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住まい選び=アナログ>デジタル

住まい選びの条件って?

価格

延床面積

土地面積

間取

駅徒歩

南向き

家探しサイトでの検索の際の条件を並べてみました。これを見るたび条件で弾いて現地を体感しないのは正直、すごーく「もったいない」と感じています。

数字で表現できないものが現地にはあって、たとえば天井の高さで希望より狭くても広く感じることがあります。

数値化できない魅力

駅からの距離についても、道すがらに商店街があって楽しく歩ける場合や、アーケードがあって雨がしのげる場合は想定より長くても体感は短い場合も多々あります。

南向き信仰も日本人独特です。そもそもなんで南向きなのか?それは日本人が農耕民族の思考だからです。直射日光が必要な植物は南向きがたいせつで
す。

直射光のほかに反射光という概念があります。太陽の光って直接のものと、そこかしこに乱反射してそこら中から入ってくる光の明るさも大きいんですよね。

「ベランダに干した洗濯物が良く乾くから」という理由で南向きが良いと言いますが、これも実は日当たりより風通しが良い方が乾きます。

また大半のマンションの場合、南向きと言っているのはリビングの方向で、その反対側の部屋は北向きになります。

家具をたいせつにするヨーロッパでは北向きが好まれています。窓からの景色も日差しの関係で北向きが映えます。

住まい選びにおいては数値や条件といったデジタルで現地を見る前に除外してしまうよりも、やっぱり実物を体感してみてから決めて欲しいなと思います。

住まい選びは会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ

・・・と踊る大捜査線の青島刑事の言葉を引用しましたが、まさにそうだと思っていて「急がば回れ」では無いですが、条件や思い込みでエリアや物件を狭めると、かえって理想の住まいから遠ざかっているかもしれません。

書を捨てよ、街へ出よう

寺島修二の言葉よろしく、住まい選びこそデジタル的にネットだけで探すのではなく、実際に歩いて探すアナログ的な現場主義でありたいと思います。

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