見出し画像

魔法の言葉。

年末にオーダーをいただいていたリング達が続々とあがってきました。
既に納品させていただいたリングも幾つかあって、にぎやかな納品のスタートでありました♪

しかし、もう何度も作っているリング達なのに、実はいろいろ修正がでたり作り直したりで、つくるのがとても難しい商品だったのだ、と改めて気づかされる。

まず、サイズ出しが難しい点があります。
通常のリングは指を入れる部分が〇真円で測りやすいのですが、これは上の部分があいているフォークリングと呼ばれるカタチ。おまけにそこに装飾やらパールがついている。

パールの形状や大きさによっても指にかかってくる部分が違うので、個々に微妙にサイズが変わってくるのです。

出来上がったリングは自分の指にはめてみて、「これは12番のサイズじゃない」とか「これは10番でOK。」とか、そうやって実際の指でサイズを確かめるしかない。自分の指にないサイズは、そのサイズの指をもっている人を探す。苦笑

なんて面倒くさいリングを作ってしまったのか、検品のたびに凹んでいる。

あと、今回の作り直しは私の伝え方が悪かった。

年末にバタバタとオーダーを頂いて、もう慣れているからと簡単に伝えてしまい、しっかりと確認することを怠った。

・・・死んでしまえっ! 心の中で自分に叱責。

「伝わったことが情報」という、お世話になった会社の教訓みたいなものを思い出す。確かに。

相手に伝わってはじめて機能してくる情報なのだ。
次からまたちゃんとやろう。

嫌な顔ひとつせず、協力してくださる工房の方達には、感謝しかない。
「本当にありがとうございます。」
内心、「もう濱田さんとはやりたくない」って言わないかと、少々びくびくしている。汗

しかし、こんなに沢山ジュエリーを作ってきても、ちっとも上手くならないなー。5年前も今もそう思っていて、10年後も思ってそうだなー。

まあ、それでもこの仕事を止めないのは、
お客さまからの「気に入ってます!」などの魔法の言葉を頂けるからで、

もっともっと魔法の言葉をもらえるように精進します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?