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『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 17
●ゆれる
2018年夏、
46歳になった
僕の心は揺れていた。
これまでの人生で、間違いなく一番悩んでいた。
つなひろワールドを通じて、
パラ・アスリートとして迎え入れてくれる
再就職先を探していた。
柔術とパラテコンドーが思いっ切り出来る環境を探していた。
しかし同時に、
様々な不安も抱えていた。
バーコード頭とカッパ頭の嫌がらせで、
決して快適な職場とは言えなかったが、
毎月安定した
『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 16
●エイリアン
僕は過度のストレスで、胃痙攣を起こし、
救急車で運ばれた。
激痛に耐えている間、
『お腹を突き破って、チェストバスターが出てくるのではないか⁉︎』
映画『エイリアン』の名シーンが、
ずっと頭に浮かんでいた。
エイリアンに寄生された人間や、
プレデターの気持ちが少し理解出来た。
妻は仕事を早退して、
病院に駆け付けてくれた。
あえて慌てる素振りを見せず、
『ストレスだね
『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 14
●夢の続き
夕方仕事が終わってから、
高速道路を使って車で片道二時間超。
熊本でのテコンドーの練習は、
当時小学校や中学校の体育館で行なわれており、
夜21時30分頃に練習が終わると、
シャワーも浴びずに車に乗り込み、
鹿児島まで再び二時間超のドライブ。
食事は運転しながらコンビニのおにぎりを頬張った。
深夜0時過ぎに自宅に帰り着き、
シャワーを浴びて、明日の準備をして、
深夜2時前に就寝
『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 13
●足のボクシング
それは僕が柔術に出逢う、ずっとずっと昔のお話。
『"足のボクシング"と呼ばれる格闘技が、オリンピック種目になるらしい・・・』
小学6年生か、中学1年生ぐらいだったと思う。
プロレスラー、格闘家に憧れていた僕は、
大人に近づいていくにつれて、
左腕に障害があることが、
強くなるために"不利"であるという現実に気付き始めていた。
『足のボクシングだって⁉︎足で闘うなら、自
『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 12
●LIFE!
「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」
ベン・スティラー主演の映画『LIFE!』
フォトグラフ雑誌『LIFE』編集部で、
ネガフィルム管理者として、
地味に平凡に、真面目に働くウォルター。
いつも空想ばかりしていて、
空想の世界の中では、
アクションヒーローだったり、
冒険家だったり、
好きな女性に格好いい口説き文句を言ってみたり。
しかし
『LIFE』
『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 11
●新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る
柔術を始めた頃は、
自分に『世界チャンピオン』の称号が付く日が来るなんて、
ゴジラとセーラームーンが闘うぐらい、
想像すら出来ない話だと思っていた。
"価値が無い"と思われていた
僕の左腕の障害は、
『パラアスリート』という名の
"新たな価値"を生み出した。
そして、
パラアスリートだったからこそ、
44歳にも関わらず、
僕は世界的な
『メルカリ』という映画の中で、ネオのように目覚めて、タイラーのように生きている。episode 8
●人生初の海外
『アブダビワールドパラ柔術大会の参加選手が重水様に決定しましたので
お知らせいたします。
早速ですが、重水様のパスポートのスキャン画像をメールに添付して
お送りいただきますよう、お願いいたします・・・』
3月9日に届いたメール。
何度も何度も読み返したことを忘れない。
『オレがアブダビに行ける!?』
夢の中でも見ないような、
想像を超える夢の話だった。
ちなみにパスポート