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銀猫せつない思いの短歌

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きゅんきゅんをぐぐっと三十一音に凝縮しました。 相聞歌と言ってしまってよいのか悩みますが、好きな人がいるからこそ抱えてしまう思いを詠った短歌を集めています。
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記事一覧

短歌:The time has melted.

 「時間がとける」という表現を、よく目にするようになりました。若者言葉でしょうか。新語や…

北乃銀猫
22時間前
9

短歌:背中を押してくれた歌

 この短歌は、短歌マガジン(次世代短歌)【一文字短歌】10/28 一字題「歌」に投稿したもので…

北乃銀猫
1日前
6

短歌:Hugs are better than drugs.

 「ハグはクスリよりいいよ」  わたしは古着が好きで、そのほとんどは常連になっている店の…

北乃銀猫
2日前
10

短歌:直感

 昨日の記事を書いていて、今日の短歌ができました。  自分の記事から引用というのもなんで…

北乃銀猫
4日前
5

短歌:距離感

 若い知り合いとなぜか「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子さんのあの曲)の歌詞の話題になり、「故郷…

北乃銀猫
7日前
14

短歌:最後の砦

 千年くらい生きられるとしたら、自然死を待てるだろうか? なんてことを考えていました。寿…

北乃銀猫
8日前
9

短歌:自己愛

 この歌は、ふっと降ってきたようにできあがりました。でも、なんだか字面がきれいな言葉ばかりを繋げてしまった感があって、手元で少々あたため練っていたのですが、自分では壊すことができませんでした。これはこれで完成してしまっているように思えてしまって。  ある種の供養の意味を込めて、記事にすることにしました。  失恋というよりは別離、憎しみではなく愛、を詠みたかったのです。  人を好きになりすぎると自分がもともとの自分自身から少しずつ離れていって、元の自分に戻れなくなる、そんな

短歌:縺れているのはなに?

 睡眠中に枕替わりのタオルのループ糸がピアスキャッチに絡む話は既出ですが、シャンプー後の…

北乃銀猫
13日前
7

短歌:融解

 ピアスホールを作ってからそろそろ三ヵ月です。「ファーストピアスを早く卒業したい」とか「…

北乃銀猫
2週間前
8

短歌/猫短歌:一途

 もちろん相聞歌として解釈してかまいません。  別れたあとの未練もあり得るし、スキンシッ…

北乃銀猫
2週間前
14

短歌:朝を待たずに

 満月が大きいなあ、と思っていたら、スーパームーンなのですね。空を見上げはしますが天文イ…

北乃銀猫
2週間前
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短歌:Time flies.

 短歌マガジン(次世代短歌)@tankazine 主催の #10月3日に詠んだ短歌  に投稿したものです…

北乃銀猫
2週間前
10

短歌:ふくれっ面

 日本文化の中で生活している人は、「頬を膨らませる」ことがどんな感情を意味するかわかるで…

北乃銀猫
2週間前
7

短歌:タイミングが…

 Xで開催されている「単語で短歌」の、お題「化粧」でポストしたものです。  「化粧」は中島みゆきさんの代表曲のひとつなので、ご存じの方も多いと思います。  YouTubeの公式チャネルで公式動画が見つかりませんでした。  中島みゆきさんの曲は歌詞が刺さります。「まさに、これ、わたしと同じ」と感じる方もめずらしくないようで。  わたしはそこまで自分の経験に酷似した曲はないのですが、でも、彼女の数々の曲の中の物語性には、心底脱帽します(歌詞のみご覧になる場合はこちら)。