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マーケティング 人と社会の幸福を実現する

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#UX

マーケティング 価値を考える:女子高生はなぜドトールにいないのか.2

先日、名古屋の金山駅で、ドトールコーヒーに立ち寄ったときのこと、、、女子高生さん、いました。

いきなりタイトルと違ってしまいましたが、、、彼女たちは「映え」には興味がないようで、隣同士、問題集のつきあわせをしていました。

さて今回は、前回からの続きです。

前回は「情緒的価値」に着目して説明しましたので、今回はもう少し具体的に考えたいと思います。

・情緒的価値の事例
親しいダイニングバーでの

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マーケティング 価値を考える:女子高生はなぜドトールにいないのか.1

先日、打ち合わせで町中のスターバックスへ行くとかなり混んでいて騒がしく、打ち合わせにはちょっと向かないようでした。待ち合わせていた方がちょうど来たので、すぐ近くの、異なるチェーン店のカフェへ。
こちらはそれほど混んでおらず、さわがしくもなかったので、打ち合わせをすることができました。

僕は普段、カフェ・ド・クリエやドトールコーヒーをちょくちょく利用します。
以前は喫煙席があったこともありますが、

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モノからコトの再確認2 「モノからコト」の本質

前回、「モノからコトの再確認」では、「モノ」と「コト」の関係性について考えました。しかし前回の考察以後、さらに考えてみると、実は私達の身の見回りにあるモノの発展を考えることで、「モノからコト」のこれからが見えてくるように思います。

そのため今回は、前回の続きを、製品の変化から考えます。

・製品の発展から考える「モノからコト」
前回述べたように、20世紀は、生活が機械化されるという大きな変化の時

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顧客満足を考える3 モテる男はUXを語る

前回UXとはどんなものかについて、かなり大雑把に記しました。
お客様の企業の課題について考えていて、思い出したことがあったので、今日はその事例を紹介したいと思います。

その1:文学者はモテる
僕が経営学部に勤務していた時、委員会の先生方と飲みに行った時の話です。
経営学部の教員の集まりなので、ついつい専門分野の話になってしまいがち。周りから見ればちっとも面白くないでしょう。そこにお一人、口承文学

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顧客満足を考える2 やさしいUX(ユーザーエクスペリエンス)の考え方

顧客満足を考える2 やさしいUX(ユーザーエクスペリエンス)の考え方

マーケティングに限らず、経営学全般において顧客満足は重要な考え方です。例えば企業のコア・コンピタンスを有効に活用するためにも欠かせない視点です。顧客満足を考える上で、例えばマーケティングでは、一般的にユーザー・モデル(ペルソナマーケティングという言い方をされます)やカスタマージャーニーマップなどを使用します。近年ではUX(ユーザー・エクスペリエンス)が重視されるようになりました。日本語では「ユーザ

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