僕の飲食店 コンサル編⑥価格
今回は、
価格とバランスについて
商品やサービスに対しての
「値段」があります。
原価や、売り方 場所、
お店のコンセプト 等によって
「価格」は変わってきて…
いつものように
☆焼き鳥屋さんの話ですが
一般大衆の居酒屋や焼鳥屋が
通常でよく使うであろう
「若鶏(ブロイラー)」や
国産の量産鶏等は 原価が安く
1本100円~で売れたり
が、その土地の銘柄鶏や
「朝引き」などと呼ばれる
鮮度抜群の食材などは
仕入れ価格もグンと上がり
その上の「地鶏」と呼ばれる
ものもあり それだけで
価値がある種類となります。
商品・食材に対しての価格は
例えば 地鶏の串焼きなどは
1本400~以上でもおかしくはなくて
いわゆる「専門店」などの看板を
掲げるだけで単価が上がっていきます。
また。お店の広さや
店の作りなど
「個室」で接待や記念日、同伴に使う
スタイルであるならば 高めの設定でも
大丈夫でしょう。
価値を上げることで
値段が上がります。
それは
食材や店の作りもそうですし
料理のクオリティや
提供の仕方だけでも
変わってくるので
焼き鳥屋、では無く
鶏料理専門店では
どうでしょう?
それとも、
☆個室で 地鶏のコースのみ☆
こんな感じにすると
高級感が出たり
プレミアムな感じで
値段が高くても行こうと思ってしまいます。
何の変哲もない、焼き鳥屋さんが
1本1000円だったら
行きますか?
・店のサイズ
例えば10坪のお店があって
厨房や機材、その他もろもろで
客席の数を10席として
カウンターのみなら 10席だけど
ゆっくり座ってもらおうと
テーブル席にしたら
8席しか取れませんでした。
客単価(お客様が1度の食事で使う平均的なお金)
3000円だとしたら
満席となって
3000円×10席=30000円
3000×8席=24000円と
6000円差が出ます、
ここで、「座席の使用率」と
いうのがあります。
テーブル席で
2人で座れる所に 1人しか座らない
4人のテーブルで3人とか2人しか座らない そんな状態で、
「満席率」ともいいます
先程の焼き鳥屋さん
テーブル席
2人テーブルが4セットだとして
常に2名様が来てくれれば良いのですが
1人のお客様も
もちろんいます。
そうなると、相席をしない限り
満席の状態でも
7名~5名とかの可能性も。
席の使用数、
で想定する売上が変わってきます。
「おひとり様が気楽に来れるお店」
そんなコンセプトを想定しているのであれば その辺も計算ですね。
また、「回転率」というのがあります。
これは
その、営業時間で 席やテーブルが
何回使われたか?
と、いうもので
滞在時間が短いお店の場合、
・ちょい飲みや軽食
・立ち飲み
など サッと飲んで食べて……
でしたら
夕方5時ならオープンで
11時まで営業として
6時間
その中で、何回お客様が入れ替わったか?
3回くらい、入れ替わりがあるのなら
約3回転
席数×満席率×回転率で
おおよその売り上げが、計算できます。
考え方が分かると簡単なのですが
落とし穴もあります
詳しい事は、また。