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モノづくり日記

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#オーダーメイドジュエリー

改めて思うこと

改めて思うこと

すっかり肌寒くなりましたね。

二十四節気でいうと、ちょうど今日10月8日は「寒露」で朝晩の冷え込みがしっかり感じられる頃。急に暦においついた感じがありますが、確かに秋が深まってきていますね。

先日、ある方を偲んで、憧れの先生とランチをご一緒しました。

その方は9月にご病気で亡くなられたのですが、私は一度だけお会いして、次回、先生と3人でお茶をする約束をしていました。

・・・・

先生のご紹

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魔法の言葉。

魔法の言葉。

年末にオーダーをいただいていたリング達が続々とあがってきました。
既に納品させていただいたリングも幾つかあって、にぎやかな納品のスタートでありました♪

しかし、もう何度も作っているリング達なのに、実はいろいろ修正がでたり作り直したりで、つくるのがとても難しい商品だったのだ、と改めて気づかされる。

まず、サイズ出しが難しい点があります。
通常のリングは指を入れる部分が〇真円で測りやすいのですが、

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今はパールとダイヤモンドな気分。

今はパールとダイヤモンドな気分。

最近はパールやダイヤモンドを素材にしたジュエリーばかり作っている。

もともとveretta 8va <ヴェレッタ オッターヴァ>というカラーストーンに力を入れているブランドを16年やっていたから、私が作ってきたジュエリーの大半はカラーストーンで、ありとあらゆる種類のカラーストーンのジュエリーをたくさん作らせて頂いた。

ブランドデビュー当初の2004年頃は、カラーストーンのブランドは殆どなくて、

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世界中で愛される蝶モチーフ。

世界中で愛される蝶モチーフ。

蝶々ピアスがやっと出来上がりました。
珍しいハーフムーンダイヤモンドとペアシェイプのダイヤモンドをつかった贅沢なピアスです。

蝶が佇んでいるところから、“ ぱっ!”と羽根をひらいた瞬間の感じが出るといいな、と思ってつくりました。今まさに飛び立ったイメージです。
なので、4枚の羽根の中心から、外にむけてのラインをしっかりと刻み込んでもらいました。
ギンギンに尖ったヘラという道具で刻んでもらいました

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蝶々モチーフのジュエリーとフランソワ・ポンポン。

蝶々モチーフのジュエリーとフランソワ・ポンポン。

今、1粒ダイヤモンドでモチーフジュエリーをつくっています。
既につくってあるリンゴやウサギのピアスに、新たに「蝶々」をいくつか仲間入りさせたい考えです。モチーフジュエリーの中でも、蝶々はとても人気で、私も大好きなモチーフの一つです。これまでも沢山つくってきました。

人気の秘密は、その蝶モチーフの意味合いと可愛らしく美しいフォルムだと思います。蝶々のフォルムは、リボンのようにもみえて女性の心をくす

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想像と現実の、勝手に美しいジュエリー。

想像と現実の、勝手に美しいジュエリー。

先週末、お願いしていた原型とサンプルがいくつか届いた。通常のデザイナーさんだと、きっとこの瞬間をワクワク楽しみにしながら、届いた荷物の封をいち早くあけるのだろうが、私はどうしてもワクワクしたことがない。はじめの頃からそうだったかは覚えていないが、いつからか、サンプルが届いても封を開けたくないし、気持ちも沈んでいる。その日に開けないことも珍しくない。

それは、今まで幾度となく繰り返されてきた落胆に

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モチパールが好きなわけ。

モチパールが好きなわけ。

先日、オーダー用のモチパール(淡水パールでお餅のようなカタチをしたものを勝手にそう呼んでいます。)をお送りして色味を見ていただいたお客さまから「淡水パールは、こんなにも色んなカタチや色があって、偶然できあがるのですか?それともカタチを予測して養殖しているのですか?」とご質問をいただきました。

最近では、星型やハート型の淡水パールも出回っています。それらは、その形状の核(カク)を貝に入れてカタチを

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