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思うこと(エッセイ、コラム)

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恋愛、身の回りについて思ったことをまとめました。
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2024年4月の記事一覧

【日記】ある日の日記

【日記】ある日の日記

祖母の住む家は花の匂いがして、金魚の水槽からは生き物を生かす水の流れる音がする。
私は今、こんなにもゆっくり流れる時間と、生に囲まれている。

意味もなく、ただそこにあるのに、
生きていて、進み続けている。

私はこんなにも穏やかな時間を感じながら、
眠ったら訪れる明日が怖くなった。

私は信用を維持するために働き、最近は休日出勤もした。
私が悪い。私が悪いのだ。
でもこんなことしている時間はない

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羨望、心酔の対象とは共存できない

個に強く惹かれるとはなんだろうか。
アイドル、学校の先生、憧れの先輩、二次元の存在とかだろうか。
巷では遠い存在に本気で恋することを「ガチ恋」なんて呼ぶらしい。

個に強く惹かれる感情に対してどう名付けてよいか悩ましいが、
私の場合は、近い対象への「羨望、心酔」に近い。

そして決して彼らと一緒にいる姿を想像できない。(以下、彼らと呼ぶ。)
何なら逃げだしたいときもある。

私は2つのことを恐れて

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【つぶやき】趣味、興味関心、熱中、学ぶのような言葉をひとまとめにすると、「恋する」になると思う。
大事なことは知りたいと思うことで、対象は恋愛だけじゃなくて良い。

恋人は呪縛なのか?

恋人は呪縛なのか?

私の好きなライターさんが気になる文章を書いていた。
要約すると「恋人をつくるとは呪いのように、相手に好きでいてもらうことを強要するように感じる」というものだった。

私はそうは思わなかった。確かに恋愛は相手へ強要する一面を持ち合わせていることには共感する。ただ私の感覚では少し違うと思った。

では違和感の理由は何だったのか。

私にとって恋人をつくるとは私にとって恋人を作るとは「私が相手を愛し慈し

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関係に「恋愛」と名前を付ける

関係に「恋愛」と名前を付ける

人間関係に名前を付ける場合、どんな名前を付けるべきか。
種類としては友愛、隣人愛、恋愛、家族愛などがあるが、当初私は自然と名前が付くものだと信じていた。

ただ年齢を重ねるだけでは自然に名前が付くことはなく、「恋愛」の際しばしば迷子になった。

相手への尊敬や心酔に名前が付けられず、自分のセクシュアリティを疑ったこともあった。他人に委ねると、自分の感情とのギャップが生まれ蛙化現象も起きた。相手に好

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彼氏じゃなくて「パートナー」と呼ばせて

彼氏じゃなくて「パートナー」と呼ばせて

私は彼氏じゃなくて「パートナー」が欲しい。
共感してくれる人はいるだろうか。

私の恋愛対象は男性なので、
マイノリティ当事者ではないのだけれど、
24年生きてきた今、「彼氏」という響きに違和感がある。

その理由を言語化してみたい。

「彼氏」という響きの違和感1.アクセサリーを自慢するかのように聞こえる

20代女性として今までを振り返ったとき、
彼氏という存在の有無は女性のステータスの一種だ

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