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ロスジェネの転職・複業

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転職しようか?と迷っている人。ロスジェネ・ゼネラリストの実録奮闘記が役に立てば。
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#転職

VOL.8 転覆ではなく、天福めざして

VOL.8 転覆ではなく、天福めざして

漢字は、奥深い

 転職、分解すると「転」「職」、職を転じるということだが、転は転がるともいえる。良い方向に転がればいいが、そうでない場合もある。
 「てんしょく」という同じ音では、「天職」というのもある。同じ職に関するものだ。その人の性質や能力にふさわしい職業という意味合いだ。
 また、ふく業についても、「副業」「複業」そして「覆業」「福業」とある。後ろ二つは、自分が勝手に作った造語であるけど、

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VOL.7 シナジー

VOL.7 シナジー

好循環

 本業との関連性を「CAT」の目で整理し、年明けよりスタートした。Cはもちろん、本業のコンサルティング、Aは障がい者の社会参画事業、Tは大学等での講演。始まったばかりなので、具体的な成果は目を見張るほどは出ているわけではないけど、いくつか好循環を感じる場面に遭遇している。
 特に、本業以外の部分は、自分一人で切り盛りしなければいけない。いわゆる個人事業主だ。そうなると、営業から契約、経理

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VOL.6 何のための”ふく”業か?

VOL.6 何のための”ふく”業か?

副業?複業?

 昨今は、一種の副業ブームの状況にあるかもしれない。企業の副業解禁やSNSの進展、業務スタイルの多様化もあり、ハードルが低くなっていることが大きな要因であると捉えているが、自分らしさを表現、目的をもって行動しやすい状況にあるからかもしれない。
”ふく”業の中にも、副業・複業とあり、どういうスタイルを選択するかもそれぞれ。教科書的に、副業・複業を整理すると

副業:収入、要する時間、

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VOL.5 引き寄せの法則

VOL.5 引き寄せの法則

タイミングの良い連絡

 転職して間もなく、旧友から連絡が入った。旧友は、前職時代の同期入社で、すぐに退職してアカデミックの世界に入り、教授に就任。すごい! 
年賀状のやり取り程度で、対面であったのも10年近く前。もちろん、自分が転職したことなど知らない。連絡が入り、条件反射的に会おうと即答し、
食事に。転職したことを話すとともに、旧友の教授就任祝いをする。昔話はそこそこに、いろんな話に及び刺激を

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VOL.4 確信をもって行動

VOL.4 確信をもって行動

仕事への価値観

 既に、悩み始めてから5年近く経過していた。その間に仕事への価値観も変わっていた。ロスジェネ世代のサラリーマンは、いわゆる1つの会社に勤める「就社」型で、最後は役員になるのがゲームの勝者のような価値観が一般的であったかもしれない。
 自身に重なった事象だけでなく、社外の方からの助言も価値観を変える要因になっていた。社外の方からは、コンサルが向いている、講演とかを生業にしたり、大学

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VOL.3 価値観の変化

VOL.3 価値観の変化

出向期間の延長

 わずかな自信が芽生えた頃は、コロナの真っ只中。これまでの当たり前の日常が当たり前でなくなる日々。そうした中、当初の出向期間が満了を
迎え、出向元に帰任すると思っていた。
 自信も芽生えてきたし、何よりいい仲間に恵まれ、やりがいと楽しさを
感じる充実した日々、期間満了で帰任するのも、どこか後ろ髪引かれる。
そんな思いを巡らせていたら、なんと出向期間の延期!コロナ禍でもあったことも

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VOL.2 『関心』あれど、迷走す

VOL.2 『関心』あれど、迷走す

漠然としたWillの中、Skillファーストの迷走へ

 さて、転職を選択肢の一つとした関心は、漠とながらも湧いてきたが、
何から手を付けるべきかと考える日々。今思えば、転職サイトなり、転職を経験した人の配信情報なり見れば、得るものも多かったかもしれない。
しかし、転職が選択肢の一つであり、心ある素敵な上司や仲間にも恵まれていたこともあり、心の中は今の会社に残ることを第一に考えていた。
 とはいえ

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VOL.1 漠然とした転職への『関心』

VOL.1 漠然とした転職への『関心』

42歳、社会人としての成人式

 自分が、転職に関心を漠然と抱きだしたのは、40歳を過ぎた頃であった。
正直、管理職として”それなり”の仕事を任され、収入面や周りの上司や仲間にも恵まれ”それなり”の満足感を持ちながら日々を過ごしていた。
一方で、この先も大丈夫なのかな?この会社で定年まで勤め上げてもいいのかな?という漠然とした不安と慣れからくる変な安心感も感じていた。
 おそらく、同じような気持ち

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