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私生活(エッセイ)

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感じたことをテーマでまとめたエッセイです。
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2020年3月の記事一覧

aikoを聞いていたあの頃は死についてなんて考えなかったのに。

aikoを聞いていたあの頃は死についてなんて考えなかったのに。

結婚が決まった途端、残りの人生の時間について真剣に考え始めてしまった。限りある生命について本気出して考えてみたら、大好きな夫とあと何年一緒にいられるんだろうと悩み込み、朝は泣きながら起きた。

歩けば、「死ぬまでにあと何歩歩けるか」と考え、ポケモンGOをして「死ぬまでにあと何匹ポケモンをGETできるんだろう」と悲壮感でいっぱいになった。

しまいには人はなぜ生まれてきたのかと考えるようになった。生

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今の時代、「発信しなければ存在しないのと同じ」ってのはマジ?

今の時代、「発信しなければ存在しないのと同じ」ってのはマジ?

自分の分身、SNSアカウント以前読んだ本に「発信しなければ存在しないのと同じ」と記載があった。要は、TwitterやInstagram、noteなどSNSツールを通して写真や言葉、文章を発信しなければ、誰もあなたの存在には気づきませんよ、ということである。

2010年頃、TwitterやInstagramが広まり、一人につき1アカウントが当たり前となった。アカウントは自分の分身。学生なら、学校で

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笑わない 女の子、平手友梨奈の異素材感について

笑わない 女の子、平手友梨奈の異素材感について

先日遅ればせながら映画『響 -HIBIKI-』を観た。完全暴力的な響ちゃんの行動や言動に圧倒され、「ああ〜そんなことしたら響が怒っちゃうよーひょえー!」と響ちゃんのまわりの人々の行動にビクビクするのもこの映画の楽しみ方だと思う。それにしても芥川賞と直木賞両方受賞しちゃうって響ちゃんはどんな話を書いたのだろう?

映画初出演・初主演の響ちゃん役の平手友梨奈。どこかの記事で監督も響をやるなら平手友梨

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会ったことのない妹と第一子に、いつか向こうの世界で会いたい

会ったことのない妹と第一子に、いつか向こうの世界で会いたい

朝日新聞社運営Webメディア「かがみよかがみ」にエッセイが掲載されました。実体験を書いたお話です。よかったら読んでください。

魔女の宅急便のキキの後を追いたい

魔女の宅急便のキキの後を追いたい

魔女の宅急便はいつだって元気をくれる。観る年代によって感じ方は変わる。誰しもがそうだと思う。子どもの頃見たとき、キキが飛べなくなるシーンやジジがしゃべれなくなるシーンについてそこまで深く考えなかった。きっと「かわいそう」くらいの感覚。

だけど、大人になっていろんな生きづらさを感じている今、感じ方が変わった。

最近の私はなぜかnoteが書けず、下書きが溜まっている。書けなくなっている今、note

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死ぬのが怖いって思ったことありますか?

死についてひどく考えはじめてしまったのが、今日この頃の俺だ。死ぬのが怖い。ってかなんで人間は死なないといけないのか?的な根本問題を毎日必死に考えている。

前置きするが、私は命が脅かされる病気になっているわけでもないし、余命宣告されたわけでもない。なんなら20代。そして、大事なことだが100日後にワニが死ぬ前からこのnoteの下書きをしたためていた。決してワニの流行に乗ったわけではない。志村けんの

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