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チームが弱いのは監督のせいなのか?悩める横浜F・マリノス。今季J1で12位と低迷中。監督交代論まで。プロ野球の西武は監督が交代しても効果ないが…

チームが低迷しているのは監督の責任だろうか。サッカーJ1で横浜F・マリノスが12位と、もがいている。リーグ戦では4年ぶりとなる3連敗を喫した。監督交代を求める声もヒートアップしているが、それで問題は解決するのだろうか。プロ野球の西武は今季最下位に苦しみ監督が交代したが、事態は改善されていない。マリノスよ、ここが正念場だ。

3日にニッパツ三ツ沢球技場で行われたホームゲームの鳥栖戦。前半をスコアレスで終了。後半9分、相手に縦パスをつなげられ、先制点を献上してしまった。これが鳥栖の決勝点となった。

マリノスはリーグ3連敗。これは2020年10月~11月以来、約4年ぶりの屈辱だ。昨季J1で2位だったチームが、今季21試合を終えて12位と低迷している。

6月29日に東京ヴェルディとの伝統の一戦に敗れた際にも、ブーイングが鳴り響き、SNSには指揮官のハリー・キューエル監督の解任を求めるワードがトレンド入りする事態に。

では監督交代すれば、事態は改善されるのだろうか。プロ野球の西武を思う。主砲の山川穂高選手がFAでソフトバンクへ移籍。人的補償で当初はホークスのベテラン和田毅投手を獲得するプランがあったが急きょ取りやめとなり、別の投手獲得に変わった。

攻撃力が弱まった西武は今季最下位に低迷。松井稼頭央監督が休養という形で指揮を離れ、渡辺久信GMが監督を兼任することとなった。

シーズン中の監督交代は西武の歴史で3度目。45試合目は球団最速となった。ただ、監督交代の「魔法」はチームを活性化させず、7月3日段階で西武は最下位のまま。首位ソフトバンクとは27ゲーム差も離されている。

では、マリノスにとっての課題は何だろうか。過密日程が一因にあると思う。通常のリーグ戦のほかに、アジアチャンピオンズリーグを戦った。昨年から今年にかけて、アジアの舞台でマリノスは決勝まで勝ち進み、準優勝に輝いている。

一方で、選手の疲労はピークに来ているのではないか。国内のリーグ戦と海外遠征を伴うアジアの戦い。この両立は難しい。

監督が低迷の一因にあることは否定できない。それでも、指揮官交代で万事問題解決かどうかは疑問だ。

Jリーグの好ましいことは、クラブに問題があった場合、サポーター側と話し合いをすることだ。

今回の低迷について、クラブとサポーター側が話し合い、クラブ側は今季のビジョンについて、どう考えているのかをしっかり伝えてほしい。

もがくマリノス。カモメは空高く飛び立たないと。そのためにも、クラブとサポーターがガッチリとタッグを組んでほしい。

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