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短歌:地球は丸い

ねえこれから水平線まで行ってみない? たぶん行けるよいまは凪だし/銀猫
ねえこれからすいへいせんまでいってみない? たぶんいけるよいまはなぎだし

 「海のトリトン」の主題歌のせいか、水平線は遥か彼方にあるというイメージを持っていました。

 いままでそんなことを考えたことなどなかったのですが(自分の人生において、水平線の存在は大きなものではなかったので)、夕陽を見に海へ行ったとき、いつになく水平線がくっきりと見え、気になったのです。

「あー、あそこまでどのくらいの距離があるんだろう…」

 わたしの身長(目の高さ)がわかれば、数学の知識で計算できるんだよね、と考えつつも、数学はとてもとても苦手で自力解決は無理だったので、ネットの中のみなさまの知識に頼りました。

 え? たった4km程度なの? 全然遥か彼方じゃない。そんな距離なら、全然泳いで行けちゃうけど。

 わたしは、4km程度であれば泳げます。ただし、海の場合は波もあるし、当然着衣水泳だと事情が変わりますから、実際のところ、海での4km遠泳は難しい訳ですが。

 しかし、ふだんの生活で地球は丸いと実感することはなかなかありませんが、水平線までの距離は、否応なしにそれを考えさせてくれました。

 素朴な疑問は、意外と新鮮な答えを導いてくれるようです。


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