【無料Note47集】Iパス受験前に確認して欲しい知識体系【ITパスポートの勉強法】
2023年10月19日現在、ITパスポートの対策Noteを47個書きました。
全て、私が独学で970点合格した実績、IT専門学校で教えてきた指導経験に基づいています。
テキストや過去問で勉強をされた方の最終チェックとして、また残念ながら不合格になった方の見直しとして、少しでもお役に立てたらと思い書き続けてきました。
必要な部分を飛ばし読みでも、全体を流し読みでも結構です。
すこしでもあなたの合格の参考になったら嬉しいです。
なお、ITパスポートのテキストでの学習が自分なりに終わっている方対象です。Iパスのテキストは必ず購入して座学をしてください。>>お薦め9冊<<
特に薦めする本のレビューは以下。
それでは、始めましょう。
方針 | 1Note
合格を現実にするには、「確実に正解できる問題を47問」まで引き上げてください。「確実に正解」です。勘は一切含みません。
4択勘だと正解率25%が「期待」できますが、25%以上当たる確率は50%、25%未満しか当たらない確率も50%です。
47問確実に正解して、残り53問を4択勘で解いて合格確率50%が、現実です。逆に47問から53問まで引き上げると、合格確率は90%を超えます(もちろん60問だったら100%)。
「合格点ギリギリ」だったとは、47問解けてない可能性が高いです。100問中の半分も正解できる能力がないんですよ。
「ギリギリ合格点だった」「ギリギリ不合格だった」と問題演習の度に一喜一憂するのではなく、自分の能力をちゃんと把握しましょう。
汎用テーマ | 2Note
算数の足し算掛け算が、理科でも役に立つように。考え方がIT全般に役立つテーマがあります。
セキュリティは、通信・メール・データ保存・サーバルーム・情報資産などに。PDCAは、体制や業務の維持管理の基本で、プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・監査に広く適用できる考え方です。
用語問題 | 4Note
ITパスポートの約50%が用語問題です。
~を何と云うか:用語を選ぶ問題
~の説明はどれか:記述を選ぶ問題
2通りの出題パターンがありますが、どちらも「キーワード連結」が基本。
例えば、BPR=「業務プロセス」「抜本的」「改革」のように、問題でよく使われる文言があります。
用語の意味を、文章ではなくキーワードで紐づけることで、情報圧縮されるので脳容量を無駄遣いしないですみます。
>>通信プロトコル<< :英単語も知っておくと良い単発用語
>>リスク対応<< :4個なので必ず覚える
>>リスクアセスメント<< :リスク対応と併せる
>>プロジェクトマネジメント<< :最低4~7個は覚える
単発用語は、キーワードや英単語で個別に覚えておきます。英単語は「Sだったらシステムやサービスかな」程度でOK。書ける必要はありません。
リスク対応やプロジェクトマネジメントは複数の用語でまとまっています。
特にリスク対応は軽減・回避・転嫁・受容のように4個なので最重要。なぜなら、選択ア~エに1個ずつ配置されるので、正解率を高くできるから。
基本的に3~4用語をまとめて覚え、5用語以上は優先度をつけて絞ります。しかし、プロジェクトマネジメントやQC7つ道具は、4個を超える用語。優先度はつけますが、なるべく多く覚えましょう。
頻出テーマ | 4Note
過去問を分析すると、毎回1問以上出ているテーマがあります。
とはいえ、毎回問われていることが違うようにも見えます。過去問に一喜一憂するようでは、振り回されるだけ。
仕組みとしてポイントを理解すると、言葉が変わろうが問われる切り口が変わろうが、安定して得点できますよ。
特にITサービスマネジメントは2~4問も出ます。開発職以外の現場の事例として重宝されてきましたが、AIによる自然言語処理やチャットボットの導入事例としてさらに増えました。ヘルプセンター・サポートデスクなど違う名前をしますが考え方は同じです。
ブーム用語 | 4Note
ITには、流行りの用語があります。
例えばGumblar。2009年に流行した攻撃手法で、当時は頻繁に出題されました。その後、被害もなくなり、出題もされなくなりました。現在はハッカソンやスクラムなど。AIやIoT周りもよく出題されます。
一方、ソーシャルエンジニアリングやアジャイル開発は「息の長いブーム用語」としてずっと出題され続けています。
ITパスポートは、新用語の導入に積極的。2019年にversion4.0になり、2022年にversion6.0になりました。毎年のように更新されているのが証拠です。
>>ソーシャルエンジニアリング<< :息の長い用語
>>ブロックチェーン<< :今後も活用される重要技術
>>RPA<< :AIによるブーム
>>アジャイル開発<< :どんどん追加される用語群
この中でも、アジャイル開発は現在進行形で手法が提案されています。昔は、ペアプログラミングとリファクタリングぐらいでしたが、今はテスト駆動型開発・継続的インテグレーション・スクラムなども出題され始めました。
法律問題 | 5Note
ITパスポートにも基本情報技術者試験にも多くの法律問題が出て、毎回でる法律が違ってなかなか得点にできないと悩む方も多いです。
細かいところまで問われるので「これ全部覚える?」「どこまで覚えるの?」と戸惑います。しかし、私たちは弁護士さんになるわけではありません。
以下の手順で進めましょう。
多く出題される法律から学習する
法律のコンセプトだけ知っておく
他は消去法や想像で解く
以下の法律問題を学習するだけで、かなり得点源になります。
>>不正アクセス禁止法<< :2つのポイント
>>情報セキュリティポリシ<< :実例で理解する
>>産業財産権<< :キーワードで充分
>>著作権法<< :消去法で解けるように
>>派遣・委託<< :図解で理解する
法律は、覚えるのは重要なコンセプトのみ。あとは事例・反例・よくあるひっかけ方などの出題ポイントを押さえれば、どんな文言で出ても正解できるようになります。
大きなテーマ | 18Note
技術問題には、データベースのような理論、メール・AIなどの独自技術や実例なども出題されます。
まずはメール。日常的に使っているため、動く仕組みや事例としてよく出題されます。
メール2部作
次にデータベース。IT資格では、セキュリティ・ネットワークと共に3種の神器です。得意になるほど得点が安定しますよ。
セキュリティにおいて、攻撃手法は大きなテーマです。しかし、多種多様であるがゆえ、選択肢にごちゃごちゃに出てきます。
過去問を1問1問解いて、バラバラに復習しても学習コスパは悪いので、まずは大きな3つを理解して、最後に問題演習をします。
現在は第三次AIブーム、第四次産業革命と云われています。AIやIoTなどの新技術は一大分野。ITパスポートの多くの問題に何かしら絡んできます。
IoTの問題は平成31年~令和5年度で、なんと32問も出ています。平均6問。
AIの問題は、平成31年に2問出てから、現在は8問前後まで増加しています。
AIやIoTは生活にどんどん浸透してきます。ITにちょっと詳しいIパス合格者として、普段使っている技術がどんなものなのかを知るつもりで、常識にしていってくださいね。
計算問題 | 1Note
ITパスポートでは、計算問題は捨て問にしても「まだ」大丈夫です。
とはいえ、「計算問題だ、捨てよう」では、基本情報技術者試験で苦労しますし、そもそも資格所持者として知識人・技術者としてどうでしょうか。
アローダイアグラム(PERT図)は、分からなくても「計算してれば解ける」糸口が見つかります。解くのは最後でも良いので、計算問題に向き合う心構えは持ち続けてくださいね。
微分積分なんて出ません。単なる四則演算(+-×÷)。少しでも粘っていきましょう。
難しい問題 | 2Note
ITパスポート最高峰の問題にも挑戦しましょう。
最初はなるべく用語問題、つぎに図解による仕組み理解をします。
ITパスポートでは、捨て問にしても合格はできます。セキュリティマネジメント試験でも合格はできます。
しかし、基本情報技術者試験ではさらに電子証明書・サーバ証明書が追加され、解けなければ大きなハンデを追います。今のうちに少しでも得点できるように挑戦し続けましょう。
勉強法 | 6Note
今まで見てきたテーマ別の対策Noteは以下の勉強法に基づいています。
以上の「勉強のコツ」は、基本情報技術者試験でも他の資格でも大いに活用できるので、自分に合ったものがあれば取り入れてみてください。
とはいえ、1週間2週間では体には馴染みません。「効果がなかった」「合わなかった」と判断するのは2~3ヶ月試してからです。
すこしキビシメに伝えますが。
1回や2回試したていど、1~2週間ぐらいしか試さずして「自分には合わない」と判断するのは短絡的です。何事も身につかないし、うまくいなない人生になると考えてください。
私はそんな学生さんをたっっくさん見てきました。
まとめ
「ギリギリ合格した!」「全然勉強してないけど合格した!」は、恥ずかしいと思って欲しいです。(もちろん合格は良いことです)
なぜなら、履歴書に「ITパスポート合格」と書きます。600点ギリギリだろうと、900点だろうと同じです。
よって、職場でも扱いは同じ。「Iパス持ってるからこんぐらい知ってるハズだよな」と仕事が振られます。「え、、ギリ合格で、知らないんですが…」なんて言えませんよね。
就職・キャリアアップ、基本情報技術者試験などの高位資格へつなぐために、まぐれ合格に甘んじない学習姿勢を持ちましょう。
Iパスに合格するのはあくまで入口。初学者がまとまった知識をインプットする手段にすぎないんです。
もし不合格が続くようでは、問題演習と復習の優先順位と深さが適切でない可能性が高いです。
以下のNoteでは、過去問から「確実に正解して欲しい問題」を洗い出し学習の優先度を示しました。また、各問のどこに注目して解くか、どの選択肢の学習を深めていくかの指針もアドバイスしています。
特に2回も3回も不合格になった方。今まで無意識ながらも、問題と答え、解説を覚えてませんか?
問題から「本質」を見出していない可能性が高いです。以下の解説を参考に今一度「本質を見極める学習」をして欲しいとまとめました。
時間がかかったため有料(とはいえ、100円~)ですが、R05は15問を無料公開しています。一度「自分に必要か?」を判断して頂ければと思います。
あなたの学習に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。
でわでわ(・ω・▼)ノシ
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