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建築家とは

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#コロナ

【architect】建築家とは…ウィトルウィウスに学ぶ

大学に入って初めて教えられたのは古代ローマの建築家ウィトルウィウスの著書『建築について』の中で記されている建築に求められるのは”用・強・美”であるという言葉である

つまり「よい建築は、堅固さ、快適さ、快という3つの条件によって成り立つ」ということを説いており、これを満たす建築をつくる職能が建築家の役割ということになる

大学ではまず建築家とはなんぞや?というところから入る
これは大事なところなの

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【architect】建築家とは…坂茂に学ぶ

【architect】建築家とは…坂茂に学ぶ

新型コロナによる二度の緊急事態宣言が終わった

次はいつ緊急事態宣言が出されるのだろうか?
もうリバウンドははじまっている

二度目の緊急事態宣言が始まるまで
『政府は何をやっていたんだ!』
という世論が多かった

確かに時間もあった
予測も立てられた
予測不能な未知の世界との闘いなのだから、何十、何百という可能性に対する対処策を想定していて然るべきではないかと思ってしまう

災害についても同じこ

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【vision】アフターコロナの建築

【vision】アフターコロナの建築

日本のよくある街並みにある建築の多くがなぜこんなにもセンスがないのか疑問に思うことがある

そんな問いに対して、仮説を立ててみた

人は『意識の時間』と『無意識の時間』を生きている
『意識の時間』とは学校や会社に行ったり、遊びに行ったり周囲の人に見られている時間なので、オシャレをしたり化粧をしたり、自分がどのように見られているか意識している
一方の『無意識の時間』は、例えば家の中でボーっとしていた

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【vision】アフターコロナの建築|森山邸|西沢立衛

【vision】アフターコロナの建築|森山邸|西沢立衛

20年ほど前、私が学生だった頃から建築のアイデアコンペなどで『分離派』と私が勝手に名付けた建築が出てきたように思う

『分離派』というのは、敷地を越境して、街全体を敷地と捉えて、お風呂やキッチン、リビングに寝室、書斎など住宅の要素が、街の中に散らばっているようなアイデアだ

当時は何を言っているんだと思ったものだが、2021年現在実際にこのような暮らし方は現実化している

お風呂はフィットネスクラ

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