見出し画像

2018年ベストライブ トップ10

今年は合計で70本ほど、アーティスト数で言うと180組ほどのライブを見た。ワンマン、フェス、有料無料合わせて様々なライブに行った。仕事を初めてからなお、週末を待ち焦がれるようになった。基本的には、いろんな人を広く浅く見に行きたいタイプなので、1ツアーには1公演しか行かないですが、アーティスト別の回数で言うと、ばってん少女隊が4回で最多。きのこ帝国が3回で次に多かった。


それぞれに良さが違うので、ランクづけが最も不毛なものだと思うのだけど一応トップ10をつけてみた。

10位 8/31 でんぱ組.inc「JOYSOUND presents でんぱ組.inc コスモツアー 2018 〜未知との遭遇〜」@福岡DRUM LOGOS
結果として、僕が夢眠ねむを最後に肉眼で観た日になってしまった。それもあるのだけど、この日はガツガツとしたエネルギーが立ち込めまくっていて単純にカッコ良かった。1000人キャパのぎゅうぎゅうのライブハウスで、異様な速さのBPMで踊り狂うという、よく考えたらどうかしてるヤバさを改めて提示してくれた。最上もがが辞め、根本凪と鹿目凛が加入し、現体制が安定するのを待つために、ねむきゅんは引退を1年先送りにしたというストーリーがあるのだけど、その期間にあのがむしゃらさを出せるプロ意識よ。

9位 5/13 相対性理論@CIRCLE’18
相対性理論、5年半ぶりの福岡公演は野外フェスのトリだった。イベントの流れという感覚は全くなく、あの1時間を完全に自分たちのモノにして支配していた。スクリーンの映像と一体となった「ウルトラソーダ」や「キッズ・ノーリターン」、園内アナウンスから流れ込んだ「弁天様はスピリチュア」といった演出キメキメな近年の楽曲から一転、「四角革命」や「気になるあの娘」などの真部・西浦時代の楽曲はシンプルな演奏で見せていた。アンコール「LOVEずっきゅん」での大狂乱も忘れられない。

8位 12/3 スカート Major 1st Single「遠い春」リリースツアー
"far spring tour 2018"@福岡INSA

感想はこちらに。

7位 6/9 パスピエ TOUR2018"カムフラージュ"ネオン編@福岡DRUM Be-1
各会場2daysで行われたツアーの片割れ。仕事の都合でこちらのほうにしか行けなかったが、長らくライブで出くわせなかった曲を沢山聴けた。「プラスティックガール」や「ワールドエンド」など、どこか不安定で胸をギュッと締め付けてくる楽曲を、パスピエはライブでの戦力として使ってきてなかった気がする。ネオン編がハイファイでニューウェーブ寄りな楽曲を集めた日だったと考えれば、これらの楽曲の選抜も納得。あと、「トロイメライ」とか「最終電車」の、イントロでハッとさせる力も改めて思い知った。

6位 2/25 ねごと TOUR 2018「SOAK」@福岡BEAT STATION
『ETERNALBEAT』から『SOAK』という、エレクトロサウンドに重心を置いたアルバム2枚でセットリストのほぼ全てを構築した挑戦的なツアー。初っ端から「ETERNALBEAT」をリミックスver.でぶちかますなど、実験性もたっぷり。没入して踊れるような時間もあれば、光に包まれながらゆらゆらと揺らめくような時間もあり。広義でのダンスミュージックを志向した圧巻のステージだった。新しいことをふんだんに取り入れつつも、あくまで自然体なのが良かった。しかしまさかこれが最後から2番目のツアーになるとは、、

5位 1/21 Base Ball Bear Tour「光源」@福岡DRUM LOGOS

4位 5/13 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018「MODE MOOD MODE」@福岡市民会館
ユニゾンを初めてホールで観た日。自分のスペースでしっかりとグッとこれた。「デイライ交響楽団」とか「ガリレオのショーケース」みたいな初期曲が当たり前のように新作曲と並ぶ前半。そして「サンタクロースは渋滞中」(冬)→「静謐甘美秋暮抒情」「クローバー」(秋)→「オーケストラを観にいこう」(夏)→「桜のあと」と本編で季節を遡っていくような後半から、アンコールで「春が来てぼくら」に辿り着くという、粋な仕掛けに気付いた時になんか感動しすぎて笑っちゃった。こういう細かいこだわりが好きだな。

3位 7/4 ASIAN KUNG-FU GENRATION TOUR 2018「BONES & YAMS」@福岡DRUM LOGOS
『ホームタウン』のリリースが延期されたことでレア曲ツアーとなったこの公演。「リライト」も「ループ&ループ」も存在しない世界があったのだね。初めてアジカンを観た2006年のアリーナツアー以来に聴けた「エントランス」、さりげなく大好きな「極楽寺ハートブレイク」、野外フェスとかでやったら絶対最高だろうに全く演奏されない「未だ見ぬ明日に」などなど、どういうわけか干され続けている隠されすぎた名曲たちにしっかりスポットライトが当たっていた。今後も、こういうツアーはたまにやって欲しい。

2位 12/29 LILI LIMIT「size L」@周南RISING HALL
感想はこちらに

1位 4/29 小沢健二「春の空気に虹をかけ」@大阪城ホール
このコンサートはもう別次元的。36人編成ファンク交響楽、まず出てくる音の高級な分厚さ、匂いが違う。そして満島ひかりがステージ上にいる尊さ。オザケンの曲に出会ったのが、ドラマ「モテキ」きっかけだったから、満島が「ぼくらが旅に出る理由」のMVを再現してる姿とかもうね、ポップカルチャーの最先端を目撃してるなぁって。この日、行きの新幹線でiphoneがぶっ壊れて、正直気が気でなかったんだけど、1曲目「アルペジオ」のイントロでそんな心配を吹っ飛ばしてくれた。ポップミュージックの気高さがあった。

#note書き初め #コンテンツ会議 #コラム #エッセイ #備忘録 #2018年ベスト #ライブ #ロック #ライブレポート #ライブレポ #イベントレポ #でんぱ組 #でんぱ組inc #スカート #パスピエ #ねごと #相対性理論 #asiankungfugeneration #AKG #アジカン #baseballbear #ユニゾン #unisonsquaregarden #USG #unison_square_garden #lililimit #小沢健二 #オザケン #ozkn

この記事が参加している募集

イベントレポ

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?