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ハイローオタクのヅカロー感想
High&Low(ハイロー)のオタクが宝塚版High&Low(ヅカロー)を観てきました。
High&Low自体がキャラクターとか中の人を楽しむコンテンツみたいなところがあったので、宝塚とうまく融合するのかしら…と心配していたけど全くの杞憂でした。ハイローの個性豊かなキャラクターと人数の迫力で圧倒するアクションシーンは守りつつ、原作のとっ散らかった伏線を掻い潜りながらラブロマンスを描いていて、本当
たい焼きの日、再び。
今年のたい焼きの日は7月15日である。つまり明日。たい焼きの日とは、甲子と大安が揃った大変おめでたい日に鯛焼きを食べることでめでたさを味わおうという、そういう日である。数年前に友人たちと勝手に制定した。
https://note.com/shiva20/n/nfb10ddfc3f01
↑仔細はこちらに。
あれから数年が経ち、日々の暮らしは大きく変わった。世間の潮流も勿論あれど、個人としての暮
さいきん読んだ本たちの記録
最近と言うほど最近でもないのだけど、私のように買った本を年単位で寝かせて熟成させる人間にとっては、半年ぐらいなら最近のうちに入る。
浮遊霊ブラジル/津村記久子7つの短編を収めた短編集。生活の中で時折起こりうる摩擦というか引っかかりというか、そういう心のざわめきを柔らかく膨らめて遊び心たっぷりに描く。情景描写のリアルな部分とファンタジーな部分とのバランス感がすごく好みだった。「こういうことって、あ
「いい奥さんになりそうだね」と褒められて微妙な気持ちになった話
わたしは昔からよく「いいお母さんになりそうだね」とか、「いい奥さんになりそうだね」とか、言われる。人畜無害を装うために深く被った巨大なネコチャンがそうさせるのだろうか。そして、「そんなことないよう」などとヘラヘラしていると、今度は「えー、料理とかめっちゃ得意そうじゃん」と言われる。なんなんだそれは。わたしのどこにそのような要素があった?料理の話なんてしたことない。ここ数ヶ月は鍋に具材を適当に放り込
もっとみるワンピースにハマっていない人間が観たライブショーと映画の記憶
この世には2種類のオタクがいる。人間社会と調和し、趣味をオープンにしても周囲に受け入れられている陽(よう)のオタクと、オタクであることをひた隠しにして生きる陰(いん)のオタクである。
私は陰のオタクだ。基本的に、相手からその手の話を振られない限りは好きな作品の話をしないし、非オタクに自分の好きなものの話をしたら、私のせいでその作品自体も嫌われてしまうのではないかとすら思っている。そうして息を潜め
映画【永遠に僕のもの】 感想
最近話題の(?)アルゼンチン映画、「永遠に僕のもの」を鑑賞しました。以下の感想にはネタバレも含まれるため、未鑑賞の方は読まないほうが良いと思います。
物語は1971年、実際にアルゼンチンで起きた事件を基にしています。主人公の名前はカルリートス。ルネサンス期の絵画に出てくる天使のような容姿ですが、躊躇うことなく他人の家に侵入し、欲しいものは欲しいだけ盗んでくるような少年です。ある日カルリートスは高
2019かき氷まとめ
かき氷が好きだ。どぎつい着色料と香料の入ったシロップが掛かったやつも好きだし、果物がゴロゴロ入ったちょっと贅沢なやつも好き。ちなみにアイスクリームも好きなので、たぶん冷たくて甘いものならなんでもいいんだと思う。でも、かき氷には、夏しか食べられないという特別感がある。今年の夏もたくさん食べたので、食べたものを記録しておく。
・赤福氷(名古屋)
今年初のかき氷はこれ。ふわふわで抹茶シロップがたっぷ
テスト期間に見た映画
テスト期間は、だいたいNetflixやHuluなどの動画配信サービスにお金を投じる。映画やドラマを流していると眠くなりにくく、時間を忘れられる気がする。今回はHuluに課金した。ドラマもたくさん見たけれど、映画もいくつか見た。今回のテスト期間で見た映画はこんなかんじ。
・ヘアスプレー
なぜかHuluのオススメ欄に出てきたので見た。まだ差別の色濃く残る1960年代のアメリカで、元気はつらつ、肥満
7月26日は鯛焼きを
「クリスマスばっかり騒がれすぎじゃない?」
そんなことが話題に上がったのは、確か去年の11月頃だっただろうか。友人と二人で学校に向かう道中のことであったのは確かだ。あまりに寒くて長い通学路と、学校に着けば待っている面倒な実験準備が私たちの気分を妙な方向に攻撃的にさせていた頃である。クリスマスの話題で浮き足立っている世間の雰囲気と、自分たちの研究の切迫感はあまりにかけ離れていた。そんな私たちが「ク
子供部屋おばさん予備軍のわたし
子供部屋おじさんという単語をご存知だろうか?
わたしは先日、夕方のワイドショーで初めて知ったのだが、それなりにショックだった。なぜなら、自分の将来にも有り得る生活様式だからだ。
「子供部屋おじさん」は、就職してもずっと親に依存し、子供部屋に住み続けているおじさんのことである。依存している、というのがポイントで、家族の生活を支えて親の面倒を見ている人はこの枠には入らない、らしい。
ワイドショー
学芸員科目を受講してる話
高専を卒業し、地方国立大に編入して2ヶ月ちょっとが経った。地元よりも夏が長いこの土地には、もうすでに夏の気配が忍び寄っている。毎日毎日めちゃめちゃ暑い。真夏になったらどうなっちゃうんだろう。
編入してからというもの、大学3回生の空きコマの多さに恐れ慄いた私は、時間割を埋めるために学芸員科目を取ることにした。学芸員資格は、あくまで「博物館の仕組みとか保管方法のことを知ってますよ」という資格であり、