常夏

体調を崩したので療養として駄文を量産しています。京都の生活、療養生活、家事、たまに文化…

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体調を崩したので療養として駄文を量産しています。京都の生活、療養生活、家事、たまに文化の話。鴨川を歩く。

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    インターネットに公開されている建築・都市文化関係の英文記事を翻訳しています。

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    海外ならチェルシー、国内ならヴィッセル神戸を中心に、サッカーの話。

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    京都での暮らしをさまざまな角度からご紹介

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    体調を崩した時の療養生活の自己記録

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麻布台ヒルズを歩く

麻布台ヒルズを歩きました。デカすぎる。 なんなんすかこれと言う他ない柱が山程あるが、ヘザウィック趣味の昆虫っぽさと、西洋古典の神殿っぽさと、資本家を対象とするリッチさと、子供がサーフェイスに触れたりといったディベの描く絵と、いろいろ求められてるものを思い浮かべたりするなど。天晴れ。 ビャルケインゲルスは東京の面白さについて、驚くほどの巨大都市であるにも関わらずヒューマンスケールが保たれている、みたいなことを言っていた。ニューヨークやパリやロンドン、ベルリンらと比べてもそれ

    • 羊を食いに行く

      定期的に仕事で東京へ行く。2ヶ月に1回くらいは行っているだろう。前は東京に仕事で行く際はなんとか土日と接続させて、休みの日に気合いで行きたい美術展を巡ってヘロヘロになって帰る、ということをしていたのだけど、ここ1年くらいは出来ていなかった。予定をコントロール出来ておらず、平日に日帰りで東京に行くような機会が増えていたんですよね。 東京の友人、リアルで会ったことのある人もない人もどちらもいるのだけど、彼ら彼女らは「せっかく来たんだったら言ってよ」と毎回声をかけてくれる。お前た

      • 積み重ねには振り返り

        自分が今年心掛けたいことは、大きな目標の達成というよりは本を読んだり、Podcastを定期的に更新したり、貯蓄や資産形成的なことであったり、ルーティンの積み重ねが多いです。大きな目標は、仕事ではもちろん設定があるので、それはそれで達成のために工夫を心掛けているのですが、生活面においてはあまりない。 そうなると、ルーティンの達成、状態目標が果たせているかを定期的に振り返らないといけない。これは非常にマメな作業で、子供の頃から自律的に生活の習慣が身に付いている人なら息を吐くよう

        • 今年は本を読む / 本屋を歩いたメモ

          去年は本を全然読むことができなかった。学生時代は年間100冊は読んでいたと思うし、働き出してからは苦しみつつもなんだかんだいい本と出会っていた。 昨年末に「今年読んでよかった本」を挙げようとしたところ、該当作品が挙がらなかった事実が辛かった。数は読んでいて精度が悪かったわけではなく、数を読めておらず振り絞れない感があった。数だけ追求しても仕方ないように思う人もいるかもしれないが、やっぱり数は大事ですよ。 とはいえ昨年だって本屋にはよく行っていたわけだし、買った本はめちゃく

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          行ったことのない都道府県に行く

          今年の目標的なものを考えた。公開はしないが一行レベルのものを100個挙げてみた。100個目指すとなると流石に苦しさもあり、その中で「行ったことのない都道府県に行く」という目標が出てきた。 去年は結構不感症的だったというか、本や美術や映画などから新しいインスピレーションを得られなかった一年だった。ただ、佐世保や北九州など、国内で行ったことのない場所に行くことでフレッシュに脳が活性化したりしたのであります。 なので、今年もそれを目指します。が、そもそも自分が行ったことのない場

          行ったことのない都道府県に行く

          『その他の外国文学』の翻訳者

          白水社編集部・編「『その他の外国文学』の翻訳者」を読んだ。ヘブライ語やチベット語など、本棚における「その他の外国文学」にラインナップされるマイナー言語を取り扱う9人の翻訳家たちのインタビュー。 帯にもある通り、教材がない、辞書がない、あっても20年前に1冊出ているのみ、仲間がいない、といった中で文学の翻訳を切り拓いてきたさまを描く。とてもいいですね。 翻訳家としてのキャリアの描き方は人それぞれだが、いかんせんマイナー言語であるということは経済圏も大きくないということで、彼

          『その他の外国文学』の翻訳者

          いい週末 / 掃除は続く

          12月最初の土曜日に、なんとか少しだけ掃除をした。土曜日は朝昼晩と外食になってしまったが、まあたまにはそういった贅沢もいいものとする。 外に出かけると、あそこも寄ってみようかとさまざまな脱線が続いてしまい、昼過ぎには帰宅するはずが夕方になってしまったなとか、思ったより歩き疲れてしまうとか、イレギュラーが発生しがち。でも、この日は心身の満たされ方がちょうどピッタリ、充足感で溢れるものになった。 朝はモーニングに喫茶店へ行った。家から徒歩1分のところ、7分くらいのところ、15

          いい週末 / 掃除は続く

          明日から掃除を始める

          ここ2,3ヶ月、仕事での出張が多かった(その結果文章を書くこともなかなかできず・・・)。九州やら四国やらに移動していたのだけど、その出張が月曜日や金曜日に接続していると、「せっかくだし土日も残って行きたい場所に行ってみたりするか」となるわけで、そんなこんなで土日を京都の自宅で過ごせない日々が続いたりしていました。 元々旅行だったり街歩きだったりはとても好きだし、それはそれでとても刺激的だったわけですが・・・自宅空間の乱れ、自分のルーティンの乱れは自分の精神衛生上良くないとい

          明日から掃除を始める

          文明のみがある街の夜

          ヒューマンスケールから外れた だだっ広くて綺麗な道に 車は走っておらず 人は歩いておらず たまに前を通るバイクは全身から自由の風を放っていて 都市の息づかいを感じようと入ったコンビニからは いかにもなMALLSOFTが流れている。 ここには文明があって 文化がなくて 当然自然もある。 海が近くて、文明とぶつかった波音がして 風は心地よく どこにいるかは分からないが虫の音色も聞こえる。 人がいないから自然とまっすぐ向き合える。 そして文明があるということはとても偉大なことで

          文明のみがある街の夜

          ザ・メタボリスト・ルーティン

          2013年にDomus誌に掲載された、ポルトガルの建築事務所falaの2人が中銀カプセルタワーに住んでいた頃のレポートです。戦後日本の結晶のような建築の解体直前の姿を内側から描く、貴重な歴史資料ですね。 想像にはなりますが、西洋の建築界においてはメタボリズムはある種神話化していて、実態の中身はどんなもんなの?ということをレポートしたということで、価値があるものなんだろうなと思います。 ザ・メタボリスト・ルーティンFilipe Magalhães, Ana Luisa So

          ザ・メタボリスト・ルーティン

          fala、銀座に住処を見つける: 中銀カプセルタワーを偲ぶ

          The Architect's Newspaper誌に掲載されている、ポルトガルの建築事務所falaと中銀カプセルタワーの思い出についての記事を翻訳しました。原記事には写真もたくさん掲載されているので、そちらも覗いてみてください。 falaが「中銀」に一時期住んでいて、そこで事務所が設立されたという嘘みたいな、短編小説のような話。魚の仲買人のフクダさんという、英語が話せて東京が地元で無くてバイカーという住人の存在もちょっとキャラが立ちすぎている。映画化して欲しい。 fal

          fala、銀座に住処を見つける: 中銀カプセルタワーを偲ぶ

          NewJeansのスタイリストに聞く、ワードローブの選び方

          Vogue UKに掲載されている、NewJeansのスタイリストであるチェ・ユミに5人のスタイリングについて伺っている記事を翻訳しました。 インタビューでの言葉の中に含まれているブランドには勝手にリンクをつけています。(原記事とは対応していません) NewJeansは音とスタイリングが一致している印象があまりないんですけど(どちらも従来型のK-POPとは異なっていて面白い)、スタイリストがキコやゴープコアが好きだという個人的な好みが知れて、ちょっと解像度が上がった気がしま

          NewJeansのスタイリストに聞く、ワードローブの選び方

          コルウィルの左SB、ククレジャの右SB

          23-24シーズンのプレミアリーグが開幕して6試合。今季もなんだかんだとチェルシーを追っておりまして、その記録です。 今更改めて振り返ることもしませんが、私の応援しているチームは2年くらい前から猛スピードで怒涛の変化を続けておりまして、何かが起こったタイミングに条件反射で感情を動かしていては身が持たない。ただ、一定期間で思ったこと感じたことを整理しておかないと置いていかれる(もう既にだいぶ置いていかれてる)ところがありまして、思い立った時に文章を残しておこうと思います。

          コルウィルの左SB、ククレジャの右SB

          老いとリスクテイクのチューニング

          今、通勤には電車で5分くらいしかかかっていないのだが、心理的なキツさがある。改めて文字にすると、自分のあまりに甘ったれた状態に驚きますね。申し訳ありません。 元々、駅のホームや電車の人混みなどが苦手なわけではないのですが、音に関して、車内アナウンスだったり周りの声はストレスになるので、イヤホンは必須でした。 今日たまたまイヤホンを忘れて電車に乗ってしまったのですが、これまでのイヤホン無しの状態よりも周囲のノイズが大きく感じました。これが「実際にアナウンスや周辺の音が大きく

          老いとリスクテイクのチューニング

          惰性のマンガを一旦やめる

          自分は割と1人で楽しむ趣味が多い方だとは思っていて、サッカーを見たり美術館に行ったり読書をしたりしているが、消費額として多くを費やしているのがマンガだと思う。主にkindleでコミックスを買ったり、漫画アプリで都度ポイントを買って連載中の漫画を読んだりしている。 今日、マンガに関して無自覚に行っていた習慣を改めて見つめ、反省しました。朝、寝起きの状態でアプリを開き、更新されたマンガの最新話を読むために1000円の課金をしたのです。 この行為はほとんど無の気持ちで行っており

          惰性のマンガを一旦やめる

          京都に来る言い訳

          土日はそれぞれ友人に会った。1人は高校からの同級生で、地元が近い。今は東京で働いているけれど、実家に帰省するたびに、京都で新幹線を途中下車し会いに来てくれる。最初に「いかにも京都な体験」、午後から軽く飲んで、銭湯に行き、湯上がりに鴨川沿いでアイスコーヒーを飲むようなコースを案内したらすっかり気に入ってしまい、最近は2,3ヶ月に一度は京都で会っている。 もう1人の友人は、元々京大の学生で、卒業後に東京へ引っ越したが、京大の大学院に入り直しをするべく検討中の友人。既に退職し、今

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