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【Iパス7問】毎回5問は出る!AI自然言語処理の問題

AIの問題は、平成31年に2問出てから、現在は8問前後まで増加しています。

是非対策して得点源にしたいです。

AIと聞くと画像認識のイメージが強いですが、出題は自然言語処理(チャットボット)が多いです。毎回1問は出ます。

「文字を解釈するAI」程度で全て解けるので、ささっと対策を済ませちゃいましょう。

AIを問題を分析すると、大きく4種類あると分かりました。どこから対策しても大丈夫です。

全部で32問あるので、5問は得点アップが期待できます。

なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、ちょっとでも信用してくれたら嬉しいです。

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自然言語処理

自然言語処理とは、私たちが普段使っている言葉をコンピュータで計算処理することです。

言葉を単語に分けたり、意味を解釈したりなど段階的に研究が進んでいます。

応用分野としては、AIによる文章要約・自動応答・文章作成など、実用化は多岐に進んでいます。

音声認識(音声を文字化)と別にしたり、含めたりもするので、緩く構えてくださいね。

コールセンターでの電話対応業務にAIを活用し、有効なFAQシステムを実現する事例はどれか。
ア:オペレーター研修の一環で、既存のFAQの質疑応答事例をWeb画面で学習する。
イ:利用者がガイダンスを聞いて入力したダイヤル番号によって、取り次ぐオペレーターを振り分ける
ウ:受信した電話番号から、顧客の個人情報や過去の問い合わせ記録をデータベース検索して、オペレーターの画面に表示する
エ:電話対応時に、質問音声から感情と内容を読み取り、FAQから最適な回答候補を選び出し、オペレータの画面に表示する

「ITパスポート試験 令和5年度問16」より改変

正答はエ。


AIによる自然言語処理だけでの活用事例として全て挙げたのはどれか。
a:Webサイトにて、日本語が入力されたら即座に他言語に翻訳するシステム
b:災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムに収集し、地名や災害情報を解析するシステム
c:スマートスピーカーにて、音声による家電操作や音楽再生を行うシステム
d:駐車場の出入口に設置されたカメラでナンバプレートを撮影し、清算済み車両であるか確認し、当該車両がゲートに近づいたら自動で開くシステム
ア:a, b, c イ:a, b, d ウ:a, c, d エ:b, c, d

「ITパスポート試験 令和年度問」より改変

正答はア。

dのナンバプレートの写真解析はAIでできますが、分類は画像識別です。

aの翻訳、bの投稿内容の抽出、cの音声認識(文章として意味解釈もしているので)は自然言語処理です。


チャットボット

チャットボットとは、「チャット」と「ロボット」を合わせた造語です。

利用者が文字(や音声)で質問をして、リアルタイムで答えてくれるシステムです。

簡単な質問への応答、参考ページへの誘導。少し高度な活用だと、ホテルの予約もできます。

AI活用の代表例なので、ITパスポートでも固有名詞として出題されます。

AIによる音声認識と自然言語処理の両方が利用されている事例はどれか。
ア:ドアのノックされる音を検知し、カメラで顔を認識して、入室許可がある人物であればドアを開錠する
イ:人から話しかけられた天気や交通情報などの質問を解釈し、ふさわしい内容を回答する
ウ:野外コンサートの来場者の姿を検知して、入場者数を記録する
エ:洋書の英文をカメラが読み取り、日本語として要約文を作成する

「ITパスポート試験 令和2年度問22」より改変

正答はイ。全てAIの活用事例ですが、問題文の「音声認識」「自然言語処理」に注目して解きます。

エは画像解析が含まれています。細かいですよね。


ECサイト(通販サイト)では、利用者からのチャットによる多様な問い合わせに対して、オペレータが対応する仕組みから、ソフトウェアによる自動応答に変更した。このソフトウェアは、利用者の過去のチャット内容などを学習して、会話の流れから回答を予測できる仕組みを導入している。この技術はなにか。
ア:AI イ:AR ウ:CRM エ:ERP

「ITパスポート試験 令和2年度問32」より改変

正答はア。

イのAR(拡張現実)は、ゴーグルやスマートフォン越しに現実空間にCGや文字を重ねる技術です。ポケモンGoが代表例。

反対にVR(仮想現実)は、コンピュータ内にCGで現実に似た空間を作ります。広い意味ではオンラインRPGなど。

ウとエは「一元管理」シリーズ。CRMは顧客情報、EPRは経営資源(ヒト・モノ・カネ)を一元管理します。

他にもMRPは資材の一元管理。これらは >>4グループ用語<< かつ >>英用語<< なので、Noteにまとめました。

4グループ用語・英用語は、見るたびに「あれがあったなぁ」「こんな意味だったなぁ」と思い出せるようにしておきましょう。思い出すほど、覚えて「常識」になりますよ。


AIによるチャットボットの事例はどれか
ア:あらゆる物がインターネットに接続され、外出先から自宅のエアコン操作ができる
イ:コンピュータが様々な動物の画像を学習し、犬と猫の判別ができるようになる
ウ:商品の操作方法に関する質問を書き込むと詳しい人が回答や助言を投稿してくれる
エ:通販サイトで、利用者が求める機能を入力すると、入力内容に応じたお薦め商品を、コンピュータが会話形式で紹介してくれる

「ITパスポート試験 令和元年度問43」より改変

正答はエ。

アはIoTの説明。1回に5問と大変多く出てくるので >>IoT問題対策のNote<< にまとめました。

イは画像識別AIの説明。

ウは「人が解答や助言をしてくれる」ので違います。


サービスデスクでは、利用者からの電話やメールに加え、自動応答技術を用いたリアルタイムかつ会話形式の回答をするツールが活用されている。このツールはどれか。
ア:FAQ
イ:RPA
ウ:エスカレーション
エ:チャットボット

「ITパスポート試験 令和元年度問54」より改変

正答はエ。

アのFAQは「よくある質問」をまとめたコンテンツです。メーカーの公式Webなどにありますね。

イは、定型的業務を自動化・効率化するためのソフトウェアのロボットです。必ず1問でるので >>RPA問題対策のNote<< にまとめました。

ウのエスカレーションは、サービスデスクから上司や専門部署に助言を求める行動です。


ユーザがWeb上の入力エリアに問い合わせを打ち込むと、システムが自動的に会話形式で回答する仕組みはどれか。
ア:レコメンデーション
イ:チャットボット
ウ:エスカレーション
エ:FAQ

「ITパスポート試験 平成31年度問46」より改変

正答はイ。

アのレコメンデーションとは「お薦め」のことです。

Youtubeで動画を見たら、似たような動画が表示されますよね。amazonで「併せてこの商品も買われています」みたいなのも。


まとめ

自然言語処理は、難しいながらも需要幅が大変広いです。

入力がキーボードだろうが音声だろうが、必ず一度は文字・文章になります。実用化では回答・翻訳・創作するなどの多岐に進んでいます。

難しい処理ですが、深層学習(DL)・ニューラルネットワーク(NN)の登場で大きく進展しました。

今後もAI関係の問題は出題され続けるので、>>AI特有技術の問題対策Note<< と併せてぐんぐん得点を獲得していってくださいね。

次の >>AIブームの新用語<< でAIシリーズはラストです。

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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。

でわでわ(・ω・▼)ノシ


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