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銀猫音楽短歌

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特定の曲やバンド、シンガーをモチーフに詠んだ短歌を集めました。
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記事一覧

短歌:地球は丸い

 「海のトリトン」の主題歌のせいか、水平線は遥か彼方にあるというイメージを持っていました…

北乃銀猫
2日前
7

短歌:重くてごめん

 The Policeの"Every Breath You Take"も、わたしのお気に入りのバラードのひとつです。  S…

北乃銀猫
5日前
8

短歌:自惚れていい?

 "You Are So Beautiful"は、Joe Cockerが歌うバージョンが有名ですが、わたしはオリジナルの…

北乃銀猫
13日前
8

短歌:夢寝見

 寝室の窓が東向きなので、今時期からしばらくの間、起床時間まで眠り続けることができません…

北乃銀猫
2か月前
8

短歌:気まぐれ

 このnoteは、音楽ネタが結構多いことに気付きました。思い出ベースの歌が多いからかもしれま…

北乃銀猫
3か月前
8

短歌:こんな瞬間もある

 UP-BEAT、ご存知ですか。  何度も何度もライブに足を運びました。いいバンドでした。  パ…

北乃銀猫
3か月前
5

短歌:雨と赤信号と

 前の記事に、嗅覚と記憶の話を少々書きましたが、 視覚と記憶も、しっかり結びついていると思います。  この歌は、情景は詠んだままなのですが、雨の日の赤信号が水に落ちているのを見ると、決まって頭の中を流れていく曲があります。どこの赤信号でもそうなるのではなく、実家近くのとある交差点にある歩行者信号が、赤になったときだけです。しかも、自分が歩行者で、横断歩道で青になるのを待っているときだけ。  現在、実家には100%クルマで出向きますから、いまとなってはこのシチュエーション

短歌:悼む

 衝撃が強すぎて、すぐに歌にも記事にもできませんでした。  デビュー直後から、好きでした…

北乃銀猫
8か月前
5

短歌:四年振りの夜

 去年はまだコロナが気になっていたので、泣く泣くあきらめました。だから、四年ぶりのクレイ…

北乃銀猫
8か月前

短歌:サッチモの歌声と

 雪が降る前に帯広に行っておきたい用事があったので、天気予報を睨めっこしながら決行しまし…

北乃銀猫
8か月前
3

短歌:あの日の心の終焉

 若い頃、わたしはかなりの音楽娘で、地方都市在住の割には相当数のライヴに足を運んだと思い…

北乃銀猫
9か月前
5

短歌:ジャニスのシャウト

 雨の多い、しかも豪雨というかシャワーというかスコールというか、長年住むこの土地らしくな…

北乃銀猫
9か月前
6

短歌:うれしい一瞬

 旅というほどの旅ではありませんが、東京に行ったときのことです。  おそらくはアメリカ人…

北乃銀猫
10か月前
7

短歌:若きホルン吹き

 日暮れが早くなってきました。ついこの間まで夏の日だったのに、着実に季節は進みます。  暗くなりかけてから、朝に採り損なった野菜を採りに家庭菜園に行ったとき、どこからともなくホルンの音が聞こえてきました。はじめてのことです。  まだそんなに吹き慣れていないホルン吹きが、練習していたのでしょう。途切れ途切れでしたが、それはドヴォルザークの「家路」でした。ご近所に、新たに吹奏楽かオーケストラに参加した高校生がいるのかもしれません。  個人的には、どんどん練習して上手になって、もっ