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「カルチャーマッチ採用」とは?長期で活躍してくれる人材獲得戦略

今回は、採用ミスマッチを防止し長く活躍する人材を獲得するために必要な「カルチャーマッチ採用」ついてご紹介します。

労働人口の減少により、企業の人材不足による採用競争は年々激化している傾向にあります。

海外から労働人口を確保することで人材を賄う国の試みも始まっていますが、企業として重要視したいのが「カルチャーマッチでの、長期活躍人材の獲得」ではないでしょうか。

一昔前よりかはかなり働きやすい環境整備がされてはきましたが、入社後の離職率は新卒・中途ともに30%と依然として変化がない状況です。

この課題解決の糸口となるのが、「カルチャーマッチ採用」ではないかと見ています。

カルチャーマッチ採用とは?

カルチャーマッチ採用とは、企業文化に対する適応度の高い人材採用を指します。

いくらスキルが高い経験者を採用できても、その人材が社風に馴染めず力を発揮できなかったり、離職してしまうケースも少なくありません。また、早期離職は採用や育成にかかったコストを考えると、会社にとっては大きな損失になります。

また、ミレニアル世代やZ世代の求職者は価値観も多様化してきており、転職や就職時の軸として企業の社風や文化を重要視しする傾向が増えてきてます。

このようなミスマッチを防ぐためや、求職者により長く活躍してもらうためにもカルチャーマッチ採用行う会社が増えてきています。

カルチャーマッチ採用のメリット

①採用ブランディングの向上

カルチャーマッチを取り入れることで、企業文化も強固になり、企業文化に沿った一貫性のある魅力発信がしやすくなります。魅力をアクティブに発信することで、採用ブランディング向上に繋がります。

②採用ミスマッチの防止・早期離職の抑制

カルチャーマッチを採用の基準として取り入れることで、候補者には早い段階で企業風土や会社の雰囲気に馴染むこともできます。カルチャーマッチした人材採用ができれば、入社後の「思っていたイメージと違った」「なんか自分とは合わない」といったミスマッチでの不満を抑えることができます。また、カルチャーマッチでの採用は早期離職を抑えられます。

③生産性の向上
カルチャーマッチしていると企業やチームと共通の価値観のもとで業務に取り組むため、一体感を醸成することができ、モチベーションや生産性を向上させることができます。

カルチャーマッチ採用を導入するポイント

カルチャーマッチ採用を導入する際のポイントとして

・現状を整理し、自社カルチャーを理解する
・自社カルチャーを言語化する
・応募者カルチャーを理解する
・自社カルチャーと応募者カルチャーを比較する

・現状を整理し、自社カルチャーを理解する

会社独自の色や、ルール、価値観を、現場のメンバーとヒアリングを重ね、一度整理してみましょう。整理して出てきた要素をもとに自社カルチャーきちんと定義し、今一度自社カルチャーを理解してみましょう。

・自社カルチャーを言語化する

カルチャーマッチ採用の導入において、採用担当者や募集ポジションのメンバーが、自社カルチャーを正しく理解している必要があります。
なので自社カルチャーを言語化し、全社員が共通認識として把握しておくことで、どのメンバーが面接を対応しても、自社カルチャーと応募者との価値観のマッチ度を適切に判断することも可能となります。

・応募者カルチャーを理解する

応募者がどんな価値観を持っているのか、どのような想いを持って働いていきたいのか、仕事に何を求めているのかをきちんと面接等でヒアリングし、理解を深めていきます。

・自社カルチャーとのマッチ度を比較する

応募者の価値観を把握することで、自社の定義したカルチャーと応募者のカルチャーのマッチ度を比較することができます。

自社カルチャーとは適合しない考え方を持っている応募者の場合、パフォーマンスを十分に発揮できない可能性があります。ですが、カルチャーが完全に一致するケースは珍しいため、あまりこだわりすぎてしまうと、採用機会の損失にもつながります。

カルチャーマッチ採用を判断する際は、応募者と自社の共通項目や、似通っている部分がどの程度あるのかをみていきましょう。

「成長への考え方」「仕事への想い」という観点で、比較検討していくとカルチャーマッチできる部分が多くなります。また、自社社員として外せない価値観を定め、そこから応募者を評価していくと、大きなミスマッチを防ぐことができます。

まとめ

カルチャーマッチを重要視しすぎると、人材の同質化が進み、多様性が失われてしまうこともあります。組織は人の集合体でできていて、人は常に変化します。

その変化に合わせて、多様な人材が入っていけるような、柔軟なカルチャー作りもまた重要になってきます。

また、そんなに難しく考えずシンプルに「ここだけは譲れない」といった価値観を決め、その価値観さえ満たしていればOKと判断するのもいいでしょう。

カルチャーマッチを過大評価しすぎずに、スキルマッチと適度なバランスで採用基準を設けていきましょう。


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