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京都に来る言い訳


土日はそれぞれ友人に会った。1人は高校からの同級生で、地元が近い。今は東京で働いているけれど、実家に帰省するたびに、京都で新幹線を途中下車し会いに来てくれる。最初に「いかにも京都な体験」、午後から軽く飲んで、銭湯に行き、湯上がりに鴨川沿いでアイスコーヒーを飲むようなコースを案内したらすっかり気に入ってしまい、最近は2,3ヶ月に一度は京都で会っている。

もう1人の友人は、元々京大の学生で、卒業後に東京へ引っ越したが、京大の大学院に入り直しをするべく検討中の友人。既に退職し、今は友人の会社をリモートで手伝ったりしているが、一旦地元の大阪へ帰ってきていて、物件探しのことだったり大学院の話だったりをするべく、京都に遊びに来た。

2人ともに共通することは、京都という街が好きで自分に会いに来てくれていることである。前者の友人は、最近イタリアに旅行に行っていた。旅行前にイタリアのことについて話していたということもあるけれど、旅行のお土産話は、帰省ついでに私に会いにくるほどの内容ではない。言い訳を作って京都に来たいんですよね。

後者の友人も、私が不動産にそこそこ詳しいことであったり、大学院まで行っていたということから、諸々の話をする動機はあった。ただ、時間をかけて直接会って話そうという運びになったのは、やはり「京都に来る言い訳」でしょう。

そうなると私としては「半日で京都をコーディネートする」ことが必要になるわけですが、なんとなくそれも出来てきた。文章だけで述べるとテンプレ的になってしまうが、町屋を改装して営まれている個人経営の飲食店や、シーズンによっては川床に出られるカフェ・バーや、鴨川沿いや雰囲気のある通りの散歩やビュースポットなんかを巡りながら話すことになる。メンズなら夜に銭湯に行ったりもする。

半日でなく、1日コースならそこに寺社を入れたり移動を増やしたりするけれど、基本的に半日コースは1km圏内の移動で済むイメージです。これができる街、素晴らしいですよね。

そして東京から来る友人は、この半日コースでの支出の安さに驚いている。東京は上質な体験をしようと思うとお金がかかりますよね。更に最近イタリアに行って日本のデフレも経験しているので、「そりゃヨーロッパから観光客が京都に集まるわけだ・・・」と物価の側面からも実感していましたね。

京都の街の特性もあるような気がしますが、私自身が療養生活中に、出来るだけ支出を抑えてヘルシーに豊かな時間を都市で過ごすことについて意識的に考えてきました。それが、京都以外に住む友人に対して価値の提供としても活きている。

こうやって京都の豊かさを半日コースでコーディネートし、不動産のキャリアを活かして物件を見繕い、移住を促進するようなことだけやりたいですね。私にとっては友人も増えるし。みんな、京都に来る際はお声がけくださいね。

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