北乃銀猫

短歌を詠んでいます。 無所属、独学の歌人見習いです。 一日一首投稿を目指しています。

北乃銀猫

短歌を詠んでいます。 無所属、独学の歌人見習いです。 一日一首投稿を目指しています。

マガジン

  • 銀猫猫短歌

    短歌をはじめたきっかけは、我が家の猫たちへの気持ちを残しておきたくなったからです。 彼らとの出会いに感謝するわたしからのラブレターです。

  • 銀猫母短歌

    母との関係にいい思い出はあまりありません。いまだにいろいろ葛藤があります。そんなこんなを短歌にしています。

  • ご紹介ありがとう

    わたしの短歌、わたしの記事をご紹介くださった方の記事をマガジンにしています。

記事一覧

固定された記事

短歌:桜の海に溺れる

 自宅から二時間半ほどクルマを走らせて、桜の名所に行ってきました。  どうやら、過去に二度、ここに桜を見に行ったことがあるようです。二度目は覚えているのですが、…

北乃銀猫
3週間前
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短歌:昼酒万歳!

 住んでいる自治体では五月に「ライラックまつり」という催しが行われます。地ワインを楽しめる会場が作られるので、毎年足を運んでいます。  屋外イベントなので、天気…

北乃銀猫
19時間前
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短歌:夢寝見

 寝室の窓が東向きなので、今時期からしばらくの間、起床時間まで眠り続けることができません。ちなみに、2024年5月20日の日の出時刻は4:06です。  遮光カーテンがあま…

北乃銀猫
1日前
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猫短歌:好きな時間

 次女猫、御年もうすぐ16歳のお昼寝の定位置はテーブルの上で、わたしの定位置のすぐ横にお昼寝ベッドを置いています。  パートナーとわたしは、コーヒーを豆から淹れて…

北乃銀猫
2日前
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短歌:日記いまむかし

 多感な時期に日記を書いていました。  スマホやパソコンがない時代(があったのですよ)でしたから、手書きのアナログ日記でした。  わたしの母は支配欲の強い人間で…

北乃銀猫
3日前
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短歌:重荷は降ろせ

 わたしはこうすることがうまくできなくて、いまだに試行錯誤しています。  人生って、あるタイミングで薄情なくらいのイキオイで守りの姿勢を捨てることが必要だと痛感…

北乃銀猫
4日前
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短歌:注射はキライ

 次女猫の定期通院で動物病院へ行ったら、わんこたちで混雑していました。  五月は、狂犬病の予防注射とフィラリア予防のスタートで、病院はわんこたちで混みこみになり…

北乃銀猫
5日前
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短歌:次は何年後?

 昨日に続き、オーロラ短歌です。  低緯度オーロラなので、ヘッダー画像にある光のカーテンのようなものが見える訳ではありません(ヘッダー画像は、カナダのオーロラと…

北乃銀猫
6日前
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短歌:ほんとに見える?

 低緯度オーロラが出現しそうだという話を聞いて、二階の窓から北の方角を見ていました。  陽が落ちる西の方角は、窓のほぼ正面に道路が延びているのできれいな夕陽を見…

北乃銀猫
7日前
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短歌:夏を待つ

 冬が去り春が来るのはうれしいものですが、わたしの場合、春に続いて夏が来るからうれしいとも言えます。そのくらい、北国の夏は短いのです。  異常気象のせいなのか、…

北乃銀猫
8日前
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猫短歌:齧っていいよ

 アスパラの季節がやってきました。  次男猫はアスパラの穂先が大好きでした。庭から採ってきて洗って、水切りかごにいれておくと、いつのまにか穂先だけ齧ってしまいま…

北乃銀猫
9日前
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短歌:春の音

 わたしが住む自治体は政令指定都市ですが、自宅は、隣の自治体との境目近くのかなり郊外です。このあたりには、すばらしい家庭菜園を作っているお宅がたくさんあります。…

北乃銀猫
10日前
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短歌:五月の暖房

 わたしが住む地方では、室内で暖房を使い、半袖でビールを飲むことがめずらしくありません。冬季の屋外は厳しい寒さですが、その分、家の中をガンガン暖めるのです。室内…

北乃銀猫
11日前
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短歌:そういう気分

 わたしが育った家からの最寄り駅は、地下鉄の駅です。ふだんはだいたいどこへ行くにも、まずはそこから地下鉄に乗って出掛けました。  ですが、多少歩くことを厭わなけ…

北乃銀猫
12日前
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短歌:自然の悪行

 桜が過ぎてもまだ春の花の季節は続くのですが、冬が長い当地に住んでいると、どうしても夏が待ち遠しくなってしまいます。最近はこの地とは思えないような猛暑が続く夏で…

北乃銀猫
13日前
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猫短歌:季節のうつろい

 つい最近もこんな歌を載せました。  やはり、猫は気持ちよいところを見つける天才です。  冬とは違う角度で陽が射して来ますから、猫たちの居場所も変わるわけです。 …

北乃銀猫
2週間前
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短歌:桜の海に溺れる

短歌:桜の海に溺れる

 自宅から二時間半ほどクルマを走らせて、桜の名所に行ってきました。

 どうやら、過去に二度、ここに桜を見に行ったことがあるようです。二度目は覚えているのですが、一度目の記憶がまったくないことをパートナーに指摘されました。

 大変有名な名所なので、混んで混んで大変な場所なのですが、ゴールデンウィーク前のギリギリ平日ののどかな時間に訪れたおかげで、しあわせな状態で鑑賞できました。無職万歳!(自虐的

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短歌:昼酒万歳!

短歌:昼酒万歳!

 住んでいる自治体では五月に「ライラックまつり」という催しが行われます。地ワインを楽しめる会場が作られるので、毎年足を運んでいます。

 屋外イベントなので、天気が重要。仕事をしていたときは、当然、週末しか時間を割けませんでした。そんなに長期間の催しではないので、週末の天気が崩れると、がっかりでした。

 いまは、天気に合わせて出かけられます!

 仕事を辞めたのは決して本意ではありませんでしたし

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短歌:夢寝見

短歌:夢寝見

 寝室の窓が東向きなので、今時期からしばらくの間、起床時間まで眠り続けることができません。ちなみに、2024年5月20日の日の出時刻は4:06です。

 遮光カーテンがあまり好きではないので、外が白みはじめると部屋の中も明るくなります。そこで目が覚めてしまいます。

 わたしは朝活タイプではありませんから、午前四時に起床できません。ですから、一度目が覚めたらそのあと、眠ったり目が覚めたりを小刻みに

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猫短歌:好きな時間

猫短歌:好きな時間

 次女猫、御年もうすぐ16歳のお昼寝の定位置はテーブルの上で、わたしの定位置のすぐ横にお昼寝ベッドを置いています。

 パートナーとわたしは、コーヒーを豆から淹れて飲むことを日課としています。ミル付きコーヒーメーカーは彼女の寝床の近くにありますが、豆を挽く音などまったく気にならないようで、すーすー寝息を立てます。

 次女猫は、以前はツンデレにもならない、敢えて言うなら「ツンツン」だったのですが、

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短歌:日記いまむかし

短歌:日記いまむかし

 多感な時期に日記を書いていました。
 スマホやパソコンがない時代(があったのですよ)でしたから、手書きのアナログ日記でした。

 わたしの母は支配欲の強い人間で、たびたび机やバッグの中を探られたので、日記だけは必死になって隠していました。

 そんなわたしでしたが、いま、日記に等しいこのnoteを公開しています。この心理は、自分ながら不思議です。

短歌:重荷は降ろせ

短歌:重荷は降ろせ

 わたしはこうすることがうまくできなくて、いまだに試行錯誤しています。

 人生って、あるタイミングで薄情なくらいのイキオイで守りの姿勢を捨てることが必要だと痛感しています。

 時が経ちすぎると、荷物を降ろせなくなることもあるんです。

短歌:注射はキライ

短歌:注射はキライ

 次女猫の定期通院で動物病院へ行ったら、わんこたちで混雑していました。
 五月は、狂犬病の予防注射とフィラリア予防のスタートで、病院はわんこたちで混みこみになります。

 病院を嫌いにならないペットはなかなかいないでしょう。我が家の歴代の猫さんたちを考えても、暴れこそしませんでしたが、みな、病院はキライでした。

 わんこたちも、自分がいるところは病院だとわかっているし、過去に病院でどんなことがあ

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短歌:次は何年後?

短歌:次は何年後?

 昨日に続き、オーロラ短歌です。

 低緯度オーロラなので、ヘッダー画像にある光のカーテンのようなものが見える訳ではありません(ヘッダー画像は、カナダのオーロラとのこと)。でも、極まで行かなければ見えないはずの自然現象を、日本でも見られるなんて、やっぱり少し神秘的です。

 派手なオーロラではありませんが、こんな天体ショーが見られるのは、何かのご褒美だと思っておきます。

 わたしの毎日、もう少し

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短歌:ほんとに見える?

短歌:ほんとに見える?

 低緯度オーロラが出現しそうだという話を聞いて、二階の窓から北の方角を見ていました。
 陽が落ちる西の方角は、窓のほぼ正面に道路が延びているのできれいな夕陽を見ることができます。
 しかし北側には住宅が連なっており、空の端が充分に見られません。

 なんとなーく、家々の合間が紫色になっているような、いないような、そんなオーロラ観測でした。

 まだ数日は観測できるようなので、夜散歩に行ってみましょ

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短歌:夏を待つ

短歌:夏を待つ

 冬が去り春が来るのはうれしいものですが、わたしの場合、春に続いて夏が来るからうれしいとも言えます。そのくらい、北国の夏は短いのです。

 異常気象のせいなのか、寒さも暖かさもその進み方も、わたしが知っている季節の進みとは違いますが、「寒いね」「暖かくなったね」を繰り返し、暖かさが暑さに変わる日を待っています。

 ただし、暑くなりすぎないでね。何事もほどほどがよいのです。

 

猫短歌:齧っていいよ

猫短歌:齧っていいよ

 アスパラの季節がやってきました。

 次男猫はアスパラの穂先が大好きでした。庭から採ってきて洗って、水切りかごにいれておくと、いつのまにか穂先だけ齧ってしまいました。

 アスパラガスは、茹でれば猫に与えてもいいと言われる野菜ですが、生食はよくありません。すぐに水を切って冷蔵庫にしまうようにしていましたけれど、ほんとうに、ちょっとその場を離れただけで齧られていました。

 もっとも、ほとんど口の

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短歌:春の音

短歌:春の音

 わたしが住む自治体は政令指定都市ですが、自宅は、隣の自治体との境目近くのかなり郊外です。このあたりには、すばらしい家庭菜園を作っているお宅がたくさんあります。

 わたしのパートナーもセミプロ級ですが、機械的な装備は持たず、人力でやっています。
 しかし、いらっしゃるのですよ、ご近所には本格派が。家庭用の耕運機をお持ちで、このお宅から耕運機の音が近隣に響くと、それは家庭菜園スタートの号令のような

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短歌:五月の暖房

短歌:五月の暖房

 わたしが住む地方では、室内で暖房を使い、半袖でビールを飲むことがめずらしくありません。冬季の屋外は厳しい寒さですが、その分、家の中をガンガン暖めるのです。室内が寒いと心が冷えて萎えます…

 そしてこの春は、予想したように気温が上がってきません。突然夏のような日がやってきたりもするのですが、その次の日に三月のような気温になったりもします。
 なかなか卒暖できません。

 「くべる」は方言ではない

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短歌:そういう気分

短歌:そういう気分

 わたしが育った家からの最寄り駅は、地下鉄の駅です。ふだんはだいたいどこへ行くにも、まずはそこから地下鉄に乗って出掛けました。
 ですが、多少歩くことを厭わなければ、路面電車の電停もあります。そこまで徒歩二十分くらいでしょうか。

 わたしは小さな頃から路面電車が好きで、二歳のときには勝手に自宅を出てひとりで電車を見に行き、当時の若き母が肝を冷やしたことがあったそうです。もっともその頃住んでいたの

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短歌:自然の悪行

短歌:自然の悪行

 桜が過ぎてもまだ春の花の季節は続くのですが、冬が長い当地に住んでいると、どうしても夏が待ち遠しくなってしまいます。最近はこの地とは思えないような猛暑が続く夏ですが、それでも、夏が存在しないことを考えれば、断然に来て欲しいと思います。暑すぎでも。

 そんな訳で、ちょっと季節外れな歌です。

 一度だけ、石垣島に行ったことがあります。台風前の風が強くなりつつあるときでした。

 そんなタイミングで

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猫短歌:季節のうつろい

猫短歌:季節のうつろい

 つい最近もこんな歌を載せました。

 やはり、猫は気持ちよいところを見つける天才です。
 冬とは違う角度で陽が射して来ますから、猫たちの居場所も変わるわけです。
 ついこの間までは丸くなっていたのに、近頃は長く伸びています。

 季節を教えてくれてありがとう。