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世界を目指して/24-25ルーキー道下美槻①

自分で決めた目標。目指したい、未来の姿。
それがいくら高く、大変な道のりだとしても、
全ては、一歩目からしか始まりません。

 2024年度の新人選手として、
立教大学から積水化学女子陸上部に加入した
道下美槻(みちした みづき)選手。

学生時代、日本選手権を経験した彼女が、
積水化学で陸上を続けたいと思った理由。
それは、「世界で戦いたい」と、
思ったからでした。

柔軟性を生かしたダイナミックな走り

800m~5000mまでこなす
道下選手ですが、専門は1500m。
その走りの強みは、
柔軟性あるダイナミックな走りです。

「今までも、記録がいい時や”ハマったな”と思えるレースは、股関節から大きく脚を動かして、柔軟性を生かした走りができた時に自己ベストが出ていました。そういうダイナミックなところに注目してもらえると嬉しいです」

先輩の卜部蘭選手のような「ストライドが
長く跳びはねるような走りですか?」と聞くと、
「蘭さんの場合、足が長いので(笑)」と笑う彼女。

「関節を動かしてグイグイいくような、可動域を生かした走りがうまくできた時は、自分でも納得できる走りになるので、それを目指しています」
と、現状の理想的なフォームを話します。

自分に合った競技のスタイルを突き詰めたい

道下選手が積水化学入社を決めたきっかけは、
世界への挑戦がベースにあります。

大学1年生の2月。19歳から
中長距離専門のトラッククラブ「TWOLAPS」に
参加している彼女。その活動の中で、
たくさんの学びがありました。

「高校時代までは、先生に言われたこと“しか”やってこなかったんですけど、大学が自分たちでメニューを考えたり、合宿の企画もする学校でした。そこで、自分と向き合う時間が増えて、自分にあったやり方やスタイルがわかるようになってきました」

「そうしたら、大学1年生の時に初めて日本選手権に出場できたんです。高校の時も目指してはいましたけど、自分で考えるようになり、結果も出て、それが自信にもつながった。その時は、決勝まで残れて9番だったんですけど、初めて(卜部)蘭さんや田中(希実)さんと一緒に走ったんです。それ以降、『日本選手権に出ること』が目標だったのが、『もっと上で戦いたい』『オリンピックを目指したい』と思ったんです」

その想いを、TWOLAPS代表の横田コーチに伝えて、
「めちゃくちゃ心配でした(笑)」けど、
道下選手は、日本代表クラスの選手たちと一緒に
トレーニングを重ねるようになりました。


それらの経験が、結果的に積水化学入りを
決める要因になったと言います。

「TWOLAPSって自主性というか、自立した選手が多いんですよね。私も今まで知らなかった自分の引き出しみたいなものが増えて、どんどん自分に合った競技のスタイルが確立できていると感じています。それを突き詰めて、自分も世界で戦いたかったので、TWOLAPSと積水化学で競技を継続したいなと思いました。あとは野口(英盛)監督が、私の夢を伝えたら『一緒に頑張ろう』って言ってくれて。その元で頑張りたいなと思ったのも理由のひとつです」

そして今、世界へと続く道の一歩目を
道下選手は踏み出したのです。

➡②に続く


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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