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2023年11月の記事一覧

星の輝く夜に 《詩》

星の輝く夜に 《詩》

「星の輝く夜に」

君の素敵な夢が僕に届く時 

小さな星は輝き始める

君の胸の中で選んだ答えなら

必ず叶うよ その大切な想い

溢れる夜がふたりを包み込み

僕は君の輪郭を指先で優しくなどる

誤魔化した気持ち 残る後悔

もう直ぐ傍に来てるよ 
迷わなくていい

星の輝く夜 笑顔が揺れる感じ 

そう そんな無邪気な君が好き

今夜なら 
きっと素直になれそうで

僕の夢が君に届く時 

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コンビナート タウン 《詩》

コンビナート タウン 《詩》

「コンビナート タウン」

あん時 
ぶっ潰しに行ったよな群青の空

通りの先はドンツキの壁  

わかってた事は

ただ 吐く息が白かった

流れ星が落ちた場所 

国道走り追いかけた

王様だとか神様は知らないけど

お前には触れる事が出来る

帰らない夜にサヨナラのキスを

そう言って口付けた 
お前の手のひら 

群青の夜に溶けて行った白

何も無いけど感じてる 

二人きりの世界 

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モノクロ 《詩》

モノクロ 《詩》

「モノクロ」

言葉の殺人 流れ崩れ落ちる様

次元を超えた常識の外側 

数々の帳尻合わせ
煙の向こう側に消えた

時間で支配されたモノクロの世界

シラフじゃ超えられない事柄

望みを拒む風が
壁となり立ちはだかる

取り損ねた金 闇に消える灯り 

重圧と向き合う日々

殴る様に書き続け 
ひたすらに巻き火を付ける

置き去りに
出来ないままの言葉が徘徊

過ちに染まる過去に学べば
自ずと向

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枯葉の様に 《詩》

枯葉の様に 《詩》

「枯葉の様に」

小さな幾つもの枯葉が

道路傍に留まり静かに息づいてる 

時折 

吹き付ける風に
斜面を彷徨い立ち止まり振り返る

どす黒い顔をした

浮浪者が寒さに震え
ガード下でうずくまっていた

シンナーを吸って
意識を飛ばした少年

路地裏で性器を売っていた少女

降り始めた雨 

アスファルトを黒く輝かせ

其処にある全てのものの色彩を
くっきりと映し出していた

僕の感情は音も無

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