【Iパス10問】IoT特有の技術用語
IoTの問題は平成31年~令和5年度で、なんと32問も出ています。
平均6問。これは放置はできません。
対策しましょう。
分析すると、3つに分類できました。
IoT特有の技術:10問
このNoteでは2番目「IoT特有の技術」に注目してまとめました。掲載した問題が解けるだけで、1~2問得点できるようになります。
>>前回のNote<< と併せたら3~4問が解けるようになります。
なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、ちょっとでも信用してくれたら嬉しいです。
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エッジコンピューティング
エッジコンピューティングとは、IoT機器側で情報処理をする技術です。
生データをそのまま送ると、通信量が多くなります。また、IoT機器がたくさんあると、IoTサーバに処理が集中して負荷が高くなります。
そこで、IoTデバイス側で処理をさせ、通信量削減・負荷分散を図ります。
なお、エッジとは「端」と云う意味なので、想像しやすいかもですね。
正答はア。
イはブロックチェーン、ウはクラウド、エはAIの機械学習。全て流行っている用語なのでぜひ覚えておきましょう。
>>AI問題のNote<< も準備するので、ちょっと待ってて下さいね。
正答はウ。
ア, イ, エも大事な用語なので、是非知っておきましょう。
アのMDMは、モバイル端末を一元管理すること。
例えば、業務で使っている端末を紛失したら情報漏洩の原因になりますし、アップデートしなければウイルス感染の原因になります。よって、遠隔から端末を使えなくしたり、アップデート状況をモニタするような管理が必要です。
イのSDNは、ソフトウェアで仮想的なネットワークを作る技術です。
「OpenFlowを用いて」という言葉で出題されます。なお、Software Defined Networkingの略です。
エは、リスク対応したシステム構成です。
稼働している「主系」と「待機系」を準備しておき、主系でトラブルがあったら待機系に切り替えます。
待機の仕方で3種類の言われ方があります。
ホットスタンバイ
ウォームスタンバイ
コールドスタンバイ
まだ出題例の少ない用語
出題実績は少ないのですが、今後出題される可能性があるので、余裕あったら知っておきましょう。
正答はウ。
PLC, PoEはIoT以前から出題されています。
ア:PLCは電力線を通信回線としても使う技術
イ:PoEは通信回線で電力を送電する技術
エのスマートグリッドは、ITによって電力需要を見極めて供給の最適化をする技術です。
スマートシティ・スマートハウス・スマートメーターにスマートウォッチなど「スマート系」の用語も多く出題されますね。
正当はウ。ブートはITでは「起動」、エのリブートは「再起動」を指します。
セキュリティバイデザインなど、「セキュリティ系の用語」も増えているので、注意ですね。
アのGPUは、描画専用の計算チップ(脳みそ)です。CPUと一緒に覚えておきましょう。
イのRAIDは、記憶ディスクの構成方式。RAID0 ,1 , 5は知っておきましょう。
RAID0(ストライピング):複数のディスクに分散保存
RAID1(ミラーリング):2つのディスクにコピー保存
RAID5:パリティによって復元できる
【よく出る】IoTで使われる通信技術
IoTは通常のコンピュータと違って、小型だったり屋外だったりと低スペック・省電力が求められます。
通信方式も色々あるのでここで覚えておきましょう。
BLE:ブルートゥースの発展版。最近すごく出題されてます
LWPA:低電力長距離通信の定番。ちょっと昔まで流行り
ZigBee:マイコンでの無線通信の定番。ITパスポートではあまり出ない。ジグビーと読みます。
正答はウ。
PLCは電力線を通信回線としても使う技術なので、有線です。
【最近よく出る】BLE(ブルートゥース)
Bluetoothは、ワイアレスイヤホンなどで活用されていますね。
今までも出題されましたし、BLEの登場でIoT絡みでも多く出るようになりました。
とはいえ、全部の仕様を覚えるのは現実的ではないので、知っておく点を絞りましょう。
低消費電力
電波通信
届くのは数十~300m
特に距離が重要です。一緒に登場するLWPAと区別するために。
正答はイ。
他は余裕があれば、頭の片隅にあっても良いですが、私なら忘れます。少なくともエの赤外線は選ばないようにしましょう。
正答はア。
イのHEMSは、家庭内での電力供給を最適化する技術です。スマートハウスの一環として。
エのPLCは、電力線を通信回線としても使う技術。似た言葉にPoE、通信線で電力供給する技術もあり、一緒に出題されます。
LWPA(BLEより長距離)
LWPAは、BLEと同じで電波・低電力の通信です。Low Power Wide Areaって英語を見ても良く分かります。
BLEの前には、IoT通信はこれ!ってぐらい出題されました。違いは、通信距離は数~数十km。BLEより長距離です。
正答はウ。
正答はイ。
アのBLEは、頑張っても400mまで。
エのMVNOは格安SIMの会社と思ってOKです。自前で回線を持たず、大手企業から回線を借りてサービスを提供する形態です。
正答はア。
イのMDMは、モバイル端末を一元管理すること。
ウのSDNは、ソフトウェアで仮想的なネットワークを構成する技術。「OpenFlowを用いて」という言葉で出題されます。
エのWPA2は無線LANの規格。最近はWPA3も出題されます。
まとめ | 前回と併せて3~4問ゲット!
今回はIoT特有の技術用語の問題対策をしました。
前回の >>IoTの事例・構成<< に加えて、より具体的用語も理解しました。これで3~4問の得点が期待できるようになりました。
次の >>IoTにかこつけた問題対策Note<< では、「IoTじゃなくても出題してた技術」を対策します。「IoTだから、知らない技術なんだろうか」なんて焦って、変な勘で解答しないよう注意してくださいね。
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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。
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