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短歌:忘れられない

ジーンズを干すとき空に見えていた真昼の月はいつかの君だ/銀猫
じーんずをほすときそらにみえていたまひるのつきはいつかのきみだ

 竿が少し高いところにあるので、洗濯物を干すときは、必然的に上を見ることになります。今日は、真昼間に月が見えました。

 真昼の月って、ぼんやりしていて儚げというか、頼りなさげですよね。夜はあんなに存在感があるのに、昼間は別人(?)のようです。

 どんなにしっかりしている人でも、気が抜けるというか糸が切れるというか、人前でそんな風になってしまうこと、あると思います。完璧な人が、強い人が、自分の前で気を抜いているのって、きゅんきゅん要素になってしまいませんか。

 いつまでも見ることはできないものですが。

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