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二人で掴んだ自己ベスト

助け合い、お互いに刺激を与えあって
成長していくチームメイトや同僚。
その存在は、自分自身を一歩前に進める、
きっかけをくれます。

作戦がハマりました(笑)

先週末19日(日)に国立競技場で行われた、
セイコーゴールデングランプリ陸上2024。
5000mに出場した楠莉奈選手と田浦英理歌選手は、
外国人選手が4人先行する中、
第三集団の先頭に立ってリードします。

しばらくトップを走っていたのは楠選手。
残り1000mになって、楠選手が一人抜いて5位へ。
その真後ろを走っていた田浦選手も、一緒に前へ出ます。

そして残り2周。田浦選手が楠選手の前へ。
レース終盤で、集団をひっぱる役割をこなします。

さらに、残り1周になると楠選手と田浦選手が同列に。
最後の一周はスパート合戦となり、
走り勝った楠選手が、6位でフィニッシュ(15分23秒89)。
その直後に、約1秒遅れて田浦選手がフィニッシュ。
7位に入った田浦選手は、15分24秒37の自己ベスト更新となりました。

レースを終えた楠選手は、田浦選手の前で、語ります。
「ラスト2周がちょっときつかったです。でも(脚を)動かさなきゃいけないって思って、後ろに(田浦選手が)いたから『行ける?』って言って、行ってもらって…」

「ラスト100mで、ちぎればいいやという作戦がハマりましたー!(笑)」

とおどけます。

田浦選手は
「くそー(笑)」と悔しがるのでした。

2人で走れて「ありがたかった」

そんなやりとりがあった後に、
チームメイトへの純粋な
感謝の気持ちを口にする楠選手。

「やっぱりタイムも必要だったので、一緒に行く子がいて良かったです。中間走は少しペースが遅かったですが、今日は集団につきながらしっかり自分でレースを作って終われので、良かったかなと思います」。

そして、このレースで自己ベストを更新した田浦選手。
彼女もまた、楠選手の存在が、
タイムを伸ばす大きな要因になったと言います。

「実は、大会前はあまり状態が良くなかったんですけど、 目標も切れて自己ベストも出せたので良かったです。(楠選手がいてくれて)ありがたかったです。ホントに」

そう、笑顔で語りました。


レースの後、勝負の悔しさも残しながら、
2人で掴んだ好タイムと自己ベスト。

刺激しあいながら助け合えるチームメイトとともに、
次は日本選手権という大きな目標に向けて、
それぞれ努力を積み重ねていきます。


文・写真:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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