住まい選びの総合医

社団法人 住まい選びコンシェルジュ協会 代表理事 東京都および横浜市で10年間、都市計…

住まい選びの総合医

社団法人 住まい選びコンシェルジュ協会 代表理事 東京都および横浜市で10年間、都市計画部局にて公務に従事。その後は東京と鎌倉の資産運用会社で6年間勤務し、正しい不動産知識の普及啓蒙をする必要性を感じ協会を設立。適正な情報開示を通じて、不動産業界全体の健全化に寄与、貢献している。

最近の記事

煽り運転は煽られる運転に原因がある

煽り運転を誘発する3大運転 動画を見ない日が無いほど増えている煽り運転。煽られている側は「自分は悪くない」というスタンスでアップしていることが大半のようですが「喧嘩両成敗」という言葉があるように「火のない所に煙は立たぬ」の一面があるようです。 ※もちろん煽り運転自体は道路交通法に違反するものですから、決して擁護するつもりはありません。ただ煽られる側も何らかの違法行為を先に行っている可能性が高いということです。 1.追いつかれた車両の義務違反 主に高速道路上では追い越

    • 【マンション】買ってはいけない〇階

      マンションに求めるものって? マンションに住みたいと思う人は戸建では得られない住環境を求めています。この需要を満たさない階が存在し、買ってしまうと後々、思わぬトラブルが生じますが一番は「売りたいのに売れない」という深刻な問題です。 戸建に求めるものって?

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      • 住みたい街ランキング~人気急上昇の街に潜む3つのリスク~

        近年、これまでランク外だった駅やエリアが急にランクインしてくるケースが頻発しています。中でも要注意なのが人口が急増している場合です。 3つのリスクとは? 人が増えるとどういった問題が生じるのでしょうか?短期と長期の両面から検証していきます。 学校の不足 子育て世帯が流入してくると当然ですが学校が足りなくなります。実際、近隣に学校が全くなくて1時間以上かけて小学校まで通う事例があるほどです。 通学路も歩道の整備が追い付かず、歩車道が一緒になっているので交通事故リスクが高

        • 「ほしのおうじさま」から住まい選びを考える

          ほしのおうじさま(フランス語原題:Le Petit Prince、英語: The Little Prince)は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュベリの代表作で現在、200以上の国と地域の言葉に翻訳されているベストセラーで、絵本でも有名ですね。 6つの星のへんな王様たち 主人公の飛行機操縦士が砂漠に不時着した時に出会ったのが「ほしのおうじさま」で、地球に降り立つまでに旅をして出会った6人の王様の話が印象的です。 いばりんぼう=権力 うぬぼれ=名誉 のんべえ=快楽

        煽り運転は煽られる運転に原因がある

          お金が貯まる住まい・車・家具・楽器

          同じ「買う」という行動でも結果がまったく異なることがあります。 消耗品と資産品の大きな違い 単純な算数です。たとえば100万円で買った車を10年乗って売る場合、1万円の場合もあれば200万円で売れることもあります。 家具についても数年使ってお金を払って粗大ごみに出すしかないものもある一方で、一部の北欧家具など時が経つほど値上がりしているものもあります。 楽器もそうです。ピアノもアコースティックやエレキのギターでも、既に製造を中止したいわゆる「ビンテージもの」は値上がり

          お金が貯まる住まい・車・家具・楽器

          賢者は歴史から学び愚者は経験から学ぶ

          住み替えを検討している方の支援をしていると、様々な考えの方々と出会いますが、思考法の違いが住まい選びで大きく関わってくることを痛感します。 思考法の違いとは? 住まい選びで適切な選択ができる人は「歴史=自分のみならず他人の経験も含めた総括的な事象」から学べる人です。 たとえば、どのエリアに住むかを考える際、過去の地震や津波、台風や洪水の履歴の蓄積を知ると「ああ、ここは安全で道路一本挟んだあちらは危険だな」ということがよくあります。 不動産は9割が立地で決まる こうし

          賢者は歴史から学び愚者は経験から学ぶ

          心の余裕が住まい選びの秘訣

          豊かさ=車間距離 運転している時、どのくらい車間距離を取りますか? 運転は性格がよく出ると言われますが、とても感じます。 車間距離が長いほど、空間が広く自由になります。 でも常に焦っている人ほど余裕がなく無意識に短くなります。 先日、阪神高速で起きた痛ましい事故は大型トラック2台に軽自動車が挟まれて、なんと幅30センチまで圧縮されてしまいました。 たらればですが、仮に100mの車間距離を取りバックミラーで後方確認を行っていたら、異常な迫り方に気付いてハンドルを切って隣

          心の余裕が住まい選びの秘訣

          わがままな住まい選び

          わがまま=我がまま=あるがまま 「わがまま」って、とても善い言葉だと僕は思いますが、なぜ日本では否定的に捉えられるのでしょうか?それは支配者側の立場で楽(らく)だからだと思います。 我がままに生きるのは結構たいへんです。まず我=自分とは何か?をトコトン突き詰めて考える必要があります。 自分は何が?どんなことが?誰が?好きか そもそも日本の教育では好き嫌いを徹底的にいけないこととして排除されますし、集団行動を強制されるので人と違うことを嫌がるようになります。 こうする

          わがままな住まい選び

          住まい選び=アナログ>デジタル

          住まい選びの条件って? 価格 延床面積 土地面積 間取 駅徒歩 南向き 家探しサイトでの検索の際の条件を並べてみました。これを見るたび条件で弾いて現地を体感しないのは正直、すごーく「もったいない」と感じています。 数字で表現できないものが現地にはあって、たとえば天井の高さで希望より狭くても広く感じることがあります。 数値化できない魅力 駅からの距離についても、道すがらに商店街があって楽しく歩ける場合や、アーケードがあって雨がしのげる場合は想定より長くても体

          住まい選び=アナログ>デジタル

          SDGS-持続可能な住まい選び

          「所さんの目がテン」という日テレ系日曜日朝7時の番組を見ています。 すると里山の話で「持続可能な森」の定義がありました。それは・・・ 「さまざまな種類」 「さまざまな年代」 「さまざまな環境」 持続可能性=多様性であることが言及されていました。 「あ、これって住まい選びとまったくおんなじ」と思いました。 高度成長期に大規模に造成されたニュータウンで現在、存亡の危機を迎えているところが非常に多くなっています。 持続不可能な住まい ニュータウンの名の通り、完成時は新し

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          2024年始のご挨拶と不動産市況報告

          新年明けましておめでとうございます。 現在、日本列島に存在する住宅、不動産の価格は上昇と下落の二極化の一途を辿っています。 札幌、首都圏、中京圏、近畿圏そして福岡、那覇などを除くと日本は少子高齢化による人口減少が続くため、下落傾向です。 ただ上記都市圏内においても上昇と下落の二極化が著しく、購入を考える場合は「買うならどのエリアか」を吟味する必要があります。 ではなぜ日本人が減っているのに価格上昇しているエリアがあるのか? それには3つの要因があります。 <円安>

          2024年始のご挨拶と不動産市況報告

          街の匂い

          住み替えを検討しているクライアントによく話すのは「街の個性」についてです。 人口が何人とか、面積がどのくらいとか、人口密度がどのくらいとか、そういった数値化できるものではなく、たとえると「匂い」が近いです。 首都圏中心に全国各地に出向くと感じる、その街ごとの明るさや雰囲気とい った感覚は、なかなか表現するのが難しいのですが、確かに「在り」ます。 「ここです!たくさん街を歩いたけど、この街が一番しっくりきます!」 クライアントごとに個性があって、それに合った街を見つけ出

          住まい選びはエリア選び

          「災害」 「犯罪」 「交通事故」 人生にはさまざまなリスクがあります。 これが住まい選びの段階で9割決まるとしたら、どう思いますか? たとえば災害は地形や地盤によって遭遇する確率が相当、違います。 道路一本挟んで浸水したりしなかったりすることは、とてもあります。 空き巣や窃盗などの犯罪も実は地形や街の雰囲気や環境に大きく影響を受けます。 交通事故の原因には「ひと」、「クルマ」、「道路環境」という3つの要素があります。 まず「ひと」ですが、よく事故を起こやすい性格の

          住まい選びはエリア選び

          アート思考の住まい選び

          最近、あらゆるサービスがデジタル化していると感じます。 人との出会いはマッチングアプリで年齢や年収といった数値化された条件を入力してマッチングされます。 住まいもやはり間取りや駅からの距離といった、可視化しやすい条件を入力して検索されています。 でも水や空気みたいに、生きる上で大切なものは目に見えにくいのではないでしょうか? 人とのご縁も結局は相性や波長が合うなど、可視化しにくいものが重要だったりしますし、住環境も居心地が良いとか住みやすいといった数値化しづらい感覚に

          アート思考の住まい選び

          住まい選びは生き方選び

          「生きる」って何でしょうか? 「暮らす」ってどういうこと? それは日々、身の回りにあるものに影響を受けます。 どんな人と 何を食べて どんな服を着て どんな車に乗って どんな家に住んで どんな地域で暮らして どれ一つとっても人生を形成する要素です。 特に住宅購入は人生でそう何度もない、一番大きなお買い物 じっくりゆっくり楽しみながら学んでみませんか?

          住まい選びは生き方選び

          住まい選びエンターテインメント

          住み替えの支援をして住まいとの良縁があったクライアントから届いたメールを共有させていただきます。 (ここから) 住まい選びコンシェルジュ協会 山田様 ご無沙汰しております。 こちらからご報告するべきなのに、申し訳ございません。 先日、無事に物件引渡しが完了致しました。 山田様にお会いできたからこそ、素敵な物件に巡り合うことができました。 改めて感謝申し上げます。 息子が生まれることから、物件探しに奔走していた我々を待ち受けていたものは、購入を焦らせる営業の方々でした

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