積水化学女子陸上競技部

積水化学女子陸上競技部セキスイフェアリーズ公式noteアカウントです。「心を一つに、一…

積水化学女子陸上競技部

積水化学女子陸上競技部セキスイフェアリーズ公式noteアカウントです。「心を一つに、一歩一歩前進!」をスローガンに活動する選手たち。彼女たちの想い、陸上競技と向き合い学んだこと、コラムなどを発信してまいります。皆様よりいただく数々の応援に感謝し、挑戦を続けてまいります。

マガジン

記事一覧

世界を目指して/24-25ルーキー道下美槻①

自分で決めた目標。目指したい、未来の姿。 それがいくら高く、大変な道のりだとしても、 全ては、一歩目からしか始まりません。 2024年度の新人選手として、 立教大学か…

陸上競技部の価値を上げる取り組みを/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.2

“強いから応援される”じゃなく関係値作りも大切 ――昨年度は社内向けの健康促進イベントにも取り組みました。感じた効果など教えてください。 野口:元々やりたいと考…

やりたいことが体現できた年/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.1

2022-23シーズンは、駅伝での王座奪還、 個人では世界大会への出場も多かった、 積水化学女子陸上競技部。 しかし、当然すべてが うまくいったわけではありません。 よか…

「この辛い時期があったからこそ」と言えるように/卜部蘭②

昨シーズンを通じてフォーム改善に取り組み、 積み上げてきたものが実戦でどれぐらい通用するか、 3月の海外2レースで、試すことができた卜部蘭選手。 「それを温かい中で…

全力で走れる“嬉しさ”を噛みしめて/卜部蘭①

2月の後半から3月前半にかけて、 オーストラリア・ニュージーランド遠征で 2レースに出場した卜部蘭選手。 動きの改善に取り組みつつ、 少しずつ、それが形になっていく中…

小さな努力が生む、大切な価値

選手が提供できる価値。 それは競技の結果だけではありません。 目の前の人、一人ずつと向き合い、 誰かを笑顔にすること。 自分が何をすれば、 相手に貢献できるのか、知…

今は本当に、純粋に、陸上が楽しい

年が明けて、冬季練習も佳境へ。 春のトラックシーズンに向けて、 それぞれが自身の課題と向き合い、 チャレンジを続けている 積水化学女子陸上競技部のメンバーたち。 こ…

『不安だよね』って気持ちは置いておいて、もう楽しもう

2024年に入り、個人成績も 充実の時を迎えている積水化学。 1月の全国都道府県対抗女子駅伝、 大阪国際女子マラソンを終えて以降、 2/11(日)全日本実業団ハーフマラソン女…

環境のありがたさに当時は気づけなかった/OG座談会②

1997に創設された積水化学女子陸上競技部。 引退した選手の多くは、今も積水化学従業員として、 戦うフィールドを移して活躍を続けています。 ”強い積水化学”の礎を築い…

自分の”居場所を確保する”のが大変だった/OG座談会①

積水化学女子陸上競技部で活躍した数々の選手たち。 セカンドキャリアはそれぞれですが、 引退後に積水化学の従業員として活躍している 選手も数多くいます。 今回は、その…

クイーンズ駅伝優勝に触れて②/ひたむきに強くなりたい

昨年11月末のクイーンズ駅伝で、 2度目の優勝を記録した積水化学。 14人の選手が在籍する中、 実際に走れたメンバーは6人。 半分以上は、何らかの理由で走れませんでした。…

クイーンズ駅伝優勝に触れて①/強い選手を見てるだけじゃなく、学んで実践する

クイーンズ駅伝優勝を飾り、 実業団駅伝日本一に輝いた積水化学。 実際に走ったメンバーは6人。 しかし、このレースを糧にして、 成長したいと願う選手たちは、 他にもいま…

チャレンジできて楽しいマラソンだった

パリ五輪出場権をかけた最後のチャンス、 マラソングランドチャンピオンシップ (MGC)ファイナルチャレンジ。 その戦いは、死闘を物語る結果となりました。 目指した…

強い選手に挑戦したい/佐藤早也伽②

この1年間、初めて日本代表に選出され、 昨年8月の世界陸上ブタペストで マラソンにも挑んだ佐藤早也伽選手。 クイーンズ駅伝2023で大会MVPに選ばれ、 好調をキープする彼…

ここまでの練習がマラソンにもつながる/佐藤早也伽①

1月28日に行われる大阪国際女子マラソン。 大会に向けて、佐藤早也伽選手は、 トレーニングと調整を進めています。 マラソン日本代表として、 世界陸上にも出場した彼女に…

成長して恩返しできるような走りがしたい/田浦英理歌②

積水化学女子陸上競技部に加入して、 約2年が経過した田浦英理歌選手。 しかし、この2年間は怪我もあり、 辛い時期も長くありました。 気持ちを切り替えられたきっかけ「1…

世界を目指して/24-25ルーキー道下美槻①

世界を目指して/24-25ルーキー道下美槻①

自分で決めた目標。目指したい、未来の姿。
それがいくら高く、大変な道のりだとしても、
全ては、一歩目からしか始まりません。

2024年度の新人選手として、
立教大学から積水化学女子陸上部に加入した
道下美槻(みちした みづき)選手。

学生時代、日本選手権を経験した彼女が、
積水化学で陸上を続けたいと思った理由。
それは、「世界で戦いたい」と、
思ったからでした。

柔軟性を生かしたダイナミッ

もっとみる
陸上競技部の価値を上げる取り組みを/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.2

陸上競技部の価値を上げる取り組みを/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.2

“強いから応援される”じゃなく関係値作りも大切
――昨年度は社内向けの健康促進イベントにも取り組みました。感じた効果など教えてください。

野口:元々やりたいと考えていて、コロナでできなくなっていた企画でした。一番は従業員に対して、陸上競技部の価値を上げて応援してもらいたいと考えた時、我々に何ができるか。それをイベントにした経緯があります。選手自身が、全部じゃなくても、自分たちで主体的にプログラム

もっとみる
やりたいことが体現できた年/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.1

やりたいことが体現できた年/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.1

2022-23シーズンは、駅伝での王座奪還、
個人では世界大会への出場も多かった、
積水化学女子陸上競技部。

しかし、当然すべてが
うまくいったわけではありません。
よかったこと、できなかったこと。
それをしっかり受け入れて、
また先のステップへと進むことが大切です。

健康促進イベントなど、チームとして
新しい施策にも取り組んだ1年を、
野口英盛監督・横田真人コーチが
振り返ります。

一年を

もっとみる
「この辛い時期があったからこそ」と言えるように/卜部蘭②

「この辛い時期があったからこそ」と言えるように/卜部蘭②

昨シーズンを通じてフォーム改善に取り組み、
積み上げてきたものが実戦でどれぐらい通用するか、
3月の海外2レースで、試すことができた卜部蘭選手。
「それを温かい中で試せたのは大きいなと思っています」
と、春からのトラックシーズンに向けて準備を進めています。

みんなが最大限に集中する特別なレースここからはグランプリシリーズ
などが入ってくるため、
今後は今までの手応えを
結果に結び付けなければいけ

もっとみる
全力で走れる“嬉しさ”を噛みしめて/卜部蘭①

全力で走れる“嬉しさ”を噛みしめて/卜部蘭①

2月の後半から3月前半にかけて、
オーストラリア・ニュージーランド遠征で
2レースに出場した卜部蘭選手。

動きの改善に取り組みつつ、
少しずつ、それが形になっていく中、
彼女自身も手応えと、
痛みなく走れる”嬉しさ”を感じています。

今までなかった感覚での走り昨年の夏以降、日本選手権を回避して、
怪我の回復、フォーム改善に取り組んできた卜部選手。

身体に負担がかからないように、
走る時にどの

もっとみる
小さな努力が生む、大切な価値

小さな努力が生む、大切な価値

選手が提供できる価値。
それは競技の結果だけではありません。

目の前の人、一人ずつと向き合い、
誰かを笑顔にすること。
自分が何をすれば、
相手に貢献できるのか、知ること。

そこから生まれる学びや繋がりは、
きっと競技でも人生においても、
本人の財産となるはずです。

一年の活動の集大成2023年度、1年を通して社内向けに
運動イベントを企画・開催してきた
積水化学女子陸上競技部。

皇居ラン

もっとみる
今は本当に、純粋に、陸上が楽しい

今は本当に、純粋に、陸上が楽しい

年が明けて、冬季練習も佳境へ。
春のトラックシーズンに向けて、
それぞれが自身の課題と向き合い、
チャレンジを続けている
積水化学女子陸上競技部のメンバーたち。

この冬の各種レースでも、多くの選手が
上位に入りました。
中でも、森智香子選手は、
2/11全日本実業団ハーフマラソン10kmで1位(32'51")
2/25福岡クロカン2024 シニア2kmで3位(6'38")
と好調をキープします。

もっとみる
『不安だよね』って気持ちは置いておいて、もう楽しもう

『不安だよね』って気持ちは置いておいて、もう楽しもう

2024年に入り、個人成績も
充実の時を迎えている積水化学。

1月の全国都道府県対抗女子駅伝、
大阪国際女子マラソンを終えて以降、
2/11(日)全日本実業団ハーフマラソン女子10km
 1位 森 智香子 32'51"
 3位 佐々木 梨七 32'53"
2/19(月)アジア室内陸上(イラン) 女子3000m
 1位 山本 有真 9'16"71
2/25(日)福岡クロカン2024 
・日本選手権

もっとみる
環境のありがたさに当時は気づけなかった/OG座談会②

環境のありがたさに当時は気づけなかった/OG座談会②

1997に創設された積水化学女子陸上競技部。
引退した選手の多くは、今も積水化学従業員として、
戦うフィールドを移して活躍を続けています。

”強い積水化学”の礎を築いた3人に、
今はどんな形で陸上競技部に関わっているか、
引退した選手だからこそ伝えられる、
現役選手たちへのメッセージなどを聞きます。

今のチームは”令和”って感じがする――今は、こんな風に陸上競技部を支えています、というのはあり

もっとみる
自分の”居場所を確保する”のが大変だった/OG座談会①

自分の”居場所を確保する”のが大変だった/OG座談会①

積水化学女子陸上競技部で活躍した数々の選手たち。
セカンドキャリアはそれぞれですが、
引退後に積水化学の従業員として活躍している
選手も数多くいます。
今回は、その中から同時期に活躍した3名が集まり、
現役時代のエピソード、社員になった時の苦労、
応援する側になった今、外から見た陸上競技部は、
どんな違いがあるかを聞きました。

道筋を立てるようになって変わった――それぞれ、現役時代の専門種目を教

もっとみる
クイーンズ駅伝優勝に触れて②/ひたむきに強くなりたい

クイーンズ駅伝優勝に触れて②/ひたむきに強くなりたい

昨年11月末のクイーンズ駅伝で、
2度目の優勝を記録した積水化学。
14人の選手が在籍する中、
実際に走れたメンバーは6人。
半分以上は、何らかの理由で走れませんでした。

走れなかった理由は、人それぞれ。
ただ、抱えている想いは同じ。
このレースを経験して、
次のステップに進もうとしているのは、
みんな一緒です。

実践的なレースを走れたことをプラスに在籍1年目となる荒井優奈選手、
山賀瑞穂選手

もっとみる
クイーンズ駅伝優勝に触れて①/強い選手を見てるだけじゃなく、学んで実践する

クイーンズ駅伝優勝に触れて①/強い選手を見てるだけじゃなく、学んで実践する

クイーンズ駅伝優勝を飾り、
実業団駅伝日本一に輝いた積水化学。
実際に走ったメンバーは6人。
しかし、このレースを糧にして、
成長したいと願う選手たちは、
他にもいます。

私たちが力をつけないとチームの戦力も上がらない1/21(日)に選抜女子駅伝北九州大会を走った、5人の選手。

その中でも、キャプテンを務める長澤選手、
そして1年目を終えようとしている松本選手は、
1/14(日)の全国都道府県

もっとみる
チャレンジできて楽しいマラソンだった

チャレンジできて楽しいマラソンだった

パリ五輪出場権をかけた最後のチャンス、
マラソングランドチャンピオンシップ
(MGC)ファイナルチャレンジ。
その戦いは、死闘を物語る結果となりました。

目指したのは「納得できる走り」1月28日に行われた大阪国際女子マラソン。
佐藤早也伽選手は、前日の会見で、
「目標を達成して、それが五輪など大きな舞台に
つながればいいなと思います」と発言。
「納得できる走り」を第一目標に、
スタートラインに立

もっとみる
強い選手に挑戦したい/佐藤早也伽②

強い選手に挑戦したい/佐藤早也伽②

この1年間、初めて日本代表に選出され、
昨年8月の世界陸上ブタペストで
マラソンにも挑んだ佐藤早也伽選手。

クイーンズ駅伝2023で大会MVPに選ばれ、
好調をキープする彼女は、今週末、
1月28日(日)の大阪国際女子マラソンに
照準をあわせて、トレーニングを進めています。

自分の弱い部分が見えたこれまでマラソンのトレーニング期間中は、
疲労や軽い足の痛みなどで、
ポイント練習をスキップするな

もっとみる
ここまでの練習がマラソンにもつながる/佐藤早也伽①

ここまでの練習がマラソンにもつながる/佐藤早也伽①

1月28日に行われる大阪国際女子マラソン。
大会に向けて、佐藤早也伽選手は、
トレーニングと調整を進めています。

マラソン日本代表として、
世界陸上にも出場した彼女にとって、
この1年間は、より成長する
期間となりました。

力不足を感じた世界陸上昨年の大阪国際女子マラソン2023は、
途中で転倒し、19km付近まで走るも途中棄権。
佐藤選手本人が「調子も良かったので
最後まで走り切りたかった」

もっとみる
成長して恩返しできるような走りがしたい/田浦英理歌②

成長して恩返しできるような走りがしたい/田浦英理歌②

積水化学女子陸上競技部に加入して、
約2年が経過した田浦英理歌選手。
しかし、この2年間は怪我もあり、
辛い時期も長くありました。

気持ちを切り替えられたきっかけ「1年目は、正直、精神的にもきつくて、怪我で走れないし、色々思うことがありました。やめようかなと思ったこともありました」

1年目はクイーンズ駅伝前に恥骨を疲労骨折。
その後、練習に復帰しますが、
走り始めた矢先に今度は膝を疲労骨折。

もっとみる