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「やりたいこと」が今時点でわからなくても、きっと大丈夫

自分の本当にやりたいことが、わからない。

こう思う人は少なくないのでは?

「そんなこと思ったことない」という貴方は、
ウルトラ・ミラクル・ハッピー・ヒューマン。


少なくとも私は、今後のキャリアを考えるたびに
やりたいことが明確に出てくるほど仕事の経験はないし、自分はなにがやりたいんだろう……」という思考に行きつくことが多い。

「やりたいことの見つけ方」もやってみた。


本書のポイントは、
「やりたいこと」を、以下の3軸に分解して考えるということ。

「大事なこと」:価値観
「得意なこと」:才能
「好きなこと」:情熱

これらを見つけるためのワークがわかりやすかった!

それぞれの軸に対して、
「特にこれ」という答えが出せる人にとっては有用な本だと思う。


ただ、私の場合「得意なこと」「好きなこと」が複数出てくる一方で、
結局「特にこれ」が決まらず、具体的な「やりたいこと」に至らなかった。

どうしたものか……と思っていたが、
様々な分野の本を読む中で、こんな共通点をみつけた。

やりたいこと 
= 可能性(あらゆること) − やりたくないこと

大事です(本記事の主張)

つまり、「やりたいこと」とは、
「やりたくないこと」を差し引いて、残ったものだ。


「非常識な成功法則」という本には、
面白いエピソードがあった。

ベティ・エドワーズという美術教師がいる。絵を教えることについては、天才的な人だ。 彼女は言う。 「親指を描きたいなら、親指を描こうとしてはいけません」 「親指を描くなら、親指の周りの空間を描きなさい

「非常識な成功法則」


「愛するということ」という本には、
最高の存在である「神」を、否定的な形(〜ではない)でしか知ることができない、と書かれていた。

人間は最高の実在を、否定的にしか知ることができず、絶対に肯定的に知ることはできない。「神が何でないかはよく知ることができるかもしれないが、神が何であるかを知ることはできない。

「愛するということ」より


「自問自答ファッション」のあきやあさみさんの本にも。

「何を着るのか」ではなく「何を着ないのか」を決める

「一年3セットの服で生きる」


極めつけに、宮崎直人さんの文章術の本にも。

文章とは彫刻である。(中略)
正確には、彫刻の土台となる木を切り出すところ、つまり、自分の中にあるすべてのものをアウトプットして、土台となる文章を作り、そこから削って文章を作っていきます。

「秒で伝わる文章術」より


……そういうことです。

やりたいことよりも、
やりたくないことの方が、具体的なものが出てきやすい気がする(人間の性?)。

「本当にやりたくないことは、徹底的にやらない」とだけ決めて、残った可能性を「暫定解」として、正解にしていきたい。🗿


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