SDGS-持続可能な住まい選び
「所さんの目がテン」という日テレ系日曜日朝7時の番組を見ています。
すると里山の話で「持続可能な森」の定義がありました。それは・・・
「さまざまな種類」 「さまざまな年代」 「さまざまな環境」
持続可能性=多様性であることが言及されていました。
「あ、これって住まい選びとまったくおんなじ」と思いました。
高度成長期に大規模に造成されたニュータウンで現在、存亡の危機を迎えているところが非常に多くなっています。
持続不可能な住まい
ニュータウンの名の通り、完成時は新しかったのでこぞって若い子育て世代が購入して住んだのですが、数十年経った今、高齢者の街に変貌しました。
2,000年以降は工場地帯だったところにタワーマンションや大規模マンションが高度成長期の戸建ニュータウン街に替わって開発、販売されています。
もうお分かりだと思いますが、一気に大量販売される不動産の問題というのは「多様性の無さ=似たような世代ばかりで埋め尽くされる」です。
戸建ニュータウンは近年の大規模マンションよりは、まだましです。所有権が明確で、買った人は自分の土地と建物だけ管理すれば良いからです。
マンションは「区分所有権」という、土地も建物もどの部分を所有しているのかが極めて曖昧で「所有者みんなで共同管理・運営」するものです。
持続不可能なマンションのリスク
現時点でも少子高齢化による人口減少の影響で、相続を放棄される=ゴミになっている戸建やマンションの部屋が毎年20万軒以上も発生しています。
日本の人口は20年ほど先の2050年には現時点よりも3,000万人減って9,000万人台になり、ますます住宅は不要になってきます。
特にタワマンはその高さ故、通常の足場が使えず大規模修繕などに相当のコストがかかることが想定され、高齢化した住民が耐えらえるのでしょうか?
マンションは立地に加えて「管理を買え」と言われます。数十年先を見通して、持続可能な修繕や管理が見込める物件を見極めることが肝要です。
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