見出し画像

業務委託の仕事を辞めた話と利益の追求の考え方

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は前回書いた、業務委託の仕事を辞めようと思っているという記事の続編!

前回は働き方の面で思ったことを書いていましたが、実際にこちらの仕事で感じた違和感や、実体験に基づくモヤモヤを書いてみようと思います。

今思えば、最初からなんとなく感じていた違和感をもう少し大切にしておけばよかったなと思っています。
この仕事を始めたときは、とにかく仕事が欲しくて、毎日がむしゃらになっていた頃でした。
仕事を選ばず何でもやる!という程ではないですが、自分の経験や実績になりそうな物を片っ端から探して応募を繰り返す段階にいたので、するすると書類や面談が通過していくことに違和感を持ったほうが良かったなと思います。

業務委託の仕事を辞めようと思っているお話はこちらで書いています。

実際に先週を持ってこちらの仕事は契約解除としてもらいました!
今回は、どうやって辞めたかという辞め方の話ではなく、なぜ合わないと思ったのか、自分の中にどんな違和感があったのか、その辺の心の動きについて書いてみようと思います。


BtoBとBtoC、有形商材と無形商材の違い


仕事をしていく中ですごく感じたのが、利益の追求
会社というものは利益を生み出すことで存続していくものであることは、わたしの今までの会社員時代からずっと擦り込まれてきたことではあります。

わたしはずっと営業会社に勤めていたので、とにかく年間予算、月の単月予算、週間予算と、数字目標と達成率が常に頭の中にありました。

ノルマ達成しないとどうなる!という罰則のようなものがあるわけではないですが、自分の成績や部署の成績に関わることなので、みんな当たり前に共通認識としてその数字を頭に入れながら日々の行動をしていました。

それが正しい・正しくないという話ではなく、その中でずっと働いて来ているので、考え方として「会社は利益を生み出すもの」という考え方を、わたし自身が持っているということを踏まえて、これからのお話を読み進めてほしいなと思います。

わたしがその業務委託の会社で働くようになってすごく違和感を抱えていたのが、利益を生み出す利益の発生源について。

わたしはずっと会社対会社、いわゆるBtoBの仕事をしていましたが、この会社はすべて会社対一般顧客、BtoCの仕事でした。

ここで重要になってくるのが提供するサービスや商材。
その時のわたしは深く考えていませんでしたが、BtoCの仕事の場合、この商材がものすごく大切だなと思います。

ここの会社は、株式投資に関わるサービスを提供しており、お客様は個人投資家さん。その方たちに投資手法を教えるというような名目でサービスや商材を提供していました。

ということは、その会社の利益源となるのはこの個人投資家さんたちから入ってくるお金になります。
嫌な言い方をすれば、どれだけこの個人投資家からお金を取ることが出来るか、というのがサービス構築をしていく上で重要になってきます。

そうなると、新しいコンテンツを作ろうとした時には、どこでお金を落としてもらえるポイントを作るか、サブスクのサービスにいかに長く入ってもらえるかなど、お金を取るポイントを作る=会社の利益を上げることになります。

そこでわたしが感じるのが、会社としての利益=顧客の利益になっているか??ということ。

今まで有形商材を扱っていたわたしは、顧客が欲しているところに物を流すということをしていたので、お互いがそれでwin-winになることを前提として、そこに取引の金銭が発生していました。

サービスを売る場合、顧客が払う値段ってどうやって決まるのでしょうか?
その人がそのサービスに対してこれだったら払っても良いと思わせることでしょうか?
対価に見合うだけの内容というのは、どうやって図るのでしょうか??

BtoCの場合、その判断をするのはお客様本人。
上長と相談することもなければ、決裁をもらう相手もいません。

そうなるとお客様本人に、これはそれだけの価値があるものだと思わせることが大切ということになります。

自分の利益か顧客の利益か


そう考えた時に、お客様自身がお金を払いたいと思えば、ある程度こちらが価格決定権を持って話を進められてしまいます。

そして扱っている内容が株式投資ということもあり、かなりの額のお金が個人でも動きます。

実際にそのお金を払える人は良いんですよ。
ただ、わたしがすごく違和感を感じるのは、そこまで支払い能力がない人でも、このようなサービスにアクセス出来てしまうこと
そして、会社側はとにかくお金を落としてもらいたいので、そのような人でも1人のお客様として対応してしまうこと

これは実際にわたしが体験したことです。
具体的な内容には触れられないので、やんわりと濁して書きます。

提供してるサービスの中で年間百万を超えるようなサービスを購入したいというお問い合わせを頂き、手続きを進めていたのですが、お話を聞いている限りその人はクレジットカードを持っていなければ、銀行にある預金もほとんどない様子。

月々分割でなら支払いが可能なので分割を希望されていましたが、この時点でわたしは、この人はこの商品を購入してはいけない方だな・・・とはっきりと感じ取りました。

というか、ほとんどの方がこれを聞いて、この人やばいな・・・と思いませんか??思いますよね??笑

しかし、この会社から返ってきた指示は、分割でもお支払いの処理を進めるようにとのことでした。

確かに会社の利益を考えたらそうなのかもしれません。
この方が、借金をしたところで、誰かからお金を借りたところで、会社には特に関係も無ければ問題もありません。

でも、わたしはこの方にサービスをおすすめすることは出来ないです。
綺麗ごとだと自分でも思うのですが、会社の利益=顧客の利益になっていないことに対して、わたしが関わることはしたくないなと思ってしまいます。

この具体例はかなり強烈に分かりやすいので、誰に話してもそれは良くないね~と言ってもらえるのですが、じゃあサービスが株式投資でなければいいのか、金額が50万だったらどうなのか、預金がぎりぎり足りていれば良いのか、もしかしたら顧客の利益になるようなこともあるのではないか、判断基準はどこにもありません。

わたしが在職中から入っているオンラインスクールは??
それも高額だけど、そのサービスの価格は適正なのか、たまたま自分は払えたけど、無理矢理払っている人も中にはいるのかもしれない、、
そう考えるとはっきり判断基準を答える自信がありません。

今回の件は、自分の倫理感と今まで扱ってきた商材の違いによって、自分の中にかなりの違和感が生まれました。

別にサービス自体は提供しているので、詐欺をしているというわけでもないのが、難しいところだなと思います。

ただ、わたしには出来ないし、そのような考えの人のもとで働きたくないなというのが大きいです。

商材で入ってくる顧客の質が変わるのでは


もう一つ思うのが、顧客の質
顧客の質というと、こちらが品定めをしているかのような感じで、少し嫌な言い方かもしれませんが、この株式投資のスクールに入ってくる顧客に関しては、本当に質の悪い人ばかりでした(言い方が悪いことは自負して書いております・・・)

メルマガを出せば、いわゆるツイッターのクソリプ(これも言い方悪い笑)のような心無いコメントが返ってくる、対応するメールも一般顧客とはいえかなり横柄な態度が見える文章、見込み客として抱えている顧客も言いたい放題だったり、わたしからしたらお金を頂いていても、お客様と呼べるような存在ではなかったです。

わたしがBtoBしかやったことないからだと最初は思っていましたが、これは商材がかなり関係あるのではないかなと。

わたしの入っているオンラインスクールでは、自分含め全員一般顧客ですが、そんな方は見たことありません。

そういった人たちの相手をしていると、自分の心がだんだん擦り切れていくことが分かったし、他の方がそれに対して丁寧に対応しているのを見るのもすごく嫌だなと感じました。

これは完全にわたしが選んだ会社が良くなかったすが、こういった会社やサービスが当たり前に存在していて、これに対してあまり違和感を感じずに当たり前のこととして淡々と処理している方たちにもびっくりしました。

わたしのように転勤族と結婚してフリーランスをしている方や、お子さんが小さいうちは在宅で仕事がしたくてオンラインで働いているという方もいました。

その方たちは至って普通で、そしてものすごく優秀なんですよね。
会社員時代に自分と同年代で働いている人を見ていても、ずば抜けてその人たちのほうが優秀だなと感じます。

なぜここで働いているのか・・・と残念に思うほど。。

でも、その人にとってはそれは苦痛ではないんだなと、、
それも一種の価値観なのかなと思います。

わたしは絶対に無理だ!と思ったので、いち早く逃げ出しましたが、人が感じる違和感や嫌悪感は人それぞれ。

それにしても非常にもったいないな~と思ってしまいました笑

最後までお読み頂きありがとうございました。

シンバ🦁



この記事が参加している募集

ライターの仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?