積水化学女子陸上競技部
今シーズンに入って、好調を キープしている佐々木梨七選手。 日本選手権出場、ホクレンでは 3000m自己ベスト更新。 昨年は怪我に悩まされましたが、 今年は順調に結果を残しています。 「今年はあまり怪我をしなくなって、すごく充実してるように感じています」と、本人も手ごたえを感じています。 真剣勝負の経験 佐々木選手は、今年でチーム在籍3年目。 昨年のクイーンズ駅伝優勝から、 ここまで良いコンディションをキープ できていることが、成長の理由のひとつです。 「去年は駅伝には
この1年で大きく伸びた選手のひとり。 積水化学女子陸上競技部のなかでも 佐々木梨七選手は、シーズン前半の好調ぶりからも、 そう評価して良いでしょう。 もう少し速く走りたかった 6・7月に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジ。 佐々木梨七選手は3000mと5000mに出場。 3000mでは見事に9分06秒32で、自己ベストを更新しました。 しかし、喜びを感じつつも、”もっと走れたはず” との悔しさが、より強く残ります。 「3000mは自己ベストを出せそうという感覚があっ
幼少期に見た、憧れの世界。 そのスタートラインに立ってみて、 改めて感じたのは、周囲の人への感謝。 そして、厳しさを再認識して、 次の舞台へ向けた研鑽が始まります。 目指した二つの目標7月15日~24日まで、アメリカのユージンで行われたオレゴン世界陸上。 卜部蘭選手は1日目、女子1500mに登場。 予選1組に出場しました。 オリンピックの記録(4分07秒90)を超えること、 そして、準決勝進出を目標に臨んだレース。 卜部選手は集団中盤、8番手前後でレースを進めます。 し
夏のトラックシーズンと 冬の長距離シーズンをつなぐ、 ホクレン・ディスタンスチャレンジ。 今年は20周年記念。6月22日に初戦となる 記念大会が行われて、以降は北海道の各地を転戦。 7月16日の千歳大会で幕を閉じました。 冬の駅伝に向けて、ターニングポイントとなる大会。 積水化学のメンバーも、去年この大会で多くの 選手が自己ベストなどをマーク。 成長を確認して、駅伝への弾みがついた、 そんな意味合いも含んだ大会です。 今年も各メンバーは、自己ベストを連発。 実りの多い大会
緊張の受け止め方は、人それぞれ。 緊張で身体がかたくなる人もいれば、 本領発揮のため必要なものと捉える人もいます。 いずれにしても、重要なのは、 それを力に変える、ということでしょう。 練習通りにはできた7月3日(日)の日体大長距離競技会に 出場した田浦英理歌選手。 3000m3組に出場すると、 2000mまでは集団について対応。 最後の1周でペースをあげて、 1着でフィニッシュ。 9分21秒26の自己ベストを更新しました。 ある程度、狙った成果を得たレース。 その中でも
企業スポーツという言葉が、 いつからか使われるようになった日本。 アスリートを社員として雇用し、共に頑張る。 スポーツで戦う選手の姿を見て、 従業員のモチベーションをあげる。 そんな効果を、企業側は期待します。 選手に求められるのは、 自身の挑戦する姿によって、 会社に何か良い効果をもたらすこと。 努力して強くなる、その過程も重要です。 ただ、選手たちの姿を見て、 とある社員は語りました。 「選手たちが走っている姿を見て誇らしくなりましたし、逆に選手が誇れる会社でありたい
「思うような走りができないのは、自分の弱さや力不足。これから弱い自分を変えていけるように取り組みます」 日本選手権の2つのレースを終えて、 佐藤早也伽選手はそう語りました。 5月の10000m、6月の5000mと 日程をずらして行われた 今年の日本選手権、長距離種目。 佐藤選手は2試合共に 出場しましたが、目標には届かず。 「粘りのレースができずに悔しい」と振り返りながらも、「もっと強い選手になれるように取り組んでいきます」と誓いました。 前の集団で挑戦5月7日に行わ
結果は結果、出たら変えようがありません。 どれだけの実力者も、負けは負け。 現実を受け止めて、歯を食いしばって、前に進むだけ。 そんな時にこそ、競技者として、人として、 本当の強さが問われるのだと思います。 先週末に行われた陸上日本選手権。 積水化学からは5選手が参加。 その中で、卜部蘭選手は、 800mと1500mの2冠を目指し、 レースに出場しました。 しかし、結果は800mで6位(2分07秒16)、 1500mでは8位(4分17秒77)。 目指した目標には、届きませ
今週末、6月9日(木)~12日(日)まで、 大阪・ヤンマースタジアム長居にて 開催される日本選手権。 積水化学女子陸上部からは、卜部蘭(800m、1500m)、森智香子(1500m・5000m・3000mSC)、道清愛紗(1500m)、佐藤早也伽(5000m)・佐々木梨七(5000m)の5人が出場します。 目指すもの、出場する目的は、 選手によってそれぞれ違います。 ただ、積水化学が目指すのは、 どの種目も"際立ち"、"強さを見せる"こと。 その想いは、決して負けないよう
「やはり国立競技場に観客が入っていると、私だけじゃなくて、選手の気持ちが高ぶると思います」 セイコーゴールデングランプリ陸上2022東京。 1500mを走り終えた後、 卜部蘭選手はそんな言葉で、 レースの印象を表しました。 聞こえた、温かい拍手 5月8日(日)に行われた セイコーゴールデングランプリ。 昨年の東京五輪以来、 初となる国立での陸上国際大会。 前日の日本選手権10000mに続き、 久々の国立競技場での有観客開催となりました。 応援自粛の中でも聞こえた、温か
「今日は3000mまで走れたので、残り2000mで周りの選手にどれだけくらいつけるかが大事だと思っています」 東日本実業団陸上の3000mを走り終えた、 佐々木梨七選手は自信の課題をそう話しました。 届かなかった目標 大会前週の5/7(土)、東京での 日本選手権10000mを走った佐々木選手。 レースの前半は10位前後、 第二集団の後方でついていきました。 しかし、少しずつ苦しくなると、 レース中盤で集団を離脱。 結果は、33分18秒69の13位。 思ったような結果で
新しいこと、苦手なことに 挑戦するのは簡単ではありません。 前より評価を下げるかもしれない、 失敗するかもしれない。 そんな不安がつきまといます。 でも、チャレンジした先に、 より多くの可能性が広がっている。 それを信じて、人は新たな一歩を 踏み出すのでしょう。 今日走ったことはまた次につながる 5月に行なわれた、日本選手権10000mと 翌日に行われたセイコーゴールデングランプリ。 そして、その翌週に開催された東日本実業団陸上。 森智香子選手は、複数のレースに出場。 特
新社会人となって一変する環境。 その中で生まれる自覚。 競技に対する捉え方も変わる中、 自分の意識も変えていく必要があります。 2022年度の新人選手、 中距離中心の道清愛紗選手と 長距離の田浦英理歌選手。 彼女たちもまた、新たな環境に慣れながら、 目標を明確にして、未来に希望を抱きます。 その想いを聞きました。 自分で考えなければいけない ――社会人になって1ヵ月ですが、感じていることは? 道清:今後は仕事として走るので、結果を出すのが大事だと感じています。すでに1
新社会人として踏み出した第一歩。 その新たな挑戦には、 少なからず不安もあるかもしれません。 でも、それ以上に大きな期待と希望が、 まだ見たことのない世界には広がっているます。 2022年度の新人選手として、 積水化学女子陸上競技部に加入した二人。 1500mなど中距離を主軸とする道清愛紗選手と 5000mなど長距離メインの田浦英理歌選手。 彼女たちもまた、新たな挑戦の中で、 自分たちの限界や未来を追い続けていきます。 その一歩目までの経緯、 新たな世界での発見について、
2年目に入って安定してきた 積水化学女子陸上競技部×TWOLAPSの協力体制。 選手それぞれのチャレンジを受けて、 野口英盛監督と横田真人コーチにとっても ステップアップが求められる年。 チームが目指す理想像、 これから取り組みたいことに関して、 二人が想いを言葉で交わします。 ――積水化学×TWOLAPSの取り組みも、安定してきた感があります。今後はどういったフェーズに入りますか? 横田:この距離感がお互い落ち着きつつありますね(笑)。鍋島が夏合宿に行きたいと言ってき
長いようで短い1年のスパン。 2020年1月1日。 積水化学女子陸上競技部が、 中長距離特化型のクラブチーム「TWOLAPS」と 選手コーチング・マネージメントに関する 契約を締結して、2年が経ちました。 手探りの中で始めた協力体制も、 ひとつの形になり、 成果に繋がった2年目。 積水化学女子陸上競技部と TWOLAPSの一年を、 野口英盛監督と横田真人コーチの 二人が振り返ります。 個々が“際立つ”レベルに行きたい――昨年度は悲願の駅伝初優勝を達成しました。シーズン