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名曲紹介

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読んで字の如く、「名曲」を紹介していきます。 クラシック音楽は全て名曲という定義のもと行ってますが、後々変えるかも(笑)
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記事一覧

【女王色々】情緒不安定な女王・手を洗う女王・ストリートの女王・・・

【女王色々】情緒不安定な女王・手を洗う女王・ストリートの女王・・・

色んな「夜の女王のアリア」を集めてみました今日はネタ回です(笑)

モーツァルトのオペラ「魔笛」から「夜の女王のアリア」の色んなバージョンをYouTubeから引っ張り出してみました。さっそく行ってみましょー。

まずは通常ver(と言ってもすごい迫力)ソプラノのダイアナ・ダムラウによる夜の女王。この衣装やメイクは正に「夜の女王」というイメージに合致してるのではないでしょうか。ご本人の演技も真に迫る

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【武満徹の没後25周年】盟友らによるライブ配信

【武満徹の没後25周年】盟友らによるライブ配信

日本を代表する現代作曲家・武満徹もうそんなに経つんだ、という印象です。明日2月20日は作曲家・武満徹(たけみつとおる)の没後25周年です。下の記事で知りました。無観客形式のライブ配信の案内です。詳細は下記事を参照のこと。

25年前というと私はまだ小学生で、クラシックどころか音楽を好きで聴くようにすらなっていませんでしたが(音楽自体は好きでしたけどね)、それが今や故人についてこうやって記事を書いて

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【癒やされたい方へ】雨音+ジムノペディのループ音源

雨降っていますね。
雨とサティのジムノペディは前々から相性が良いと思っていたので、こんな日は良く聴いているのですが、両者を組み合わせた動画がありましたのでご紹介。
雨降ってなくても聴けた(笑)

これを聴きながら静かにデスクワークするなり、お昼寝するのも良いですね。

お読みいただきありがとうございました!よろしければスキ・コメント・フォローなどいただけるとうれしいです!

他の名曲たちはこちら↓
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【名曲紹介】ドビュッシー「前奏曲第1巻第10曲-沈める寺」

1909年12月から翌年2月にかけて約2か月の間に集中的に作曲された曲集の内の一曲。

曲解説
<不信心ゆえに海に沈んだ大聖堂(教会、カテドラル)がみせしめとしてしばしば海上に浮かび上がるというフランス・ブルターニュ地方からのケルト族の伝説による曲で、神秘的な4度・5度の和音の連なりから3和音による大聖堂の出現へと高揚、聖歌も響くが、やがて再び沈んでいく。冒頭から「柔らかく響く霧の中で」→「少しず
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【名曲紹介】年末の風物詩 ベートーヴェン交響曲第九番第四楽章「歓喜に寄す」

本日のクラシック音楽館でやってましたね。
こちらはバーンスタインではなくカラヤン指揮のもの。

日本では年末になると当たり前のように演奏されますが、外国では滅多なことでは演奏の機会がないそうで、結構なベテラン指揮者でも第九は振ったことがないだなんて事もあるとか。

合唱含む曲だし、今年はコロナ禍だから難しい?苦難に立ち向かっていたベートーヴェンの精神からすればこういう時こそ演奏の機会が求められると
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【名演紹介】恐らく二度と実現しない光景「久石譲in武道館」

インスタントな情報が溢れている中で、何度も何度も繰り返し観るような映像がいくつあるでしょうか。そして、それを持てることがどれだけ幸せなことか。

私にとってはこれがその一つです。この映像が観れることに心から感謝しています。

フルオーケストラ+合唱etc...でジブリ音楽作品を作曲者本人の指揮によって演奏されるという超豪華企画。恐らくこの規模での演奏は二度と実現しないでしょう。武道館というのもスケ
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【名曲紹介】「水の戯れ」ラヴェル

利き手の親指を火傷してしまいまして、かなり行動が制限されてしまいもどかしい感じがします(皆さん気をつけましょう)。

と言う訳で、火傷と言えば冷却。冷却するものといえば水。ということで水にまつわる曲です。

この曲はラヴェルがパリ音楽院在学中の1901年に作曲されました。作曲の師であるフォーレに献呈したようです。

水の煌めきが表現されていて、美しい。不思議な気持ちにさせてくれる曲。

かてぃんこ
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【名曲紹介】ベートーヴェン「大フーガ」

「敬愛なるベートーヴェン」という映画にこの大フーガの演奏シーンがあるのですが、第九の大成功にも関わらず、この曲があまりに前衛で先進的過ぎたため、聴衆が次々と席を立っていきます。当時の様子の一端を知るにはわかりやすいシーンです。

因みに、この映画には架空の写譜師の女性が登場するのですが、彼女だけはこの作品を理解し、それを今際の際のベートーヴェンに伝えます。

「君ならわかってくれると思っていた」と
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今週よく読まれた記事<11/23~11/28>仮面舞踏会・ストリートオペラ・音響ハウス

今週よく読まれた記事<11/23~11/28>仮面舞踏会・ストリートオペラ・音響ハウス

実は先週やってなかった(笑)先週は藤倉大さんの記事ばっかりになってしまったんでやりませんでした(笑)という訳で二週間ぶりにランキング発表です。さぁ、行ってみましょう!

サスペンスが人気?ハチャトゥリアンの劇音楽がトップ!昨日書いたものなんですけど、タイトルが目を引いたのか今週のトップに躍り出ました。詳細は本文をお読みいただきたいのですが、まぁ勘違いで愛する妻を殺すなんてひどい話です。というかどこ

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【名曲紹介】夫の勘違いによって毒殺される妻の悲劇 「仮面舞踏会-ワルツ」アラン・ハチャトゥリアン

最近良く聴く曲です。グルジア出身のアルメニア人作曲家であるアラン・ハチャトゥリアン。「剣の舞」で有名な人ですね。

仮面舞踏会は1941年に劇音楽として作曲され、全14曲から後に5曲を抜粋し組曲化されました。組曲は演奏会でも人気のレパートリーとして知られています。
CMやフィギュアスケートでも取り上げられたりするので知っている人も多いかも。

劇の内容はかいつまんでいうと「賭博師の主人公が妻と行っ
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【名曲紹介】藤倉大「春と修羅」〜蜜蜂と遠雷〜

原作も映画も未見ですが、そうであっても音楽の美しさというのは絶対的なものであることを感じさせてくれます。

春と修羅は原作で登場する架空の曲。
作曲にあたっては原作者から「イメージと違う」とツッコまれないように原作の描写を徹底的に読み込み、解釈してあたったとのこと。「理論武装した」とは本人の談(笑)
幸い(?)原作者の恩田陸さんからはそんなツッコミは入らなかったそうです(笑)

お読みいただきあり
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【名曲紹介】藤倉大の作った「きらきら星」

正確にはきらきら星の「伴奏」です。

誰でも知っているような有名な曲でも、アレンジでこんなに現代的になるという好例。

オペラを観て依頼、すっかりファンになってしまったので(笑)色々聴いて紹介させていただこうと思います。

「アルマゲドンの夢」明日が楽日です!多分当日券も買えると思いますので気になる方は是非!(劇場の回し者ではございません笑)

お読みいただきありがとうございました!よろしければス
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【名曲紹介】静かに過ごしたい時に「4分33秒」ジョンケージ

本日、宮中では新嘗祭(にいなめさい)が執り行われています。23時現在、天皇陛下が2回目の祭儀「暁(あかつき)の儀」を執り行われております。

新嘗祭とはその年に取れた新穀を神々様にお捧げになり、収穫の感謝をご奉告すると共に御自身も新穀をお召し上がりになるという、宮中で最も大事な祭祀の一つです。

我が家では毎年、この祭祀が無事に済んだ事を確認してから新米を解禁しております。天皇陛下より先に新米を口
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