記事一覧
手術から1年たって〜人生観は病気では変わらなかった〜
2020年10月
10月は乳がん月間だそうだ。さまざまな報道が流れ、イベントが実施されている。
昨年10月21日に乳がんの手術をしたが、その時にはそんなニュースは目に入らなかった。それだけ自分のことに精一杯だったのだろうと思う。
さて、手術から1年が過ぎた。
私の右胸の乳がんサブタイプは、再発リスクが高いのは3年。
また左側は再発リスクは高くないが、10年経った後に再発することもあるという。
がんになったのは自分のせい?〜わたし治療に専念しません〜
2019年10月20日
がんになっていろいろなブログやそこからリンクされた健康食品や代替療法など
関連する文章を目にするようになった。
本人の体験談としてまことしやなに飛び交っているのは、この言葉。
「自分でなったがんだから、自分で治す」
自分でなったがんだから、私は自分で努力して治してきたわ、治しているわ、というわけよ。そのために健康食品や栄養療法、代替療法をいろいろ調べて使ってきた、と。
イメージなんて幻想ならば、変えていける〜子宮とおっぱいを無くして考えたこと〜
47歳の時に子宮筋腫の手術で、子宮を全摘した。
子宮筋腫は20代からあったが、生理のたびに出血がひどくなっていき、その頃には数値だけ見ると輸血が必要なほど貧血がひどくなった。
筋腫だけとるという方法もあった。
「この年齢で筋腫だけとっても、またすぐに筋腫は出てきますからね。筋腫がある人は閉経も遅いので、また筋腫が大きくなっていきますよ。子宮をとっても卵巣はそのままなので女性ホルモンが急激に崩れるこ
進撃の巨人〜乳がん手術後はじめてのお風呂〜
2019年10月26日
乳がん手術をすると、胸にたまった浸出液などを排出するために胸に管(ドレーン)がついたままになる。ドレーンを通して出てくる排出液は最初は真っ赤だが少しずつ量も減り、色も黄色っぽくなってくる。
月曜日に手術して、金曜日にドレーンを抜いた。そして土曜日に初めてシャワーを浴びた。
両方の胸元には大きな傷痕。手術の次の日から毎日3回は「ちょっと傷見せてくださいね」って、看護師さ
口をついて出た言葉は「なるほど」だった
乳がんは世界的にも罹患する女性が多いため、
研究も進み、治療方法も比較的確立している。
最初はマンモグラフィで診断し、乳がん疑いがあると細胞診断が行われ、
がんが確定するとそれから2週間ほどかけて「サブタイプ」を調べる。
マンモグラフィの撮影をしたその日に「9割がんです」と言われ、
その2週間後にがんが確定しても、私は「がーん」とはならなかった。
(知人に、「子宮頚がんの転移でステージ4です」と
台風がくる前日のような
(2019年9月4日の夜、
明日はがんの生体検査の結果を聞きに行く、という夜に書いた文章です)
子どもの頃、台風がくる前日、ちょっとだけワクワクしませんでしたか?
いえいえ、大人はそんな不謹慎なことを言ってはいけません。
大きな被害が出るかもしれないし、人の命がかかっているわけですから。
でもね内緒の話ですが、私は55歳になった今でも、ほんのちょっと
台風が来る前はワクワクするんです。あ〜
5月満月の日、お釈迦様は生まれ、死んだ。
「死に対する気持ちを口にしてみるワークショップ」を終えて。
講演会やワークショップを終えた後、いつも「これで良かったのかしら」と不安になる。みなさんの大切な時間をいただいているわけで。きっと何らかの期待を持って、みなさんそこにいるわけで。
どうだった?あなたにとって良い時間だった?なにかひとつでも、あっ!と思ったことがあった?と全員に聞いて回りたくなる。
今回のワークショップは誰に依頼されたわ