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わがままな住まい選び

わがまま=我がまま=あるがまま

「わがまま」って、とても善い言葉だと僕は思いますが、なぜ日本では否定的に捉えられるのでしょうか?それは支配者側の立場で楽(らく)だからだと思います。

我がままに生きるのは結構たいへんです。まず我=自分とは何か?をトコトン突き詰めて考える必要があります。

自分は何が?どんなことが?誰が?好きか

そもそも日本の教育では好き嫌いを徹底的にいけないこととして排除されますし、集団行動を強制されるので人と違うことを嫌がるようになります。

こうすると指導する側である先生は楽なんですよね。だって生徒一人ひとりの好き嫌いを聞いていたら正直「面倒くさい」んだと思うんです。

みんな同じ制服を着ているうちに大人になって、みんな同じリクルートスーツを着て人気企業に就活して、辛いけどみんなやっているから満員電車に乗ってを惰性でやってしまう。

画一的な住まい選び

住まい選びでもこの日本人の精神的な傾向が顕著に表われていて、10人いたら8人は「新築 南向き 平坦 駅近」という極めてステレオタイプな希望を言います。

商売をする側としては「うってつけ」です。だって「みんな買っていますよ」がこの国では一番、売れる言葉なんですから楽です。ダイバーシティ(多様性)という言葉が空虚に響くほどに日本人の精神は画一志向です。

行列が長いほど

ネットの評価が高いほど

ほかにも欲しいと思っている人が多いほど

そのお店や商品やサービスが良いと判断しているとしたら、そこには何ら自分の考えが無い=無思考だということです。

人と同じ行動を取ると競争が生じ、常に急いでいて心に余裕が無くなり、正常な判断が出来なくなります。まさに「心を亡くす=忙しい」であり「急いては事をし損ずる」です。

煽られるのがデフォルト

住まい選びでも新築マンションのモデルルームに行けば「ほかにも購入希望者がいるので抽選になります」と言われ、不動産屋で案内されると「考えているうちに売れてしまうので今、決めましょう」という煽り文句が横行しています。

自分軸の住まい選び

人と同じでいいのか?

みんなが良いと思うものが自分にとって良いのか?

口コミや評価が高いから良いものなのか?

どういうところに住むのが楽しいのか?落ち着くのか?幸せなのか?
自分軸を持った住まい選びをしていただきたいと強く思います。


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