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これからのアパレルのビジネス脳

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アパレルの工場目線から、こんなビジネス脳と仕組みが作れたらいいなって思う記事をまとめています。
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2019年11月の記事一覧

キツイから10円まけてくれ

キツイから10円まけてくれ

そういう世界に生きてるんだなと改めて思った。

コストに関して軽く考えてるわけじゃない。

基本、お互い様の精神はビジネスにおいて必要な事だろうと思っている。

ただ、受注してからの値上げは相手に対してアンフェアかもしれないが、条件提示を飲んだ後の値下げ要求はありなのか?

工場は言い値でやってくれるとでも思っいるのか?

もちろん、言い方や交渉の条件次第というところはあるが、

「下請けは俺たち

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やり続けりゃ当たり前になる

やり続けりゃ当たり前になる

習慣もそうだし、価値観や意識もそう。

知らないこと、わからないことは、コワイから、誰かが今のカタチに変化を与えようとしたり、新しいものが出てきたら拒否反応を示しちゃう。

それって、誰しも持ってる感覚だと思うんです。

ビジネス面においてもそういったことは多々あって、長年にわたり当たり前だった商習慣に浸かってしまっていて変化を拒む人も少なくないと強く感じています。

アパレルはそれが顕著に現れて

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手っ取り早いのはメジャーで活躍する事

手っ取り早いのはメジャーで活躍する事

スポーツの世界だとわかりやすいのですが、その業界を盛り上げていこうと思えば、次の世代の若者たちに、

あの人みたいになりたい。
あの選手みたいに活躍したい。

と、憧れを持てるような姿を見せる事が大切だと思うんです。

そういった若者が増えることで、底辺が広がってレベルが高まっていきます。

野球やサッカーのようなメジャースポーツもそうですし、近々で言えばラグビー だってそうでしょう。おそらく、ラ

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《SS》《AW》という概念は古いのか?

《SS》《AW》という概念は古いのか?

これもまた、古い商習慣なのかもしれません。
そう思ったのもこの記事を読んだからです。

私自身、百貨店の催事等で読んでいただく機会も多く大変ありがたいのですが、時期によっては二の足を踏むことがあるのは正直なところです。

というのも、通常ファッションアイテムの切り替えは、タイトルにもある、

《SS(スプリングサマー)》と《AW(オータムウインター)》に分かれている。いわゆる、春夏と秋冬。

しか

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「できるわけない」って思われてるくらいがちょうどいい。

「できるわけない」って思われてるくらいがちょうどいい。

下請け工場とか、組織力の無い個人が何かに挑戦する時、

「できるわけない」

って言われることが大半です。

僕も実際そう言われてきました。

そんな中、2019年ラストの実店舗イベントが大阪で行われます。

ところ:阪急メンズ大阪1Fネクタイフロア
期間:2019年11/13〜11/26

今回、メインフロアの大型什器の一面をジャックして大きく展開をさせて頂くことが急遽決まりました。

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縫製工場の現実を捉えた記事を紹介

回りくどく課題を書いてみたり、問題提起をしてみたりと、
世の中に発信していく中で色んな方法があるのですが、やはり、

物事の本質はシンプルに伝えるのが一番いい。そんな中で、とてもシンプルかつ分かりやすく縫製工場の課題について書いてあるnoteを発見した。

若手の中で『アパレル業界をなんとかしたい』とか『工場や産地を守りたい』とか言っている人もいて、それ自体は私も悪いことではないし、頑張ってほしい

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縫製工場を救いたい!の裏側

縫製工場を救いたい!の裏側

僕は決して「無慈悲」なことを言いたいわけじゃない、

ましてや夢を諦めているわけでもない。

ただ、

本当にたくさんの熱い学生さんや、アパレル関係の方々が

「アパレルをなんとかしたいんだ!」と言ってこの業界に入ってきて、

もしくは取り組もうとして諦めたり、苦戦していたりすることが多く、その理由はとてもシンプルであり、

とても難しいからなのだ。

先日ある学生さんからの取材で

「今縫製工場

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下請け工場は「売れない芸人さん」と似ている

下請け工場は「売れない芸人さん」と似ている

同業の方と話をしていて、ふと自分の口から出た言葉を、書いてみようと思います。

どんな業種でも、どんな業界でも、下請けの立場の人達の共通点は、

「作ることができる」のに「売ることができない」

という点にあります。

もちろんすべての人がそうではないでしょうし、いろんなケースがあるとは思いますが、一般的にはそういったケースが多いように思います。

これは、

「芸はある」のに「フリートークがで

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《リアルショップ》VS《ネットショップ》アパレルにおけるこの構図をどう見るのか?

《リアルショップ》VS《ネットショップ》アパレルにおけるこの構図をどう見るのか?

皆さん、モノを購入される時はどこで選ばれていますか?
一般的に大きく分けると、

お店(実際の商品を見て選ぶ)もしくは、ネットショップ通販(インターネット上で注文)の2つの方法があると思います。

しかし、自分のお気に入りの商品を探したり、大切な人への贈り物として選ぶ時に、

「ネットショップで買ってもいいのかな?」

と悩まれることもあるのではないでしょうか。
様々なものがネットショップを通して

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