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あんたがたどこさ考

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手鞠歌「あんたがたどこさ」に関する考察、私見の纏めをnote用に短く編集した「やりすぎ都市伝説」ばりのトンデモ話
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あんたがたどこさ 考 ④

その4 番外 “DHA”
“Love” と言えば「45」、 “Love portion” と言えばナンバー「9」、と言ったように「何々」と言えば「数字のX」と言うものがこの世にはいくつかある。

聊か番外も番外過ぎるとは思うが、「どこさ」繋がりで “DHA” 、詰まりドコサヘキサエン酸ついて、ここに取り上げたいと思う。
その前に、多くの方が “DHA”を「ドコサヘキサ塩酸」であると勘違いしているが

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あんたがたどこさ考 ③

その3 ちょっと長いよ
さて、前章でVatican's fig leaf campaignに触れ、それとこの手毬歌の共通点を匂わせた訳だが、あの一行のみを以てそんなことを言い出した訳ではない。それではただの妄言に過ぎないと言うものだ。
私は、この歌詞を具に見て驚きを禁じ得なかった。パズルのピースが次から次へと嵌まって行くのを感じた。それも面白い様に嵌まるのである。
それは、最早最後の1ピースが嵌ま

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あんたがたどこさ考 ②

その2 芸術か猥褻か?
Vatican's “fig leaf campaign”。日本語に訳せばバチカンの「無花果の葉運動」となる。
ご存じない向きに大雑把に説明すれば、これは嘗てヨーロッパを席巻した大規模かつ長期に亘る「芸術検閲行為」の事である。
詰まり、16世紀、Vaticanに端を発したこの「芸術検閲行為」は瞬く間にヨーロッパ中を席巻した。裸体をモチーフとした作品は、例えば絵画であれば木の

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あんたがたどこさ考 ①

その1 定説、通説
「あんたがたどこさ」という手毬唄を、皆様はご存じの事と思う。
この歌は熊本の手毬歌というのが定説だ。
また、埼玉の川越が舞台とする説もあるようだ。
そこでここではこの川越説について少し触れたい。

簡単に話して終えば、戊辰戦争時の川越が舞台だとする説である。
つまり、戊辰戦争に際し川越に進駐した薩摩の志士と川越の子供たちとの交流――遣り取りを歌ったもの、だというのだ。
何はとも

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