代表監督)

組織やチームの話はこちらもおすすめです。


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