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音楽の話

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音楽大好きな私の音楽の思い出、曲の紹介、バンドやDTMなどの四方山話を脱線しながら語ります。また、みなさんの記事の中から、お気に入りの記事もマガジンに追加します。
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#洋楽

歌詞を聞き取ってみよう!4  Piano Man / Billy Joel

歌詞を聞き取ってみよう!4 Piano Man / Billy Joel

今日ご紹介するのは、もうみなさんよくご存知のビリー・ジョエルのPiano Manです。ピアノを弾く私にとっては永遠の名曲。この曲を聴くだけで、そこがバーに早代わりしてしまいます。もちろん、飲む方じゃなくて、弾く方ね。

アメリカで仕事していた時に、一度だけ彼のコンサートに行く機会がありました。最後のアンコール曲、首にはハーモニカが。もう会場のみんなは次に来るものがわかってました。そして総立ちで合唱

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Seawind「Seawind」(1980)

Seawind「Seawind」(1980)

1970年代後半から80年にかけて、フュージョン界で一世を風靡したシーウィンド。ジェリー・ヘイやラリー・ウィリアムズ等のホーン・セクションばかりが強調されるグループですが、個人的にはシーウィンドの殆どの曲を書いているドラムのボブ・ウィルソンの才能に素晴らしさを感じます。
そもそもドラマーで、かつメロディーメーカーな人ってフィル・コリンズやドン・ヘンリー位しか思い浮かびません。同じフュージョン界でい

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歌詞を聞き取ってみよう!3

歌詞を聞き取ってみよう!3

今日はシャッフルでかかったルパート・ホルムズ(Rupert Holmes)のHimを訳してみます。シンプルな英語で訳しやすいですが・・事態は不穏のようです。

男性は窓辺に自分が吸わないタバコの箱を見つけます。彼女は隠すのを忘れたようですが・・

I know who left those smokes behind
「誰がタバコを残していったのかわかってるよ」ですが、ここは「誰かわかってるよ」と

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歌詞を聞き取ってみよう!2

歌詞を聞き取ってみよう!2

「歌詞を聞き取ってみよう」第二弾です。またまたiPhoneのプレイリストをシャッフルして、かかった曲を訳してみました。

① If a face could launch a thousand ships

顔が千の船を出航させる??
意味わからんって困っていたら、家族からの天の声。

「それってトロイのヘレンのことじゃないの?」

 スパルタ王メネラウスの美貌の妻ヘレンは、アフロディテによって、

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歌詞を聞き取ってみよう!

歌詞を聞き取ってみよう!

 英語を忘れないために、時々洋楽の歌詞を聞き取って訳しています。趣味も兼ねてなので、パズルを解く感覚で楽しんでます。

 英語の歌詞はそのままで聞きて理解するのがいちばん。とはいえ、なかなかそうもいかないのが現実。そこで和訳するというわけですが・・・文化背景も異なるし、言語自体の体系が違うのだから、そもそも完全に一致するように訳するのは不可能。もちろん辞書を片手に一語ずつ並べても日本語になりません

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Michael Franks「The Art Of Tea」(1975)

Michael Franks「The Art Of Tea」(1975)

ジャズの香りがたっぷりするAORの先駆け的名盤昼でも夜でも聴けるのがマイケル・フランクスのアルバム。特に「SLEEPING GYPSY」やメジャーデビュー作となる本作がお気に入りです。
極上の演奏に、しなやかなメロディー、下手ウマなマイケルのヴォーカルが素敵です。

ご存知クルセイダーズ等の面々がバックの演奏を務めた名盤。ジョー・サンプル(Key)、ラリー・カールトン(G)、 ジョン・ゲラン(Ds

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Angel  /  Sarah McLachlan

Angel / Sarah McLachlan

 静かなピアノと澄んだ声と美しいメロディと。それなのに哀しさ、というよりは絶望が心を満たしていく。この曲を初めて聞いた時、そんな感じを覚えました。歌詞は聞き取りやすかったのですが、いったいどういう状況なんだろう、この虚しくもがくような重苦しさは?

 悪魔に魅入られたように、何度も何度も聴くうちに、人生の辛さから逃れるために薬物に溺れていく歌ではないかと思うようになりました。

I need so

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Don't Play Your Rock 'N' Roll to Me / Smokie  記臆の隅の洋楽

Don't Play Your Rock 'N' Roll to Me / Smokie 記臆の隅の洋楽

 中学の頃はラジオの洋楽べストテン番組をよく聴いていました。ポールのLetting Go、ジョージのYou、S&GのMy Little Town、クィーンのBohemian Rhapsodyなど名曲が目白押し、たしか1975年のことだったと思います。いつものようにラジオのスイッチを入れると・・・ある曲が耳に留まりました。

 「しぶいなあ・・・ハスキーな声とギターカッティングに味があって」。ませた

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Unforgettable  / Natalie Cole & Nat King Cole

Unforgettable / Natalie Cole & Nat King Cole

 名ヴォーカリストNat King Coleを父に持つNatalie Coleは、75年にデビュー作「Inseparable」がグラミー賞2部門に輝くという衝撃的なデビューを果たしました。僕が始めて彼女の歌を聴いたのはHey! Mr. Melodyで始まるMr. Melody。今でも鮮烈に記憶しています。

 しかし偉大すぎる父を持つということは必ずしもいいことばかりではなかったようです。80年代

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Russians / Sting

Russians / Sting

What might save us, me, and you
is if the Russians love their children, too.
Stingが米ソ冷戦の欺瞞を歌ったRussiansはこの歌詞で終わります。全体に重苦しい空気の中、Stingのボーカルが魂を揺さぶります。

 リリースは1985年。1979年のソ連のアフガニスタン侵攻に端を発した新冷戦の時期です。初めてこの曲を

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洋楽の思い出

洋楽の思い出

 またまた思い出話。私が初めて洋楽を意識して聴いたのは、Carpentarsでした。小5だったと思います。美しいコーラスと親しみやすいメロディ。入門編としてはちょうどよかったのでしょうね。今もカレンは最高のボーカリストだと思っています。

 最初に聴いたアルバムはNow & Thenでした。歌詞の意味を知りたくて、まだ小学生だったけど一生懸命英語を勉強したのを憶えています。1曲目がSingでよかっ

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