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テクニカル・ノート

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Signal compose inc. のメンバーが送るその時々のアップデート情報や、技術やアートなどそれぞれの興味関心から記事をお送りします。
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記事一覧

「音楽理論の身体性」と言うイベントを行います

「音楽理論の身体性」と言うイベントを行います

来たる8月30日(月曜)にゲストにキーボーディストの坪口昌恭さんを迎えて、アドリブにおける方法を主観的にレクチャーいただく、「音楽理論の身体性」というイベントを行います。こちら、詳しくは以下のページにイベントの概要など書いてあります。

で、こちらでは坪口さんにイベントのオファーをした企画書に書いた文章を掲載しようと思います。まずは一読頂ければ。

音楽を作っていて「音楽理論を学ぼう」と考えた時、

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Expressで作ったNode.jsアプリでhttpsを有効にするには?

Expressで作ったNode.jsアプリでhttpsを有効にするには?

シグナル・コンポーズ株式会社の大和です。

今月9月から11月に渡って「岐阜クリエーション工房2020」にて委託事業として、ワークショップ「“新しい日常”から生まれる DanceDrivenMusic〜音楽を見つけるためのワークショップ〜」を行っています。おかげさまでオンラインでの難しい開催ではありますが参加者も集まり若い学生の皆さんと先日一回目を楽しく終えることが出来ました。

で、そこでは弊社

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これからのリベラルな音楽のためのアカデミー

これからのリベラルな音楽のためのアカデミー

シグナル・コンポーズの大和です。

今日はシグナル・コンポーズとFabcafe Tokyoで共同で立ち上げる新しいコミュニティーの紹介です。

シグナル・コンポーズを始める前、僕がIAMASにいたときに実は勝手講義として音楽理論(所謂バークリーメソッド)を教えるということをやっていたのですが、それはちょうど今「クリエイターのためのポピュラー音楽理論」として下記で連載(が止まってましたが、最近再開)

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Music Transformerを動かしてみる

Music Transformerを動かしてみる

シグナル・コンポーズの大和です。
研究活動の一環で、機械学習/Deep Learningの音楽生成の仕組みを試しているところなのですが、MIDIベースでの今のところ一番性能が良さそうなMusic Transformerという仕組みがあります。

で、今回はそれをとりあえずMacBook Proで動かしてみたいと思います。あまりメンテナンスされてないコードみたいでちょっと難ありだなーという感じですが

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自前サーバで HTTP Live Streaming 配信をする

自前サーバで HTTP Live Streaming 配信をする

 こんにちは。 Signal compose の leico です。今回はゴールデンウィークに家に引きこもって楽しめる内容ということで、 VPS 全盛の昨今に自前の実機サーバでリアルタイム配信をしてみようという記事です。
 Webサーバの構築や設定、運用、負荷分散などに関しては他のWebリソースを参考にしてもらい、この記事では Linux で Webカメラの情報から HTTP Live Strea

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僕の考えた最強のリモートワーク

僕の考えた最強のリモートワーク

去年の3月にIAMASの修士課程そして研究生を終え、東京に戻ってきた。とりあえず食うに困るわけにはいかないので、実家に戻って日々の稼ぎをどうするか考えているうちに縁あってフリーランスのプロジェクトマネージャーとして友人の会社に世話になることになった。とはいえ、週五で出勤とかではないので初めからかなりリモートで仕事をすることが多くその頃から考えていたことと、あと去年の4月ににはシグナル・コンポーズ株

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MacBook Proをクラムシェルにした時iPhoneをウェブカムの代わりにして使うには?と、あと少しのTips

MacBook Proをクラムシェルにした時iPhoneをウェブカムの代わりにして使うには?と、あと少しのTips

おはようございます。
シグナル・コンポーズの大和です。

MacBook Proは確かTouch Bar付きのモデルから蓋を閉じて、所謂「クラムシェル」で使うと本体のウェブカムが使えないだけでなく、セキュリティー上の問題で内臓マイクも「物理的」にオフになってしまうので、マイクも使えません。

でもこのリモートワークが奨励されているご時世ではどうしてもマイクとカメラが必要になる、という人もいると思い

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unityを始めてみようか。

unityを始めてみようか。

暗いニュースが日の出とともに街にふる前に。(キリンジ「エイリアンズ」)

というわけで今朝の6時半で、起床したのはショートスリーパーにも程が有る2時半、、、(寝たのは11時半なのできっちり3時間)という感じで仕事をいくつかこなしていると「コロナのおかげでリモートワーク出来るようになったのはいいけど、インプットとアウトプットは意識してやらないとずっと仕事しちゃうよね、と感じてて色々始めています。今は

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OrcaでMIDI音源を鳴らす(IAC Busの場合)

OrcaでMIDI音源を鳴らす(IAC Busの場合)

前回までOrcaのオペレーターについての読み解きを進めてきましたが、ようやく音を出す記事を書けます。とはいえ、普通ならPilotを使って音を出すところから始めるのですが、まぁ、それは後でやるか他にも色々記事がありそうなので、MIDIでの連携について書いていきたいと思います。

MIDIとは?MIDIとは"Musical Instrument Digital Interface"の略で、その名の示す

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tensorflow1.15系と2.0系を同居させておくには?(ubuntu, GPU環境)

tensorflow1.15系と2.0系を同居させておくには?(ubuntu, GPU環境)

シグナル・コンポーズの大和です。

さて。書くべき記事が他にも色々あるのですがここのところ更新が止まってしまっているのでライトな TIPs 記事をアップしたいと思います。

表題にもありますが、機械学習環境を手元のPC 上のubuntu にインストールしてそれを macOS から使うと言う記事を以前に書いています。

で、色々やっているうちにGPU が使えなくなってみたり、環境がゴチャゴチャして来

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マジで最初から Swift で iOS アプリ作る(TextView)

マジで最初から Swift で iOS アプリ作る(TextView)

こんにちは。 signal compose の leico です。前回は数文字ですが、ソースコードを書き換えてプログラムに反映させる小さくて大きな一歩を踏み出しました。

今回は、前回最後に有効にした Canvas を活用しながら、ソースコードを書き換え(?)て行きたいと思います。引き続き、Swift UIに慣れるために Apple の Tutorial を参考に進めます。

プロジェクトの作成今

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マジで最初から Swift で iOS アプリ作る (Hello SwiftUI!)

マジで最初から Swift で iOS アプリ作る (Hello SwiftUI!)

こんにちは。 Signal compose の leico です。前回は

・Swift のプロジェクトを XCode で作成
・そのプロジェクトのビルドが通る

ところまでを行いました。

今回はいよいよコードを触っていこうと思います。 先のWWDCで盛り上がった Swift UI で書いていきます(要 macOS 10.15 Catalina + XCode 11.3)。
今日の要点は

・人

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マジで最初から Swift で iOS アプリ作る

マジで最初から Swift で iOS アプリ作る

こんにちは、Signal compose の leico です。前回は高音質なノイズをファイルから自作して、それを利用してライブをしました。

今日は iOS アプリを作る方法の、本当に最初の説明をしようと思います。

最初ってどこから?・最新 macOS が動く Macintosh を持っていて
・Apple ID があって
・Xcode が Macintosh にインストールされていて
・Ap

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続 ・ DSDWrite で作った音で演奏してみた

続 ・ DSDWrite で作った音で演奏してみた

こんにちは。 Signal compose の leico です。前回の記事では、自作のプログラムでさまざまなファイルを音に加工してみました。

今回は加工した音を用いて演奏をしてみました! こちらです↓

ライブのプロジェクトファイルも記事の一番下で配布しております(有料note 500円)。高音質ノイズ素材つきです。

この曲で使っている音について本当に全て DSDWrite で書き出した音を

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