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専業主婦になって半年、心境の変化や働き方に対して思うこと

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

前回の記事で、会社員から専業主婦になってからの半年間で自分がやってきたことについて書いてみました。
こちらの記事では自分がやってみて、これは自分に向いているな!と思うようなことや、これはやってみたけど自分には向いてないな・・・と思ったことなど、やったことに対しての成果や反省についてを書きました。

その記事はこちら。

今日は、そもそも専業主婦になっての心境の変化や、会社員とは違う働き方をしていることに対して思うこと、半年前との自分の中での気持ちの変化など、自分の感情についてのことを書いてみようと思います。

前回の記事でも書きましたが、色々やってみたものの、やはり未だに変わらない心境、自分の中で譲りたくないこと、家にいることでの生活の変化など、会社員時代には経験したことのないことばかりをこの半年で経験したなと思います。


半年間専業主婦をしてみての心境の変化


まず一番は、わたしは家にいることが向いていないとずっと思っていたことについて。

最初の一か月はとにかく苦痛で、それはずっと会社員で会社に行くことが当たり前だったため(コロナで在宅勤務などもありましたが)、1日家に居て誰とも会話することなく生活をしていると、世界から取り残されてしまっているような感覚になっていました。

友達や同期などと会う機会もありましたが、やっぱりみんな仕事をしていて、自分の生活環境に対してわたし自身が劣等感を抱いていたため、自分の今の現状についてを話すことを避けていたりしました。

また、夫に対しても自分の嫌悪感からくる感情をものすごくぶつけていたなと思います。夫のせいで自分は専業主婦にならなくてはいけない。夫ばかりが自分の人生を生きていてわたしはそれに合わせるようにして人生を選択していかなくてはいけない。
そのような事をずっと考えていて、自分の根底にそれがあるためか、夫への対応や言葉がけにものすごく反映されてしまっていたなと思います。

この辺の記事はその時に書いているもので、自分のその時の考えがすごく出ているな・・・と今読み返しても分かります。

では、現在はどうなのかというと。

家で働くことに関しては、徐々に慣れて来たというのが一番かもしれません。人間慣れというものは怖いですね。

最初の方は、家にずっと監禁されている気分で、頭が痛くなってきたりしていました。
その時はまだ自分が何をしたらいいのかが分からず、今やっている料理の事だったり発信活動などもしていなかったので、毎日ただ目標もなく過ごすということにものすごくストレスを感じていました。また、何か価値を出さないといけない、そうしないと社会からおいていかれるという強い焦りもあったんだと思います。

でも今は、色々なことをやってみて自分の適性と見比べながら、やることやらないことを見極めていったおかげで、1日の中で今日はこれをやる、ということが目に見えて分かるようになってきたので、それが家であるのか外であるのかという違いだけだなという風に思えるようになりました。

わたしが当時感じていたのは、「自分は家に居るのが苦手」ということでしたが、半年経って思うのは、原因は家に居ることではなく、「自分の目標やタスクが目の前にないことが苦手」ということだったんだなと思います。

もともと休みの日も家でのんびりするというタイプの人間ではないので、そのように自分で勝手に思い込んでいたところがあると思います。
原因は家に居ることではなかったと気づくのに半年もかかってしまいましたが、それほど人間の思い込みというのは怖いし、侮ってはいけないなと感じます。

また、周囲の人に対しても、今までは会社員でなくなったことにものすごく劣等感を抱いていましたが、今は自分の活動している事、こんな経験をしたんだ!ということを自信を持って伝えています。会社員の人たちは(昔の自分もそうでしたが)それ以外の働き方をしていることが珍しいようで、ものすごく興味津々に話を聞いてくれたり、応援してくれる人もたくさんいて、本当にありがたい限りだなと思います。

これも当初は自分のプライドが邪魔して、成功するまでは今やっている事を周りに伝えたくない、もし失敗したら恥ずかしいからそれまで言わないようにしようと心を閉ざしていた部分がありましたが、やはり応援される人というのは失敗してもまた挑戦している人、頑張っている人だと思います。
今は失敗や挑戦の過程も含めて話せるようになったので、それは本当によかったなと思います。

夫に対してですが、当初感じていた嫌悪感や、夫のせいで!などという感情は今は無くなっています。ただ、わたしだけが抱えなくてはいけない問題ではないことに対して、自分事に考えていないことが多く、その点はまだまだ解決していかないといけないなと思います。

わたしが、色々なことに挑戦したり、色々なことをやってみたりできているのは夫のおかげでもありますが、それを「まあ自分なりに考えてやってみたらいいよ!」と言うのは全く違うと思っています。

わたしは自分が取るべき手段がこれしか見つからなかったからそうしているのであって、選択肢を少なくしているという自覚を持ってほしいなとはずっと思っています。
2人の人生を一緒に歩んでいくということにおいて、わたしばかりが背負っているという感情がまだ無くならないのは事実なので、この辺は自分の考え方なのか夫の行動なのか何かしらが変わっていかないといけないなと思っています。

会社員ではない働き方に対して思うこと


会社を辞めてフリーランスという働き方を考えた時に、わたしにはとても魅力的に見えて、色々なフリーランスの育成の講座説明会や、スクールなどの情報を見ている時は、時間も場所も縛られずに働いていけるってめちゃくちゃ素敵!!!と思っていました。

今ももちろん魅力的に感じる部分はありますが、半年を通して最初に感じていたほどのキラキラした感情は無くなっているなと思います。

この半年間で、フリーランスの方や個人事業主の方、ご自身で会社を持っている方など色々な方とお話したり知り合う機会がありましたが、自分が目指しているのがここか、こうなりたいと強く思うのかと言われると、なかなか難しいところではあります。

また、実際自分がその業界に飛び込んでみてその難しさを知ったからこそ、最初に抱いた感情が薄くなっていっているんだと思います。

わたしが重点を置いているのは、月に数百万稼ぎたい!!!よりも自分が達成感があってそのことに誇りを持っていられることでお金を生み出したいなんだと思います。

なかなか綺麗ごとみたいになってしまいましたが、そういった天職のようなものにたどり着くには、そんな半年そこらでは絶対に無理だなということは身に染みて分かりました。
現在進めていることもきっとものすごく時間がかかる事だと思うので、フリーランスとはまた違うのかもしれませんが、色々な方と出会いながら、またその大きくて広い世界の中で自分も経験を積んでいき、それが気づいたら天職になっていたら良いなと思います。

自分の中で譲りたくないこと


最後に自分の中で譲りたくないことについてですが、これは半年前も今も全く変わっていないなと思います。

わたしはやっぱり、人との繋がりなくしては生きていけないなと思います。
今までも今も、どこかのコミュニティに属して、そこで自分の価値をいかに上げていくか、そして周りに与えていくか。
ずっとこれを繰り返してきたんだと思います。

そのコミュニティが今までは会社であり、その中でも部署であったりプロジェクトなどのチームメンバーであったり。

それが急になくなったことで、自分の属する場所はどこなのか、自分が価値を提供できるところはどこなのかを模索する中で、今属しているコミュニティがわたしにとって新しい価値を上げていく場になっているんだと思います。

もちろん仕事という面だけで見なくても、他にも趣味のコミュニティや友達などのコミュニティなどたくさんのコミュニティに属しているわけですが、会社を辞めたことによりその部分のコミュニティを埋める何かをずっと探していたんだと思います。

これが将来また変わっていくことが大いに予想されるので、もし今のコミュニティから変わったとしても、自分の価値を出せるところをまた一から探せばいいんだと思っておけば、どこに行っても少し気が楽になるなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁

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