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鬱々とした冬。散乱した机と猫の誘惑を乗り越えて。

例年、冬の寒い期間は元々活動停止がち。作業は滞りがち。ではあるのですが、
(冬眠をする遺伝子因子が私にはあるのかしら)
コロナ禍の状況で、これからの展望や生活基盤。終の住処。靴づくりを生業と選んでしまったことは間違いであったのか。などなど
考え込んでひとり悶々と作業にも身が入らない期間を過ごしていました。

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  伊藤孝 / シロクロ製靴

それぞれの問題に対する解答は何一つ出ていませんが、とりあえず考えていてもしょうがない。目の前のできる事をやっていこう。
落ち込みきってようやく、ありがちな答えに辿り着きました。
(多分それ以外に道は無いのだもの)

そこで記念じゃないけども、大掃除を敢行。気分を一心。
(というか年末にしていなかっただけ)

すぐに乱れがちな机の上はもちろん、

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振り返ることはないであろう溜まりに溜まったパターンや書類を処分処分。
捨てれば捨てるほど気分が軽くなる。勢いよくゴミ箱に投げ込みます。
掃除後には、今までのダラダラ作業脱却の為、机にはタイマーを、目の前にカレンダーをバーンと設置。これでもかと時間の経過が分かります。

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机横には、大阪の靴教室から回収してきた
販売会用に作った棚を。作業中の靴や木型を置けるように。

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(このまま販売会にも出店できそう)

物が散乱していた机が一掃され、眼前同様気持ちもスッキリ。

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作業がはかどりそうな予感バンバン。

世の中的には「インダストリー4.0」、「中国製造2025」と製造(ものづくり)に関する大きな指標が国家ごとで声高に掲げられていますが、
製品のクオリティーアップ、作業の効率化は
つまるところ、作業環境の整理整頓、掃除から。ITだ、AIだはそのベースがあっての話し。
(たまに掃除をしただけで国家を語る)

きれい好きとは程遠い性格ゆえ、この整った状況の維持がいつもの課題。

「ならば、掃除も仕事のひとつと捉えよう」

今までは、仕事=靴作りの作業。それ以外は残務というか仕事っぽくないことと考えがち。
ついつい後回し、見て見ないふりをしがちでした。
考え方を改め、掃除も靴作りの作業と同等の仕事と捉え、一日のスケジュールに組み込むことに。
(頑張れ習慣化。意識改革。)

この冬の鬱々とした期間で分かったこと。

掃除。通勤。身体を動かす。人と会う。
効率を考えたら要らないと思ってしまうこと。
時にはわずらわしいと思うこともあるけれど、
これらのことによって、精神が保たれていたこと。

工房と家に閉じこもり、猫とたわむれているだけでは物事は進まない。(そりゃそうだ)

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(むしろたわむれてもいない。寝てるだけ)

1月も残すところわずかとなりますが
ようやく年が明けた気分です。
「(遅ればせながら)明けました。おめでとう」

そう言えば、旧正月の時期じゃない?
「私の暦は太陰暦」話しのオチで使えるかしら。
調べてみたら今年の旧正月は2月12日だそう。
なんとも締まらないのが、私らしいっちゃ私らしい。


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