麻布台ヒルズを歩く
麻布台ヒルズを歩きました。デカすぎる。
なんなんすかこれと言う他ない柱が山程あるが、ヘザウィック趣味の昆虫っぽさと、西洋古典の神殿っぽさと、資本家を対象とするリッチさと、子供がサーフェイスに触れたりといったディベの描く絵と、いろいろ求められてるものを思い浮かべたりするなど。天晴れ。
ビャルケインゲルスは東京の面白さについて、驚くほどの巨大都市であるにも関わらずヒューマンスケールが保たれている、みたいなことを言っていた。ニューヨークやパリやロンドン、ベルリンらと比べてもそれは確かにその通りで、ヒューマンスケールだからこそのメリット、ゴチャゴチャしていると言われつつも独特の都市風景が生まれたり、家賃が他の大都市に比べて安かったり、そこから独自文化のダイナミクスが生まれている。
でも、そのダイナミクスからでは生まれない都市にエッセンシャルなものもあって、それが大規模な緑地だったりユニバーサルなデザインだったり都市そのものをスケールアップさせること、受け入れ人数や資本を増やすことだったりするわけて、誰になんと言われようとも、今、東京でそれを担えるのは森ビルしかないということを強く感じました。
その裏で失われていく都市の質だとかそれらにどうこう言う人もいるんだろうけど、いや、自分たちの使命はこうです、と言えるのは強いですね。
少し歩くと、すぐ見慣れた東京のヒューマンスケールに風景が戻る。
歩いていると、「残業後オフィスを出た時に東京タワーが綺麗だとムカつく」と話したギャルとすれ違った。六本木だった。
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