姿勢・動作改善において「大腰筋」の重要な機能と運動療法の考え方!
今回は「大腰筋」にピックアップしたコラムの内容になります。
大腰筋というと腸腰筋の構成している筋肉になっており、腸骨筋も別にありますが人体の動作や姿勢制御においては、腸骨筋以上に大腰筋の機能の方が重要な役割を担っているケースが多いです。
この大腰筋の作用としては、、
教科書的には「股関節屈曲」「腰椎伸展」の働きがあると言われていますが、それは起始停止の関係性上の話であって、荷重位になった時の反応は非荷重位の際とは異なります。
そして、人間は立位で最遊的に日常生活も送りますし、スポーツ競技にしても立位での動作制御ができなくてはならないため、大腰筋に関しても立位や荷重した状態でコントロールできる状態になることが欠かせない機能になります。
今回は、大腰筋の立位や荷重した際にはどういった機能として働くのかという部分を紹介させて頂いて、実際に運動療法の考え方まで自分自身も店舗で股関節や体幹周囲にアプローチをする際にどういったことをしているかもお伝えしますのでご参考にして頂ければと思います。
大腰筋の作用と働きについて
大腰筋の働きとしては、、
この作用がメインになってきますし、運動学や解剖学の参考書にもその様に記載されています。
確かに股関節を屈曲させたり、腰椎を伸展させたりする作用はありますが、歩行や立位姿勢などの基本動作・日常動作においてはそれ以上に大腰筋の作用として重要な役割を担ってくれていることがあります。
立位での大腰筋の1番の役割
結論から言ってしまうと、、
大腰筋は立位姿勢や歩行や日常動作における働きとして、、
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